ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary 現代ギリシャの習慣
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聖木曜日はイースター・エッグを染める日
2009-04-17 Fri 06:11
晴れ 少し肌寒い

復活祭を目の前にして、今日、聖木曜日に、復活祭のための卵を染めるというのが習慣のギリシャ。
私もお義母さんと一緒に卵をゆでて、夕方うちの分の卵を染めてみた。

余裕のある年は小さな筆で絵を描いたりするのが好みなのだけれど、今年はただ染めるものと、子供の喜びそうなキャラクターものを貼り付けるタイプの二種類。

オーソドックスなギリシャの卵の染め方は、お湯にお酢と一緒に染料を溶かすタイプのもので、一番基本の色は鮮やかな赤。他に青や緑、黄色がバリエーションで選べる。一番オーソドックスでお義母さんが愛用している、イースターエッグの染料。
お義母さんはそれを今年も作っていたので、私はちょっと変わった色合いにしてみたくて、艶のあるパステルカラーっぽい染料を初めて使ってみた。

基本的に、卵は白いものが染まりやすく、色の濃い卵は染まりにくいという。
卵がいけないのかどうか、この染料はムラがでてしまったけれど、とりあえず終了・・・。
ちょっと気分を変えて、今年は変わった色で染めてみた、うちのイースター・エッグ

お子様向けのデザインが卵に貼りつくタイプのものは、袋状になった模様入りのナイロンの中に、卵を入れて、熱いお湯につけるだけ。とっても簡単に卵にぴったりと貼り付くのだけれど、今年はその柄にスポンジ・ボブ、バービー、ドーラなどが売られていて、セットの中には水でやわらかくすると貼りつくシールのような柄や、普通のシールも入って至れり尽くせり。イースターエッグに貼り付ける絵柄がナイロン状になったセットで、一つはうちの子供が、喜びのあまりすぐ落書きをしてしまったスポンジ・ボブ。もう一つは女の子用でバービー。

うちのはスポンジ・ボブが大好きなので、出来た卵に、「ボブ!ボブ!」と言ってはしゃいでいたけれど、復活祭までは食べないこの卵を割られては困るので、今日はシールで遊んでもらった。
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ギリシャ風占い?
2009-04-09 Thu 06:52
まだ未婚の人でも、結婚している人でも、将来子供が何人できるか、できるなら女の子か男の子かというのを知りたいなあと思うのは、世界のどこでも共通している。

ギリシャには、まだまだ迷信のようなものもたくさん残っていて、例えば、昨日子供のオムツをお義母さんと一緒に変えていたら、「だめ!」といわれた内容はこれ。
靴下をお義母さんがはかせようとしていたので、さっさと終わらせようともう一方の足に私が靴下をはかせようとしたら、同時に二人の人が靴下をはかせるのはよくない、という。
「一体、誰から聞いたの?」と笑って聞いたけれど、それは覚えてないらしい。

他にも最近聞いたのは、卵を夜に人に譲るのはよくない、というやっぱり理由のわからない迷信。
ギリシャでは田舎のある人が、鶏がたくさん産んだ卵を知り合いや近所におすそ分けしてくれる。自然の環境で育っている鶏の卵は、「ホリアティコ・アヴゴ」と呼ばれていて、朝市でも2個1ユーロほどのすごい金額で売られている美味しい卵。(朝市に出るものは、本当のホリアティコでないものも混じっているので注意。)
実際、スーパーなどの市販のものとは黄身の色が違って、濃厚な黄色。
友人宅に先日お邪魔していたら、そういう田舎の卵をくれるという話になったのだけれど、その迷信が元で、「もう夜だからあげられないわ。今度昼間に持って行ってあげるね。」と言われた。

さて、子供の話に戻るけれど、将来できる子供について占う方法はいろいろあるらしいけれど、これは結構有名なものだそう。
ギリシャ人はみな洗礼を受けているので、そのときに洗礼親にもらっている金の十字架のネックレスがある。
これを利用して、占う人が、十字架の鎖を手にとってぶらさげる。知りたい本人の片手の手のひらの上で、手の平にあたらない程度の高さに吊り下げて、十字架が縦に動けば男の子。十字架が円をかくように動けば女の子。全く動かなければ、子供ができない、という判断。

