ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary 2006年04月
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | スポンサー広告 | top↑
「畏れ慄いて」というフランス映画
2006-04-30 Sun 23:59
曇りときどき雨
いつも行っている、レンタルビデオ屋さんの店員のお薦めコーナーに、日本に関するフランス映画があって、借りてみた。 Alain Sarde監督の「Stupeur et tremblements」(英語ではFear and Trembling)。見るまで知らなかったのだけれど、映画の題材となった本が、フランスの大人気作家、アメリー・ノートンのもので、実際に駐日ベルギー大使の娘さんで日本で育ったそう。本は日本語でも「畏れ慄いて」という題で訳本が出ているので、日本でも有名だったのかもしれない。実際日本企業での就職経験があるそうだし、ある程度実話のようで、だとしたらちょっと怖いなあという内容。でもユーモアもあって笑える。

主人公のアメリーは日本で生まれ5歳まで日本で過ごしたベルギー人の女の子。大学卒業後どうしても日本で就職したくて、純日本的な会社の代表のような東京の大きな商社で仕事を始める。アメリーは、すぐ上の上司の女性、どなる部長、さらにどなっていばりちらしている副社長にさんざん理不尽なことを命令されたり、いじめられる。そして彼女を評価してくれる、別な部署の社員や、めったに顔を見ることもないけれど、人間的にも素晴らしそうな社長がいて、「ここでは社長は神様のようだけれど、副社長は悪魔のようだ。」とぼやく。

嫉妬といじめから、直属の女性の上司に最後にはトイレ掃除担当にされ、7ヶ月も!トイレ、それも女性トイレだけでなく、男性トイレも担当してひたすら、掃除とトイペの取替えなどをさせられる。でも日本人的なところもある彼女は、一年の契約をしたから、それはまっとうしたいし、普通なら辞めているところだろうけど、上司のいじめるままに辞めるわけにはいかないと意地をはって契約が切れるまで仕事を続ける。

そしていじめられながらも、女性の上司に、「あなたの名前は雪(吹雪という名前から)、私の名前は雨(アメリーという名前から)。手のひらの上でとけたら、どちらも水だから、本来私達は分かり合えるはずよ。」というようなことを伝えて、何回も理解しあおうと努力するけれど、最後までうまくいかない。
会社を契約終了で辞め、ベルギーへ帰国してから書き始めた本が出版され、その後のある日例の上司、吹雪さんから「おめでとう」と書かれた手紙がくる、というところで映画のストーリーは終了。

先日、東京が舞台で、やっぱりある視点から日本文化を描写しているアメリカ映画「Lost in translation」も見て、あれも面白かった。けれども今回の映画の良いところは、主人公が全く日本を理解できない西洋人なのではなく、深いところで日本人を理解しているんだけれど、やはり日本的な会社の理不尽さにはついていけなくて、反抗してしまうという点。海外で生活したり留学したりした日本人にも、共感できそうな内容。
映画はとてもフランス映画らしく、ファンタジックな表現で心理を表したりしていて、重くなりすぎず見れる。ちょっとトイレ掃除が続くところは心が痛むけれど。

フランスほど日本文化について知られていない、ギリシャでは、この映画をどういう風に理解するのかというのもちょっと気になる。まあギリシャ人の店員さんのお薦めDVDだったってことは、ブラックユーモアとして面白く、もしくは「東洋の不思議」を感じる映画としているのかもしれない。
スポンサーサイト

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | 日本との文化比較 | コメント:4 | top↑
パトラスのヨーロッパ文化首都イベント追加情報
2006-04-29 Sat 22:44

復活祭のあと、さらに天気が崩れてしまったパトラス。でもギリシャでは、夏は全くといっていいほど雨が降らず乾燥が続くので、雨が降りつつ温かくて、身体を包むような湿気や、どよ~んと暗い空が、日本を思い出させる懐かしい雰囲気。こういう日に、家でゆったり本を読んだりするのが大好きだったなあと思う。

