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2006-07-22 Sat 22:39
晴れ 相変らず風が強い
朝偶然テレビをつけたら、ERT3という国営チャンネルで、イタリアのアレッツォの美術ドキュメンタリーが放送されていた。つけた途端、見慣れた風景が目に飛び込んできて、もう懐かしい気持ちで一杯になる。 私のイタリアで住んでいた村は、フィレンツェとアレッツォの県境。ぎりぎりアレッツォ県で比較的近かったので、よく週末、月一回のアンティーク市や教会めぐりをして散歩していた。またアレッツォに向かうにも敢えて高速を使わず、村のアレッツォ門を出てずっと山沿いに進む中世からの道をドライブするのが大好きだった。 通称「七つの橋」と呼ばれるこの旧道は、本来中世の橋が7本かかっていたそうだけれど、戦争も経て、最後にたった一つ「ポンテ・ブリアーノ」だけが残っている。馬車の幅しかないので、信号があって、交互に一方通行となっている。この橋のかかる川沿いの景色はまるで絵画のようだ。早朝に川の水面にもやがかかっている風景もとても気にいっていた。 アレッツォでは、フィレンツェのような人ごみは、大きなアレッツォの街中を埋め尽くすほど出店される、有名なアンティーク市のある日だけで、普段は静かな落ち着いた町並み。歴史を感じる家々に挟まれて石畳を歩いていると、時代を遡ったような気分になれる。ショッピングするお店も一杯あるし、教会、美術品などの見所も多くとても魅力的な町だ。 朝からアレッツォを見ていたら、一瞬昔に戻って、ちょっと土曜日に車でアレッツォへ出かけたような気分になれたのは嬉しかったんだけれど、そのあと、どーんとホームシックに襲われた。イタリアから去って以来、どこに住んでいても私の心と魂はあそこにある気がしている。 ギリシャはまだ3年に満たないくらいだから、まだイタリアに惹かれるのか、私の心は永遠にイタリアにあるのか、それは年月が経たないとわからないけれど、どこを見ても絵画の世界のようだったイタリアの景色や、親しい友人たちが恋しくてたまらなくなって書き留めた今日の話。うちのだんなさんが聞いたら、イタリアに嫉妬しちゃうだろうから、内緒で!? |
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2006-07-05 Wed 20:51
晴れ 涼しい風が吹く一日
中田英寿選手が引退を表明したというので、びっくりした。 特に熱狂的なサッカーファンというわけでは全くない私だけれど、ワールドカップはやっぱり楽しみにしているし、昨日はイタリアードイツ戦が長引いて、ギリシャ時間では夜中の12時半くらいになったけれど、目が離せなかった。最後の最後に2回もゴールを決めたイタリアの勝利を、一緒に祝えるイタリア人がそばにいなくて残念に思ったくらい。 イタリアに住んでいたとき、丁度留学して1年たったころに中田選手もセリアAのペルージャで活躍を始め、「ナカタ」の名はあっという間に有名になった。イタリア語もすぐ話せるようになったし、イタリア人も好印象を持っていて、イタリア在住者としても、日本人がイタリアでそうやって活躍してくれるのをとても嬉しく感じていた。 ネットのニュースで読んでいたら、それでも今回のワールド・カップを最後に、大学にも行き、別の世界で成功したいという人生設計が元からあったそうだ。サッカーだけで人生を終わりたくないという考えを持っていて、高校卒業時点で、成績はトップであったにも関わらず、大学は30歳になってもいけるから、今しかできないサッカーを、ということで、プロのサッカー選手となったという。 早くから将来を見極めて、思ったとおりの夢を実現していける、その実行力に本当に感動したので、今日はこうやって書き留めておこうと思った。 ★中田選手のサイト:nakata.net★ 中田選手のサイトに載っている、引退を決めたことについてのメッセージもとても良かったので、まだ見ていない方は、是非読んでみてください。 |
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2006-06-24 Sat 23:44
晴れ
小さい頃から月を眺めたり、お月見などが大好きだったけれど、イタリアに住んだとき初めて、月の満ち欠けが、実際に生活に取り入れられているのを知った。イタリア語では月はルーナと呼ばれる。この単語の響きが柔らかくて気に入っている。ルーナといえば、イタリアでもやっぱりロマンチックなイメージで、よく詩や歌の歌詞に登場する。 まずは、トスカーナで大好きなポルチーニ茸を山に探しに行くとき。あのおいしいポルチーニが、私の住んでいた村のすぐ後ろの山でもちゃんと生えているのだけれど、決して見つけるのは簡単ではない。枯葉の敷き積もった山肌で、目を凝らすけれど、枯葉ときのこはほとんど同じ色。慣れた人はいつも行きなれた山のどこに生えているか記憶しているし、ちょっとした地面のふくらみで、枯葉の下にきのこが生えているのをすぐ見つける。 山の中ではみんな嘘つきになる。