それである友人が嬉しそうに、知り合いのいろいろな人に試していたけれど、先日会ったら、「あれ当てにならないわ。」という。妊娠中の友達の一人を占った後に、性別が判明して、間違っていたらしい(笑)。

まあ誰も本気で信じることはないだろう、罪のない占い。
でも、近所の子供が3人もいるお母さんが言うには、まだ未婚の若い頃、ある高齢のおばあさんがその手の占いをして、「あなた、傷つけたくはないけれど、きっと子供ができないで一生を送ることになるわ。」なんて言ったことがあったという。
たかが占いと思っていても、実際子供ができるまで、ずっと気になっていたということで、占いなんかもう絶対しないわ!と言っていた。

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ギリシャのクリスマス
2007-12-15 Sat 20:14
ギリシャでは、ほとんどの家でクリスマスツリーを飾る。ライトと好きな飾りをいろいろ毎年買ってきては飾り、外からも見えるように、居間の窓の近くに置くことが多い。
そしてツリーの根元に、ファトニ(イタリアではプレゼピオと呼ばれる)という、赤ちゃんのキリスト、聖母マリア、ジュゼッペ、キリストに贈り物を持ってくる3人の王様、天使、赤ちゃんのキリストに息を吹きかける牛や羊などが木製の小屋とセットになったものを置く。
2007年、うちの今年のクリスマスツリー


ただし、イタリアのように、赤ちゃんのキリストはクリスマスイブの夜まで置かないとか、細かな習慣はないし、これは推測だけれど、ツリーはアメリカから、ファトニはイタリアからやってきて、いつのまにか定着したのではないかと思っている。

ギリシャの、オリジナルなクリスマスのデコレーションは、なんといっても船!このクリスマスのシーズンによく売られる船の模型に、クリスマスのライトをからませて、居間に飾る。

そしてクリスマス・イブは夜中のミサが終わるまでお肉などのご馳走を食べない。クリスマス前も40日間断食の期間。復活祭前ほど、ちゃんと断食している人はあまりいないのが現実だけれど、イタリアでは12月はじめから、プレゼントされるクリスマスのケーキやチョコをつまみまくっていた私にはあまりうれしくない習慣・・・。

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初めての歯が生えたら・・・
2007-10-19 Fri 05:27
晴れ ちょっと寒い(20℃前後)

うちの赤ちゃん、今はなんでも口にいれたがる年頃。それも歯がうずうずしてるようで、時々「もうたまらん!」とでもいいたそうな激しさで口にものを持っていく。

というわけで、今日は私の手を口へ持っていって、あぐあぐ。その時に何か鋭いものが私の指にあたったので、気のせいかと思いながらよく見ると、初めての歯(下の前歯の一本)の先っぽが出てきていた。
思わず「おめでとう!!」と叫んだ私だけれど、本人はむずむずしてるから笑顔もなく、必死の表情であぐあぐ。

歯茎が膨らみ始めてから実際歯が出てくるまでは結構時間がかかるのよ、なんて周りのみんなが言っていたから、まだまだだと思っていたので、意外な早さだった。初めての歯が出るときは、赤ちゃんによると頭まで響くようなひどい痛さだったりして、激しく泣いたりするそう。うちの場合は何事もなくて、一つ心配が減った。

午後に実家に寄った時に、お義母さんに「歯が出たよ~。」と報告したら、結婚指輪でその出てきた歯に数回触って、丈夫な歯が生えますようにとおまじないするのだと教えてくれた。ギリシャ全土に通用する習慣なのか、地方バージョンなのかわからないけど・・・。

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洗礼式
2006-07-17 Mon 00:00
晴れ
今日はお昼から甥っ子の洗礼式で、日曜の為、美容院が開いている昨日の土曜にヘアスタイルも整えに行って、準備万端!と思ったのだけれど、最悪なことに、昨夜から今日にかけてパトラスはすごい暑さに見舞われた。湿気がすごくて、風もなく、シャワーを浴びれないから汗をかきたくないと思っていたのに、すごーく暑くて、やっぱりヘアスタイルも一夜明けたら、ちょっとぐしゃっとなってしまった。