実は昨日、パトラスで世界的に有名なソプラノ歌手、キリテ・カナワのコンサートがあった。今の文化首都イベントの一環である。最近病院へ行ったり、子どもの世話を手伝ったりで、忙しくしているうちに、すっかり忘れてしまった。行き損ねたことに今朝気が付いて、すごくショックだった。

新聞では、彼女は大のタバコ嫌いで、そばをタバコを吸う人が通るのはもちろん、喫煙者と近くに座るのも嫌だそう。のどを守るためという理由からということだけれど、普通以上にいろいろコンサートをするための条件を指示していたと書かれてあった。でも賢明な判断だ。ギリシャはイタリアなどと同じかそれ以上に、喫煙率が高くて、私もたばこの煙から遠ざかるのにいつも苦労している。

パトラスのヨーロッパ文化首都イベントは、最初のプログラム発表以降も新たにいろいろプログラムが追加されている。5月末には、私は個人的には好きではないけれど、とても有名なイタリアの歌手、エロス・ラマッツォッテイもコンサートを行う。私が楽しみにしているのは、夏に行われる、Anne-Sohpie Mutter というとても有名なドイツのバイオリニストのコンサートと、まだ私が聞く機会に恵まれていない、Ivo Pogorelichという独特の音楽解釈で有名なピアニストのコンサート。
とにかく今年のイベントは、パトラスに世界的に有名な芸術家がくるという、めったにない機会なのでとても嬉しい。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | パトラスに関する話 | コメント:0 | top↑
ギリシャの優雅な船の話
2006-04-28 Fri 23:59
曇りと小雨
雨のせいもあって、今日のパトラスは渋滞がひどい。夕方出かけたときは、港の中を通過して近道をした。停泊中の大型フェリーが並ぶ港内に、ヨットハーバーにはおさまりきらない大型クルーザーが優雅に停泊していた。
船尾を見ると、モントリオールとある。ということは、カナダ東海岸からパトラスくんだりまで、クルーザーでくるっていうことらしい。昨年末に別の巨大クルーザーが泊まっていたときには、ローカルニュースにもなっていた。どこか北欧のお金持ちの所有だったと思うけれど、それは専用ヘリコプターまでクルーザーの上についていた。

ギリシャは島々にもギリシャ人や外国人のVIPが船で直接乗り付ける。ギリシャ人のオナシスのように有名なお金持ちでラッツィス(昨年ヒルトンの娘パリスと婚約して話題になったパリスの家族)という家族がいるけれど、彼らは豪華なクルーズ船を所有していて、専用のクルーを雇用し、世界的にも有名なVIPにくつろいでもらうために、バカンスに招待したりしていると言う。イギリスのチャールズ皇太子もとても親しく、よくその船でバカンスを楽しんでいるらしい。

ギリシャでは、「エフォプリスティス」という単語がある。上に述べたオナシスもラッツィスもその一人。意味は「船舶の所有者、もしくは船舶を利用したビジネスの経営者」でギリシャに多数あるフェリー会社や輸送用のタンカーなどの所有者・経営者を指すのだけれど、「お金持ち」を意味する代名詞としてもよく使われる。

船関連の仕事に従事しているギリシャ人はたくさんいる。特に島出身の人たちが多いけれど、港町パトラスでもやっぱり、うちの近所だけでも年金生活者も含めて数多い。現代ギリシャでは数少なくなった、古代ギリシャからの伝統の一つがまだ引き継がれているなあと感じる。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | 現代ギリシャの習慣 | コメント:2 | top↑
パトラス子育て事情
2006-04-27 Thu 23:59
曇り
義兄の入院が続いていて、その子ども2人とも、2つの実家で預かりっぱなしになっている。特に長女は2歳半で年齢的にも一番落ち着きがない時期だし、性格もちょっと難しいので、預かっているおばあちゃんたちは疲れ気味。そこで今日はお義母さんのお兄さんが昼間預かってくれた。

夕方私もいとこたちと子どもを連れて、パトラスで一番雰囲気のいいヨットハーバーにある公園へ出かけた。ここは、ブランコやら、船の形をした滑り台やらいいろいろ子どもが楽しめるものがたくさんある上に、小さい野外劇場、カフェがたくさんあって、よくパトラスの人々がこれから夏に向けて散歩に行くスポット。
いとこの子も一緒に遊んだし、私の姪っ子はこんなに楽しんだ日はめったになかったのではないか、というくらいはしゃいでいた。