ばったりと山の中で同じ村の人に出会うと、「どう?たくさん見つけました?」などとお互いに探りを入れあう。とはいえ、皆見つけたきのこはリュックの中にそうっと隠していくつ見つけたか悟られないようにしながら、「いやあ、今日は全然だめだねー。」などと言うので笑ってしまう。 このきのこ狩りに早朝から出かける日をどう決めるか?もちろん雨が降ってからの日数を計算する。でもここで月が重要な鍵。雨が降ってからの期間が、月が満ちていく時期に当たっていれば、きのこの成長が促進されるそうで、たくさんのポルチーニを期待できるというのだ。逆に月が欠けていく時期に当たっていると、だめらしい。 同じ理屈で、爪を切るのも、月が満ちていく時期に切ると、すぐにまた伸びてしまうんだと聞いた。それを聞いてから、いつも爪を切るとき月のことを考えてしまう。 同じイタリア滞在中に、もうタイトルを忘れてしまった、あるメールマガジンを購読していた。そのメルマガに、満月の日には、満月の前後は交通事故などが多いので気をつけましょうという一文が入っていて、それを読むたびに、そういえば・・・などと、近所の交通事故やニュースでの事故に思い当たってしまったりした。交通事故はイタリアもギリシャもとても多いので、あまり満月の時だけとは言えないかもしれないけれど。 今日は引越しの片付けで、ギリシャの新聞「エスノス」のおまけの雑誌から切り抜いておいた、月の満ち欠けが身体にどういう影響を与えるか、という記事(日付不明です。)を発見。ギリシャには月を指す単語が二つある。セリーニとフェガーリ。 記事によると、まず、ネア・セリーニ(=新月)は、禁煙を始める、新しいダイエットを始めるなど、身体の毒素を出すようなことをするのに適した時期という。 月が満ちていくまで(新月の二日後から)の2週間は、身体を元気づける栄養を蓄える力が倍増する時期だけれど、同時に太りやすくもあるので、野菜、フルーツをたくさん食べるように。 パンセリノス(=満月)は、一番身体のエネルギーが減少するので、身体に悪いものを食べたりすると、普段以上にその影響が強いという。 月が欠けていく新月までの2週間は、少しづつ身体が力を取り戻す時期。より活発になり、エネルギーを消費するようになる。カロリーを消費しやすい時期なので、いろいろ食べても大丈夫なんだそうだ。 ちょっと健康に気をつけるとき、参考になるかもしれない。 |
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2006-03-21 Tue 00:00
晴れ
うちのだんなさん、昨日イタリアのバリでちょっと港から遠いイーペルコープへ行って、買物してきてくれた。例のリオ・マーレのツナ缶も、小さい80グラム入りの12個セットで5ユーロ60セント!やっぱり安〜い! ところで、そのイーペルコープの何の変哲もなさそうな買物袋の裏に、何かイタリア語で書いてあって、だんなさんが、これ何書いてあるの?と聞く。読むと、「イタリアで初!100%デグラダービレ」とある。デグラダービレは日本語で一語で言えるのかわからないけれど、要は、退化(ここでは分解と訳してみます。)して土に返るというような意味。説明では、このビニール袋は、約3年で完全に分解する革新的なプラスチックで、環境に害のあるものを残しませんとのこと。 そして、さらにびっくり。環境に害がないだけかと思ったら、このビニール袋は使用期限の年月が設定されている!! 「普通のビニール袋と変わらない強度なので、何度か再使用していただけますが、生産から18ヶ月目から少しずつ分解がはじまりますので、2007年の4月までの使用をお勧めいたします。」と、賞味期限のように日付入り。 環境に優しいというものは、日本も進んでいるから、とっくに日本では使われているのかもしれないけれど、とりあえずさすがイタリア。ギリシャではまだ見たことがない。 |
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2006-03-09 Thu 00:00
曇り
イタリアで、道路の真ん中で立ち往生していた子猫を拾った。まだ小さすぎ、ミルクもひとりで飲めないくらいで、耳と、大きな目だけが目立っていたので、トッポジージョを連想して、名前はジージョ。 4年の間にすくすく育って体は大きいのに、拾う前に怖い目にあったらしいトラウマが残っていて、ものすごく怖がり!隣に住んでいて、私の保護者のような存在だった、マリアもメスの黒猫を飼っていて、ジージョも少しずつ仲良くなったので、イタリアを去ったとき、養子(?)のように預かってもらった。 今、心配なのが、鳥のインフルエンザ!イタリアでは、日本のように、家の中に閉じ込めて猫を飼うのはかわいそうなので、自由にでかけさせる。それに慣れている上に、田舎なので、鳥のハンティングにも村人がでかけるくらい、野鳥も豊富。今日も鳥のインフルエンザが感染して、猫が死んでしまったというのをニュースで聞き、心配になる。 |


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