親戚一同集まって教会へ。
お母さんに抱っこされた甥っ子に司祭さんが、お祈りの言葉を唱え始める。祭壇には洗礼で全身つかることになる、水(ぬるま湯)の入った桶が用意されている。
実はうちの甥っ子、お風呂も海も大好きなのでもしかしたら、喜んじゃうかも、と思っていた。私は今日は写真担当なので、カメラマンに徹して教会の中をぐるぐる回ってアングル探し。他にいとこも別のカメラで、さらにもう1人のいとこはビデオカメラで撮影を続ける。

とうとうその時が来て、着てきた服を脱ぐ。おむつも外すとなって、お母さんも私も「うんちしてたら、どうしよう?」なんて同じことを考えて笑ってたら、大丈夫だった(笑)。
そこまではなんとか機嫌も良く抱っこされていたけれど、オリーブオイルを全身塗られたところでちょっと顔が曇ってきて、洗礼の水の桶に司祭さんがザプンと漬けたとたん、私の予想は外れて、ぎゃーっと大泣き!!ザップーンと司祭さんに洗礼桶の中に漬けられた瞬間。大泣きしています。
普段そんな泣き方はなかなかしない子なので、よっぽどびっくりしたということみたいだ。「アッデー」と文句を言いながら、何回も水に漬けられる間ずっと泣き、終わってノナ(=女性の洗礼親)が受け止め、布に包んだまま残りの儀式が済むまで泣きながら、うらめしそうに司祭さんを見ていた。
まあ、普通みんな洗礼のとき泣くので、親戚一同は笑って見ているのだけれど。

そのあとは、よくパトラスの人々が行く、ヴラフネイカという海の町へ。ここは小さい街なのに週末は渋滞するくらい、外食する人、お茶する人、お酒を飲みに夜出かける人で一杯になる。今日は昼間なので、泳いでいる人もたくさんいて、穏やかな海とその青い色がとてもきれいだった。

甥っ子はショックと疲れでぐっすり寝てしまっていた。予約してあったのは、このヴラフネイカにたくさん並ぶレストランの一つ、「アル・デンテ」というイタリアンの店。洗礼式が終わって、レストランに到着!パトラスの隣町ヴラフネイカのイタリアン・レストラン「アル・デンテ」です。海際の席で、美味しい料理を食べ過ぎるくらい食べた。甥っ子もとうとう目が覚めたら、食欲旺盛なもので、もうどのお皿にも目移りしてしっかり食べた。
レストランの雰囲気、素敵でした。
洗礼の後はタオルで拭いただけだから、体中にオリーブオイルがついていて、暑そう。洗礼の後は海もお風呂も入ってはいけないことになっているので、こうやってビーチにいても海にも入れないし、ちょっとかわいそうだった。というか、私も水着を着ていたら、そのまま入ってしまいたい!と思ったくらいなのだ。海がきれいで、美味しいものを食べて、最高の日曜日だった。 

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ギリシャのおまじない
2006-05-02 Tue 21:27
快晴ではないけれど、ひさしぶりの晴れ!
ギリシャでは「カコ・マティ(=邪悪の目)」というものが、まだ普通に信じられている。イタリアでは「マロッキオ(マル・オッキオと書く。ギリシャ語の単語と同じ意味)」と呼ばれているのだけれど、イタリア(トスカーナ地方)ではもうおばあさん以上の世代くらいまでで、今はほとんど昔の迷信という解釈になってしまっている。

ギリシャでお土産によく売られている、目の模様のキーホルダーみたいなものは、このカコ・マティにやられないためのお守りと聞いているけれど、特に携帯している人というのは、見たことがないので、お土産の単なるアクセサリーになってしまったのかもしれない。その代わり教会でもらえるお守り「フィラクトー」と呼ばれるものがあるそうだ。このカコ・マティは民間伝承のようなものだけれど、教会でも認められている。