かわいそうなのが、両親とも夜遅くまで働いている。朝は8時半くらいからおばあちゃんに預けられ、夜は9時半か10時まで家に帰れない。ギリシャではイタリアと同じでお昼休みが入る。働いている人たちは家にお昼ご飯を食べに帰り、昼寝もできればしたりして、また夕方から仕事を始めるので、夜遅くなる仕事が多い。事務などの女性の仕事だけは、夕方4時までぶっつづけ(8時間お昼休みなしで働く)、という時間帯もある。これは子どものいる人が特に希望する時間帯。
アテネのような都会では事情が異なる。家に帰ってお昼ごはんを食べていたら、渋滞に巻き込まれてお昼休みがなくなってしまう。だから日本のように会社に食堂があったりして、短いお昼休みでストレートな時間帯という場合が多い。

パトラスの人々は、気軽に近所の子と遊ばせることがない。遊ばせるとしたら、親戚の子とか、すでに知っている人たちとのみ。日本のように公園で知り合って新しく友達になったりしない。だから普段うちの実家にいても、家に閉じこもっているか、散歩で買物にたまにいくぐらいで、2歳半の子はストレスがたまっているよう。「退屈でしょうがない。」というようなことを時々こぼす。私だって、小さい頃は近所の子供達といつも遊んで育ったから、それは退屈だろうなあと同情してしまう。

だんなさんのいとこの一人は、「ペドートポス」と呼ばれる、子どもを預かるカフェを経営している。一回5ユーロで、午前中一杯か午後一杯預かってもらえる。中には楽しく遊べるものがたくさんあって、ちゃんと子どものケア専門の資格を持った人が常駐しているので安心。ちょっと子どもを預かってもらって親が息抜できるので繁盛している。義兄たちも土日などに疲れていたり、用事が入っているときに利用している。

3歳になって、おむつが取れていれば、保育所に預けられるというので、夏からは保育所に行ければいいなあというのが、姪っ子を始めとしてみんなの望み。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | パトラスに関する話 | コメント:7 | top↑
ADSL購入!
2006-04-26 Wed 23:59
曇り
引越し先の家への新しい番号の設置が終わった。これでやっとADSLの契約申請をスタートできるようになったので、今日またいくつかの会社のADSLをチェックしにいったのだけれど、コードレスがいい!というのでだんなさんと一致していて、結局ある一般電話会社の一つのパッケージを購入。プレイステーション2のおまけがついていたADSLのスタートキット

だんなさんは、どちらかというとそれにおまけで付いてきた、プレイステーション2に惹かれていた気もする。私はドメインネームが無料で作れるというのに惹かれてしまった。それに、値段はどの会社にしても似たり寄ったりなのに、この会社の物はコードで4台のコンピューターに繋げられるし、WiFiでコードレスにもなるという便利なもの。それでプレイステーションまで付いてきたのだから、文句なし。

あとは、私の住む地域はパトラスの中でも、まだISDNなどの回線が通っていない場所で、申請してから一ヶ月くらい取り付けに時間がかかるらしいので、まだまだ本当に使えるまでには我慢しないといけない。

その後、エアコンを見にいった。うちのだんなさんも他のギリシャ人との例外なく、日本のものが好き。実家に以前買ったエアコンも日立のもの。ネットで日立とダイキンの日本での最新モデルを見ておいてと私に言っていたので、先日もうどういうものがあるのかは、チェック済み。