クセマティアーゾというのは、ギリシャ語で「カコ・マティを追い払う」という意味の動詞。これを実行できるのは、ちゃんと、復活祭前の聖木曜日か聖金曜日に教わった人のみで、本当は、男性は女性に、女性が男性に、やり方を伝授しなければならないと聞いたけれど、うちのお義母さんやいとこは女性から習ったそうで、日にちも正確に聖木曜日などではなかったらしい。

複数の方法があるらしいけれど、うちの実家や親戚がやっている方法は、イタリアのトスカーナの村で説明したら、ほとんど同じだったと思うと言われた方法。
水を入れたグラスにおまじないをしながらスプーンでオリーブ油をたらす。オリーブ油が水面でぱっと散ってほとんど見えなくなるほど、そのカコ・マティを追い払ってもらいたがっていた人はとてもマティアズメノス(カコ・マティにやられている人)ということ。
もし水面にはっきりオリーブ油が丸く浮き上がったら、やられていないということになる。
カコ・マティは追い払いをする人が受けとめるので、カコ・マティにやられているかどうかは、追い払いのおまじないをしているときにあくびなどが出るのでもわかるという。

お義母さんが知っている他の方法は、食事用の布ナプキンに塩を包んで結び目を作るというもの。でもそれ以上詳しくは知らないという。
もう一つ義兄のお義母さんがやっている方法は、鍵などの鉄の物を使って、カコ・マティにやられている人の頭の後ろで十字を切っておまじないをする。
それから、おまじないの文句はそれぞれ言い伝えで伝わって行っているので、する人によって、文句が異なるという。

このカコ・マティはどうやって悪影響を与えるかというと、日常的によくある例が、赤ちゃんなどに、「まあ、なんてかわいいのかしら!」などと言ってしまう場合。誰でもがカコ・マティを与えるわけじゃないらしいけれど、ほめすぎると「ばちがあたる」というような、その「ほめすぎ」や「嫉妬」がよくないらしい。カコ・マティを持っている人の目から、褒めた赤ちゃん、もしくは誰か褒めた相手の人の目を通じて、何か悪いものがつく、という風に思われている。私の解釈では、日本でいえば、「例えばくしが折れると縁起が悪い、何か悪いことが起こる」というような感覚。褒め言葉が目を通じて、何か悪い方向へその人を持って行ってしまうというような意味。

だからほめるときも、ちょっとほめてからよく、「ナ ミン セ マティアーソ.(=カコ・マティがつかないようにしなきゃ。というような意味)」と言ってそれ以上褒め言葉を続けないで、フトゥッフトゥッフトゥッっとつばを吐く。といっても、今のギリシャでは本当につばを飛ばす人はいなくて、フトゥッと口で音を表現しているのが普通。(昔は本当につばを吐いていたのかどうか気になる所・・・)このつばを吐くという行為が、悪いものを追い払うおまじないになっている。 

私にお義母さんが、赤ちゃんをほめちゃったりしたときに、「フティスト!(=フトゥッとつばを吐いて!)」と言ったりすることがあるけれど、私はまだこの「フトゥッ」ができない。やっぱりギリシャ以外の国ではつばを吐くっていうのは、全く逆の軽蔑の行為だから、慣れるのはむずかしい。
映画「ビッグ ファット グリーク ウェディング」でもちょっと誇張して笑いのシーンになっていたのが、この「フトゥッ」。映画では本当につばを吐いている感じで、何が起こっているのかわからない、新郎とその家族が仰天していた。

いつカコ・マティが自分についていると判断するかというと、大人では、頭がなんか重くなる、頭痛、なんとなく体調が悪くなる、あくびが止まらないなどの兆候。外出中でも、このカコ・マティを追い払える家族の誰かに電話して、追い払いのおまじないをしてもらうようお願いする。赤ちゃんの場合、やけにぐずったりする時。

赤ちゃんには、カコ・マティを寄せ付けないおまじないで、にんにくを使うものがあるとお義母さんから聞いた。今はやる人がほとんどいないらしいけれど、お義母さんのお母さんの世代までがやっていた方法。にんにくの一粒を布で巻いて、安全ピンなどで赤ちゃんのおしりの辺りに留める。にんにくが赤ちゃんの目からパワーを発揮して、誰が目からカコ・マティを送ってきても、影響を受けないんだとか。にんにくで追い払うというので、なんかドラキュラを思い出してしまった!