今日行ったお店は、パトラスにあるダイキンの正式代理店。やっぱり日本のモデルはヨーロッパで生産開始になるのが、何ヶ月も遅れるという。まあでも私は同じものではなく、(気候も違う)ヨーロッパ用に別商品が売られるのかと思っていたので、少し遅れるくらいなら別に構わないと思った。
今の日本での最新モデルはまだ生産される時期も決まっていないけれど、その前のものなら6月か7月から注文できるようになるという。意外なことに「うるるとさらら」という型の名称も日本語のままで来ているらしく、「うるるとさらら・・・」と店員さんが言う時の発音もよかったのでちょっと笑ってしまった。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:0 | top↑
ギリシャのだんなさんたちって・・・
2006-04-25 Tue 23:59
晴れ
家族みんな交代でこの祝日を病院で過ごしているので、こわいくらい洗濯物がたまってしまった。義兄のお嫁さんも毎晩夜に付きっきりでほとんど寝ていないし、その分も一緒にアイロンをかけてしまおうと今日頑張ったんだけれど、私や義兄の子どもたちも含めて7人分の服やシーツのアイロン!信じられないことに5時間かかってやっと終了。アイロンで暑くなったせいかちょっとめまいがして、その後やっぱりなんか変だなあと熱を測ってみたら、微熱が出ていた。

そういう状態なのに、お昼ご飯も作って、傷みかけたイチゴはジャムとして煮たり、用事を終わらせながら、だんなさんを待っていたら、全然帰ってこない。うちは3時や4時に食べることもあるけれど、病院にまた行くことにしているから、3時に電話をかけた。「今どこにいるの?」というと、うちから2分くらいしか離れていない、いとこの家という。「じゃあマカローニャ(スパゲッティのこと。)をゆで始めるね」というと、「いとこの家で食べたからいらない。」と言う。くらくらする状態で3時まで待ってたのに、電話もよこさず今頃いらないなんて言うなー!と腹が立って、怒りが爆発。

その後病院へ行くと、今日は親戚が一同というくらいお見舞いで集合していた。ちょっとその、うちのだんなさんの話をすると、義兄のお嫁さんも、だんなさんの叔父さんの一人の奥さんも、うちもそれをやられるのよーと同調する。義兄のお嫁さんは「もう待つこと自体、やめちゃったから。」とあっさり。そのいとこは電話してなかったなんて!と一緒に怒ってくれたけれど、私は絶対これを当たり前にしたくないのでこれからじっくり躾けなきゃと思っている(笑)。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:今日の日記 | コメント:7 | top↑
ギリシャのネームデイと恐ろしい病院の話
2006-04-24 Mon 23:59
晴れ+夕立で激しい雨(昨日からちょっと異常に暑い)
今日は、ヨルゴスという、ギリシャ人で一番多いのではないか?というくらいたくさんいる男性とヨルギアという女性の名前のお祝いの日。
復活祭の休暇も重なっているせいもあるだろうけれど、うちのだんなさんが、パトラスで一番おいしい(材料が良さそうで、そのせいかちょっと高めだけれど)ケーキ屋さん、ロツァリスという店に行くと、店内から店の外まで長蛇の列ができていたそうで、ケーキを買おうと思っていたのに諦めたという。

ギリシャでは誕生日以上に、この名前の日(ギリシャ人の名前は、ギリシャ正教の聖人の名前から来ているので、どの名前もその聖人を祝う日)に祝って、家族、親戚がプレゼントを持って来るのを、ケーキやスブラキなどの出前などしてもてなす風習がある。遠くにいる親戚や友人には必ず電話でおめでとう!というので、よくある名前の日には、たくさん電話をかけないといけなくて忙しい。うちのだんなさんだけでも親戚、友人にヨルゴス・ヨルギアが7人以上いるので、今日の夕方はひっきりなしに電話をかけていた。

夕方からまた病院へいった。義兄は大分元気になってきて、動けないのが退屈そうなので、クロスワードと、ギリシャで去年から流行っている、「数独」(ギリシャではSUDOKUと書かれている)をキオスクで買って持っていった。病院に着いてびっくりしたのが、復活祭翌日の今日、廊下に7つもベッドが置かれて、点滴を受けている患者さんが寝ていたこと。病院の廊下で点滴を受ける患者さんと付き添いのひとたち 1ギリシャではベッドが足りないことがよくあって、そうすると、ベッドがあくまで何日でも廊下で過ごすことになるんだとか。うちの義兄もコネがなければ、そういう羽目になっていたという。病院の廊下で点滴を受ける患者さんと付き添いの人たち 2