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プロトマイア番外編
2006-05-01 Mon 23:59
先述した、「女の子が、花輪をベランダから盗まれたら・・・」というの知ってた?と帰ってからお義母さんに尋ねると、それは知らないけど、知っているのは結婚指輪を使うもの、といって教えてくれたのがおもしろかった。

誰かの結婚指輪を借りて、自分の髪の毛を1本抜き、それを指輪に通してぶらさげ、前にグラスを一つおいて、そのグラスに向かって揺らす。指輪が何回グラスに当たったかが、結婚するまであと何年という風に予知する方法。他にもろうそくを使う方法があって、やったことがあるけれど、若いときで忘れちゃったわと照れていた。

その指輪で思いだしたのだけれど、先日義兄が入院した当日に、手が点滴のせいかはれぼったくなって、きつくなってしまったので、ブレスレットと結婚指輪を外した。それを私か義母に預けて家にもっていくとなって、私が、指輪はなくさないよう、はめて持って帰ったら?と私が提案すると、二人してだめだめ!と真剣に言う。結婚指輪を他の人がはめるのは、すごくよくない(日本で言う縁起が悪いというニュアンス)んだということを教えてもらった。

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ギリシャの優雅な船の話
2006-04-28 Fri 23:59
曇りと小雨
雨のせいもあって、今日のパトラスは渋滞がひどい。夕方出かけたときは、港の中を通過して近道をした。停泊中の大型フェリーが並ぶ港内に、ヨットハーバーにはおさまりきらない大型クルーザーが優雅に停泊していた。
船尾を見ると、モントリオールとある。ということは、カナダ東海岸からパトラスくんだりまで、クルーザーでくるっていうことらしい。昨年末に別の巨大クルーザーが泊まっていたときには、ローカルニュースにもなっていた。どこか北欧のお金持ちの所有だったと思うけれど、それは専用ヘリコプターまでクルーザーの上についていた。

ギリシャは島々にもギリシャ人や外国人のVIPが船で直接乗り付ける。ギリシャ人のオナシスのように有名なお金持ちでラッツィス(昨年ヒルトンの娘パリスと婚約して話題になったパリスの家族)という家族がいるけれど、彼らは豪華なクルーズ船を所有していて、専用のクルーを雇用し、世界的にも有名なVIPにくつろいでもらうために、バカンスに招待したりしていると言う。イギリスのチャールズ皇太子もとても親しく、よくその船でバカンスを楽しんでいるらしい。

ギリシャでは、「エフォプリスティス」という単語がある。上に述べたオナシスもラッツィスもその一人。意味は「船舶の所有者、もしくは船舶を利用したビジネスの経営者」でギリシャに多数あるフェリー会社や輸送用のタンカーなどの所有者・経営者を指すのだけれど、「お金持ち」を意味する代名詞としてもよく使われる。

船関連の仕事に従事しているギリシャ人はたくさんいる。特に島出身の人たちが多いけれど、港町パトラスでもやっぱり、うちの近所だけでも年金生活者も含めて数多い。現代ギリシャでは数少なくなった、古代ギリシャからの伝統の一つがまだ引き継がれているなあと感じる。

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ギフティとツィガーニ:ギリシャのジプシー
2006-04-01 Sat 23:59
快晴
ギリシャでは一人でカフェに行けないっていう話を、今日友達のブログに書いていて、よく考えてみた。日本のように本を読んだり、勉強したりできないという意味なんだけれど、まず、一人でいるとナンパされる可能性大。モロッコ人が海賊版CDを売りに来る。これは毎回。そして外の席に座っていると、ジプシーの子供達がティッシューを売りやってくる。そういえば、夏の夜、タベルナでの屋外の席での夕食では、子どもや大人が楽器を鳴らして、やってくる。あれはまだ風情があっていいんだけれど。