大体、パトラスには国立病院が二つあるのだけれど、新しい方の大学病院は普通の最低限レベル。そしてこの古い方は、設備がひどい。なぜかここ数年、建物を全体に修理してエアコンまで入ったのに、まだベッドごとのカーテンがない!蛇口も冬の暖房用の暖かい水を利用する時期が終わると、お湯が出ない。点滴もベッドに固定されたフックにかけてあって、タイヤつきの移動のものは一室に一本しかない。患者さんが一人でトイレに行こうと思っても、固定の高いフックから外して移動用のに引っ掛けなおしてトイレに行くなんて、病人だから無理。つまり付き添いがいないとトイレも簡単にいけない。

国の予算が足りなくて、どの病院も充分な看護婦さんを雇えないから、看護婦さんは数が少なくて、たいしたことをやってもらえないし、必要なときに、いつまでも来ないことがある。などと問題だらけ!しかもこの古い方は、ちょっと15年前にうちのお義母さんが手術で入院したころは、汚くて、夜に壁を、あの口にもできない“ゴ・・・”が歩いているのが当たり前だったなんて聞いてしまった。今は普通に清潔なので、これは最低限よかったという部分。お義母さんはドーナッツをかじりながら、初めてこの病院で何か食べたりできたわ、と言っていた。当時の汚い印象が抜けなくて、その後ましになってからも、食べものを中で食べる気がしなかったんだという。

病院で見た夜の大きなニュースは、アメリカの国務長官コンドリーザ・ライスがアテネにやってきた話。ギリシャにイランへの攻撃の場合の協力を要請するためにやってきたらしいのだけれど、ギリシャは戦争反対の国で、イラクでも協力を拒んでいる。空港から市内まで厳戒な体制がしかれて、主要道路が閉鎖になったらしい。共産党などが垂れ幕をかかげてデモ行進していた。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:4 | top↑
ギリシャの放射能!
2006-04-24 Mon 23:59
昨日買った新聞エスノスを読んでいたら、信じられない記事があった。ソ連の時代の1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発事故のあと、ヨーロッパの各地が、雨によってもたらされた放射能によって汚染されたことは、日本でもニュースになって知っていた。けれど、今日読んだ記事では、ギリシャの北部の数箇所に、まだセシウム137が正常値(5kBq/m2)を大幅に上回る、35kBq~65kBqという危険なレベルで残留しているというのだ。

ということは、その地域の作物なども、まだ危険ということだから、これからギリシャ産の農産物でも注意しないといけないというのも一つ。

さらに、実は同じ1986年の12月にソ連へ旅行に行き、(数年後に知ったのだけれど)特に風向きで汚染がひどかったというミンスクに一週間滞在した。日本からいろいろ持参してなるべく現地のものを食べないよう、気をつけてはいたけれど、あのときからもしかしたら身体に普通より高い放射能をやっぱり浴びていたのではないかなどと、気になっている。

そのせいで、なるべく他に放射線を浴びないようにしたいと、レントゲンも撮るたびに不安だったのが、今回はこの記事でさらに怖いなあと思ってしまった。パトラスを含む中部から南部までは全く平常の値以下しか検出されていないので、とりあえずは良かったー!!!

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:0 | top↑
病院での復活祭
2006-04-23 Sun 23:59
早朝に大雨、のち晴れ
なんとか卵の色付けが復活祭に間に合った!!市販の色付け用の粉を利用した、卵市販の粉をお酢と一緒に溶かすもので、たくさん赤や緑の卵をつくってから、テンペラで少しだけ手描きの卵も作った。いつもはイコンもいくつか描いてプレゼントしていたのだけれど、今年はちょっと時間が足りない。
My hand painted eggs-今年の手描きイースターエッグ

昨夜は病院へのお見舞いに夜10時半にでかけて、12時半まで病室で過ごした。朝に調子をくずして、うちのだんなさんも一日つきっきりだったのだけれど、夜にはずいぶん元気になっていてくれた。
夜中12時に教会の鐘が高らかに鳴り響き始めたので、ベランダへ出た。一斉に無数にある教会の鐘が鳴っている。病院で復活祭とは無味乾燥だなあと思っていたのだけれど、7階で見晴らしが良かったので、夜景がきれいで、しかも諸所かしこであがる花火が遠くの方まで見渡せて、少なくとも12箇所以上は見れたので圧巻だった!ちょうどベランダの下、病院の後ろにもちゃんと教会があって、ランパダと呼ばれるろうそくに、イスラエルから今日空輸されて、今夜全国の教会に届けられたばかりの火をともす患者さんやお医者さんで一杯。私達もそこまで行けばよかったのだけれど、つい病院にも教会があるというのを忘れていた。

病室には同室になっている、容態の悪いおじいさんがいて、付き添いの方が言うには、復活祭は必ず田舎で過ごしているから、復活祭に退院できていないとわかるとショックを受けて大変なことになるというので、「おめでとう!」とか「クリストス・アネスィ(=キリストが復活したという意味)」という復活祭の決まり文句は、言わないようにと申し合わせていた。だから花火や爆竹がバンバンすごい音を立てていたけれど、聞こえないように窓もしめて、テレビも教会の中継を見ないように気をつけた。この復活祭というのは、ギリシャでは一年で一番大切で家族・親戚が集まり、お祝いムードが一杯の日なので、私達も義兄に付き添っていたのだけれど、おじいさんは一人っきりでかわいそうだった。

その後、家への帰り道で教会に寄った。まだミサは終わっていなかったので、用意しておいたランパダに火をともす。私達みんな、すごくお腹がすいていた。義兄のお姑さんが毎年恒例で作ってくれる、おいしいマギリッツアという羊の臓物スープをタッパーで持たしてくれていたので、それを温めている間に、赤い卵の割りあいっこ(復活祭での習慣!)をする。うちのだんなさんがその卵を切って塩、こしょう、オリーブオイル、レモン汁であえる。この食べ方は意外においしい!

そして今日、日曜はギリシャ中で食べて踊ってとにぎやかに祝うはずなんだけれど、うちの近所では田舎に行ってしまった人が多く、とっても静か。唯一近所に一軒だけ、ギリシャの伝統的な音楽でわいわいやりながら、羊の串刺しを炭火で焼いているのが聞こえてきていた。今年だけ例外で静かなうちの実家では、今日まただんなさんが付き添いに病院へ行っているので、戻ってきてから一緒にオーブンで焼いた羊肉を食べるつもり。
復活祭用に作った卵1


 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:0 | top↑
復活祭一日前の準備!
2006-04-22 Sat 16:51
曇り
土曜はいつもうちの近くでライキ(市場)がある。今日は明日のごちそうのために買物客で一杯かと思ったら、いつもより少ない人込み。よく考えてみるとうちの親戚だけでも誰もパトラスに残っていない。みな田舎へこの復活祭の休日を過ごしに去ってしまった。だからか、市場に売りに来ている農家の人も、今日は少なめ。

もちろん魚屋さんは休業。こんな日に魚を買うギリシャ人なんているはずがない。復活祭は毎年ゆっくり連休を楽しんでいるのだろうと思う。

うちのお義母さんが早朝にさっさと買物へ出かけてしまったので、あわてて後を追いかけたら、もう野菜を全部買い終えてかごをいっぱいにしていた。じゃがいも一袋(1キロ)、他にもギリシャでは欠かせないレモンを10個くらい、オレンジ、イチゴ4パック(←ほとんど全部私が食べる!)、パセリ、ねぎ、レタスなどなどで、かごはずっしり。なぜか若い人がひいているのは見たことがないけれど、お年寄りはよく、このタイヤが2個ついた、ステンレスの四角い買物かごをひっぱって買物している。多分昔の習慣で、料理する量、買物する量が半端じゃないので、こうでもしないと、家まで運べないからそうなってしまうのだ。今日の買物はずっしり重いので、私がひっぱった。