子どもが来たとき断るのが私はとても苦手。子供にお金をあげると背後にいる誰か大人が手をひいていて、さらに子供を使うようになるので、何も子どもにあげないようにしましょうというようなコマーシャルを昨年テレビで見たこともある。どうするべきなのか?ギリシャ人はその時の気分しだい。あげるときもあれば、だめだめっと追い払うこともある。

ギリシャ人は生まれたときから、ジプシーがいることが当たり前で育っているけれど、日本人には理解が難しい、この存在の仕方。ギリシャではジプシーは皆ギリシャ人としての身分証明書を持っている。そしてギフティ(複数形、男性単数ではギフトス)と呼ばれる場合と、ツィガーニ(複数形、男性単数ではツィガーノス)と呼ばれる場合がある。

共通語で使われていたりもするけれど、話に聞くと、ツィガーニはきれい好きで、大抵、ちゃんと学校にも通い、お金儲けも上手で大きな邸宅を建てるお金持ちもたくさんいるとか。それに、歌が上手なので有名で、有名な歌手も何人かいる。

一般にギフティというのは、ギリシャ人が、服装がひどいことを意味する形容詞にも使うくらい、うす汚れたイメージ。子どもを学校に行かせないし、もらったお金や、鉄くずを集めて稼いだりしている。

家をもてないジプシーたちが住む場所は市ごとに決められている。パトラスでも一箇所、定められた土地があって、そこに小屋のようなものを建ててまとまって住んでいる。彼らはギリシャ語もしゃべるけれど、普段は彼らの言語で話しているらしい。結婚の習慣も違って子どものような未成年で結婚したりする。女の子は絶対にズボンをはかない。ミニスカートもはかない。揃ってロングのカラフルなスカートか布をまいたようなものを着ていて、そういう独自の習慣をずっと守っている。

でも投票をする権利もギリシャ国民なので当然ある。男性は徴兵にもいく。国民の権利が保障されていて、どうして子どもを学校に送って、生活の向上を夢見ないのか不思議。昨日パトラスのローカルテレビニュースで、そのジプシーの一人が、銀行ローンを組めないから家を購入できないと文句を言っていた。でもそれは一定収入か担保がないと無理に決まっている。

そして、ギリシャではたくさんジプシーの子供達が働いている。ティッシューなどを売り歩いている。ジプシーの女の人は生まれた赤ちゃんを抱いて(利用して)、道路に座ってお金をもらおうとする。ジプシーだけでなく、ギリシャ人でも、子供に対して、子供の権利があるというような、先進国の考え方がまだ完全に行き渡っていない。みな貧しければ中学生からでも働くから、夜間学校がたくさんある。テレビでは、夜12時からオープンするブズーキャで歌っていた歌手(男性)が、離婚していて子どもを預けられないからといって、夜中子どもと一緒にステージに出ているなんて話をしていたこともある。

うちに台所のシンクのつまりを直しにきた水道工事のおじさんは、子供(小学校高学年くらいに見えた)をただ連れてきただけでなく、工具はもたせるわ、仕事は手伝わせるわで、私はびっくりして、腹がたったんだけれど、ギリシャ人は、家業を継ぐために子供も仕事を覚えて偉いという考え方。ただ覚えるならともかく、工具なんかの荷物もちにも使うなんて!という私の怒りがわかってもらえなかった。

でもその時、笑ってしまうけれど、なぜかドラえもんのジャイアンが家の商売の八百屋を手伝っていたのが頭に浮かんで、日本でも昔は当たり前だったのかもしれないなあと思い直した。


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「結婚指輪は右手に」
2006-03-22 Wed 00:00
曇り
毎日7時からやっている「ヴェラ スト デクシ」という人気長期ドラマがある。丁度一年以上前くらいに始まったと記憶しているけれど、私のギリシャ語も上達した頃だったので、最初から私も見ていた。最初は話の展開もスピーディで、ドラマチックで面白く(人気が出てからスピードダウンして、ちょっと退屈になりつつある・・・)、有名な俳優さんも多く、視聴率がすごくて、初めてこのチャンネルが7時台の視聴者を大量確保したらしい。今はおばさま方もみな見ている定番の人気番組である。うちのお義母さんといえば、今日ももちろんお昼寝から起きて、釘付け。

そのドラマのタイトル、ヴェラというのは、結婚指輪のこと。スト デクシというのは、「右に」という意味。ギリシャでは結婚指輪は右手の薬指につける。

私はでも、左につけている。実際、普段左につけているギリシャ人もよくいて、あまりどちらにとこだわる人はいない。実際右手って、料理から、何かの作業から絶えず使う手だから、指輪をつけると何かにあたることが多くて、指輪に引っかき傷がどんどん付く。とにかく不便なので、やっぱり邪魔にならない左がいい!どうして国によっては右手なのか???

ところで、ギリシャのヴェラ(結婚指輪)は、基本は(黄色の)金でそれも14K。私たちも金でということに決めたけれど、なんか日本人としては、結婚指輪は18Kがいいと思っていた。ところが、どこのお店に行っても、18Kももちろん用意できるけれど、14Kにしなさい、と言われる。他のアクセサリーは18Kがいいけれど、結婚指輪は絶えずつけるものだから、ある程度の硬さがある14Kにするべきということ。18Kのほうが儲けられるのに、14Kを皆が薦めるということは、経験からのアドバイスなんだろうと思って、私たちも結局14Kを選んだ。



ヴェラという単語は、婚約指輪の意味にも使われる。イタリアとギリシャの大きな違いは、この婚約の習慣にある。イタリアは、結婚を実際に決めて婚約を盛大にするということはまずない。お付き合いをするということは、イタリアではお互いの家族にも出入りするということ。そして周りの人たちも、あなたのラガッツォ(ボーイフレンド)ではなく、フィダンツァート(婚約者)という単語を使う。

このフィダンツァートは軽すぎず、でも重すぎず(日本で使う婚約者のような意味の重さがないということ!)気軽に使われる単語。付き合いが長くなると、普通に土日、お互いの実家でごはんも向こうの家族と一緒に食べるし、遠ければ、ベッドも用意してもらって泊まったりもする。まあ言えば、未来に結婚するとき、相手の実家とどういう付き合いになるか予行演習にもなる。食べ物の好き嫌いまで、向こうのお義母さんが把握しているようになる。だからか、結婚してすぐ離婚というのも聞いたことはなかった。

ギリシャは、日本の習慣に似ている。長年付き合っていても、相手の実家との付き合いはあまりない。本当に結婚を予定し始めてから初めて、お互いの実家へ紹介する。婚約式は、親戚が集まって、パーティになる。いろいろな貴金属のプレゼントがお互いの家族から行われ、日本で言えば結納という感じ。そしてヴェラが交換される。これは後の結婚式のとき、式の前日にはずして、当日教会でまたはめることになる。つまり、婚約=ほぼ結婚 ということ!指輪に彫る日付も、この婚約の時の日付の人もいれば、式の日付など、好みで好きな日付を入れている。



この婚約の日から、お互いの家族は一つになる。結婚はまだというのは関係なくて、婚約後もう家族と同様の扱いになるのが、ギリシャ。

その一例が、別チャンネルで金曜日にやっている、スパルタ、ギシオ(スパルタ近くの風情のある海の町)が舞台のTVドラマ。ちょっとドロドロした許されない恋愛ストーリーである。父親を早くに亡くした高校生が主人公。父のように慕っている伯父の息子(つまり従兄弟で、兄弟のように育った!)の婚約者がアテネから引っ越してきて、このスパルタに新居を用意して住み始める。