その後お肉屋さんへ。もちろん羊肉を買うため。でも今年は羊の丸焼きをしないことになったから、オーブンでじゃがいもと一緒に焼く予定。お義母さんは、少人数の私達では絶対消化しきれないって!!というような量:羊丸ごとの半分(半身)を買ってしまった。それで85ユーロ。この羊の値段は、毎年復活祭に近づくにつれて値上がりしていくので、毎日、今日の肉市場ではいくらで売られているということがニュースになっている。
今日のお肉屋さんは羊の丸ごとが大量に吊ってある。お義母さんが孫の為に牛肉も買おうとしていたら、お肉屋さんが今日はほとんど牛肉のストックがないといっていたくらい、ギリシャの復活祭は羊料理づくし。羊の丸ごとお肉が並ぶ、今日のお肉屋さん

ギリシャではお肉のどの部分も捨てない。頭の部分だって食べる。初めてオーブン料理で焼かれた頭が3つもお皿に乗っているのを見た数年前はショックを受けた。というか今でも直視はできない…。
臓物に関しては、私が唯一食べられる羊の臓物料理でマギリッツァという煮込みスープがあるのだけれど、お義母さんは準備が大変なので、ここ数年は作っていない。でも義兄のお姑さんがすごく上手で、毎年、この復活祭前日の夜中に教会へランパダ(=復活祭の火を灯すろうそく)に火(この火は、毎年イスラエルのギリシャ正教会から空輸され、アテネ空港からギリシャ全土へ運ばれる!!)をともしに出かけ、戻って来てみんなで食べる最初のお肉料理がこれだった。

臓物は何回もよくよく洗わないといけない。その義兄のお姑さんは、今年も、明日の復活祭のために、水曜日の朝もう用意し始めていた。洗っておけば、冷蔵庫で保存できるという。
腸も水でよくよく洗ったあと、木の棒を使って、管の中も良く洗う。この腸の部分はココレッツィという、串刺しの炭火焼・臓物料理にも使われる。(レバーなどが苦手な私はこれは食べられない・・・)良く洗うほど、くさみや苦味が全くない、とてもおいしい料理になる。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:4 | top↑
復活祭二日前!
2006-04-21 Fri 23:59
晴れ時々曇り
昨日の朝、義兄が急病で入院した。今日はお昼過ぎまで病院で付き添った。運の悪いことに、ギリシャで一番大きなお祝いである、復活祭の休暇で、お医者さんも少なく、しなくてはいけない検査が火曜までできないと言う。今朝ほっとしたことに、容態は落ち着いている。でもどんなにくなったとしても火曜までは強制的に入院ということ!復活祭も病院のベッドになってしまったので、私達が計画していた羊の丸焼きは今年はお預けになった。

お昼ごはんを食べにうちのだんなさんと出かけたら、パトラスのショッピングエリアはものすごい人出。今日から復活祭の休暇を取っている人たちがたくさんいるので、カフェはどこも満員、ショッピングする人たちもたくさんで、通りが埋め尽くされていた。復活祭二日前のパトラス、海へまっすぐ続くアイウー・ニコラウー通り

お昼はもちろんまた断食メニュー。幅広い年齢層に人気のパトラス国鉄駅に隣接している「スタスモス(=ギリシャ語で駅の意味)」という大きなカフェへ。すぐ後ろを列車が通るし、緑が一杯でテラスに座っているようなおしゃれな雰囲気。バーのカウンターには国鉄のロゴが入っている。よくコーヒーを飲みには来るものの、ここに断食メニューがあるとは今日まで知らなかった。実はこのシーズンの為に、ちゃんと盛り合わせや単品の断食専用メニューがある。しかも今日はオープンして8周年記念ということで、盛り合わせを頼むとビールもついてきた。