彼女は先生で、偶然見つけた職場が、主人公の通う高校の数学の教師。主人公の従兄弟は仕事で失敗し借金をかかえたり、いろいろ問題があり、婚約者の心が離れ始め、主人公と恋に落ちる。彼女のほうが婚約者と別れることを決めてから、主人公の伯父が「家族と思って接していたのに裏切った」といってものすごい剣幕になる。すぐに他に相手がいて別れたというのもばれて、それが最近主人公であるというのまでばれて、ドラマはどんどん大変な方向へ進んでいる。

実は最初の方のストーリを見ていなかったので、見始めた頃、てっきり彼女はただ婚約ではなく結婚してから来たんだと思っていた。それが実は婚約だけとわかって、え?なんだまだ結婚してなかったんだから、いいじゃん、別に。と個人的には思ったのだけれど、これがギリシャの婚約の現実らしい。

そして、ギリシャでは離婚がすごく多い。あまりにも多くてびっくりするくらい、よく聞く。イタリアでは離婚がめったにないのと対照的!宗教上の理由もある。カトリックは公式に離婚を認めていないので、離婚が難しいし再婚は教会ではできない。ギリシャ正教は離婚OKで、再婚も3回までできる。だから?それとも婚約の習慣のせい?かどうかはわからないけれど・・・

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教会へ
2006-03-12 Sun 00:00
曇り時々雨
朝教会へ。ギリシャ正教のミサというのは、気が遠くなるほど(というのも、ほとんどが古代ギリシャ語で私には意味がわからないせい。)長くて、教会によって違う時間割だけれど、朝6時半頃始まり、通常だと9時半終了。私は7時半頃着いたけれど、今日は特別な日で、終わって帰ってきたらなんと10時半だった!

戻ってきたら、遅く始まったらしい、アテネの教会のミサ中継をまだやっていた。政治家が前の列を陣取っていて、なんと、有名な女性の大臣の目がうつらうつらして、閉じてしまう瞬間が、ばっちり放映される。カメラマンも意地悪というか、その後また、居眠りしたままの大臣のほうへカメラを回す!国営チャンネルなんですけど。。。

今日はサラコスティ(⇒3月6日付、カサラ デフテラ参照)が始まってから最初の日曜日。ちゃんと断食していた人が多く、後ろまで列ができる程たくさんの人たちが、いわゆるキリストの血と肉である赤ワインとパン(少し温かいワインにパンのかけらが浸されている)を受けに行く。ちゃんと断食した人しか、受けられないので、普段は、出席者の内、ほんの一握りの人しか行かない。

カトリックだと、オスティアといわれる、舌でとけるウエハースのようなもの(これをキリストの肉としていて、ワインはなし。また、キリストの肉ということで、絶対噛んではいけない。)を、ミサに出席した、ほぼ全員が受けに行っていた。実際、カトリックの方が断食は簡単で、金曜日に肉を食べないで魚を食べるだけで、大丈夫だった(と思う。)。ギリシャ正教では、水曜・金曜ともに魚も血がはいっているから駄目で、魚以外のシーフードのみOK。それも、このパンとワインを受ける前日の土曜もその前の金曜も、オリーブオイルさえ駄目。なので、サラダも無理だしパンとゆでた野菜、おかゆくらいしか食べられない。ミルクも駄目なので、チーズはもちろん、カプチーノ、チョコレートなどももちろんカット。となると、当然実行できる人は限られる。





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ニスティア(=ギリシャ語で断食の意味)
2006-03-07 Tue 00:00
断食なので、何を食べようかと考えていたら、牛乳もだめというのが判明!うーん、ミルクが飲めないというのが一番きつい。カプチーノもだめだし、フィルターコーヒーも、ミルクなしなんて。

乳製品がだめなんて、女性の健康に反するので、間違っているように思うけれど、まあ、今週は日曜に教会にいく予定なので、我慢することに。ちなみに、司祭さんや、厳格にしきたりを守る人は、年中、水曜と金曜は、断食しているのだ。

P.S.
最近、ギリシャ人にはあまり人気のないマクドナルドが、ニスティア用のシーフードメニューのCMを流しているので思い出した。ギリシャでは、大抵のファーストフード店、全てのケーキ屋さんが、ちゃんと司祭さんや、一般の人のために断食メニューを用意している。

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