盛り合わせはとてもおいしかった。なすのフライ、オニオンリング、ポテトコロッケ、春巻きカレー味、インゲン豆のトマトソース煮、タラモサラタ(→4月19日の断食ファーストフード参照)、フライドポテト、きのこと野菜の入ったピラフ、などが、おしゃれに盛ってあって見た目にも魅力的。私達が頼んだのは、小さい方の盛り合わせで、15.90ユーロ。大きい盛り合わせというのもあって、19.90ユーロしていた。カフェテリア「スタスモス」の断食メニュー小さい方で二人で満腹になるくらいの量だったし、ビールはついてくるし、お水も良心的で小さいミネラルウォーターのボトルがたったの20セントしか取られていなかった。コーヒーやケーキに寄るだけでもいいけれど、ちょっとお腹がすいている時間なら、この盛り合わせ(今のシーズンをのぞけば、普通のお肉などのメニューのはず!)はとてもお薦め。

夜病院から戻ってきてから、教会へ行った。今夜はエピタフィオス(キリストのお墓へのお祈りの行事)といって、復活祭前の大事な日。教会は花のかざりで一杯になり、イコンなども全て生花で額のように縁取られ、色鮮やかになる。教会はあまりにもたくさんの人で埋まっているので、中にはいることも簡単にできない。外へも長い列ができている。亡くなったキリストを悼む行事であるけれど、人々の雰囲気はパスハ(復活祭)を待ち望む明るいもの。司祭さんがふりかける、花の香りが濃厚な液体もとてもいい香り。赤、ピンク、白のかわいいカーネーションやバラで飾られた教会の雰囲気も、お祈りの歌のような節もとても明るく、すでに明日の夜のキリスト復活を祝うムードで満ちていた。

礼拝が終わると、キリストのイコンを棺に見立ててたくさんの花で飾られたガラスケースがおみこしのようにかつがれ、イバラの冠がいくつかかけられた十字架を先頭に行列が教会から出発する。教会にいた人たちが一斉に後ろについていくので、まるで初詣を思い出すくらい道が人で埋まる。通りには、ところどころ絨毯がしいてあって、そこでは司祭さんたちが立ち止まって、お祈りをする。通り道にあたっている家々では外やベランダのライトをつけている家が多いので、道が明るい。教会に来れなかった人も行列のエピタフィオに十字をきる。
イタリアでは、トスカーナの村のコルプス・ドミニという5月のお祭りで、通りに、いろいろな色の花びらで模様を描き、その上を教会の行列がお祈りをしながら行進する日があるのだけれど、それを少し思い出させた。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | 現代ギリシャの伝統行事 | コメント:2 | top↑
ギリシャ人の身分証明書
2006-04-20 Thu 23:59
晴れ
ギリシャでは、タフトーティタと呼ばれる身分証明書がある。うちのだんなさんの場合、14歳の時に作っていて、それっきり更新する必要がなかったので、写真も子どもの時のままだった。
そして日本へ行ったとき、入国審査でもめたのが、パスポートの写真のページが日本のように刷り込まれていないギリシャのパスポート。上に貼られている透明フィルムが少しずれて外にはみだしていたので、偽造ではないかと疑われて大変だった。このいいかげんさがギリシャらしさでもあるんだけれど・・・

そのときに、他に身分を証明するものは?と聞かれて提出したのが、この身分証明書。昨年の秋に新しい身分証明書が作られるようになるまでは、みなが使っていたこの証明書は、言語もギリシャ語のみ。しかもそのギリシャ語は手書き! そして写真は子どもの時のものだから、誰これ?という感じ。それに年月を経ているからぼろぼろ・・・やっぱり疑われて当然だったといわれても仕方がない。

その身分証明書は、それまでは結婚すると端っこをはさみで切られて、新しくしてくださいといわれるのが常だった。でも切り込みの入ったままの証明書を使っている人もたくさんいた。それが、切り込みがあると無効ということに変更になり、身分証明書も12歳からという法律に変わった。

うちのだんなさんは、でもなぜか結婚したとき切り込みをいれられなかったのだけれど、信じられないことに、名字にスペルミスがあって、それを放置していた。身分関係の書類、税務署、銀行の口座、車、家の名義などなど全てにわたって、間違っている方の証明書のつづり。なぜ今になって変更することにしたかというと、私と結婚して、結婚証明書や家族関係の書類も間違ったスペルになり、これから未来の書類が間違って作られていくということになるのを阻止する為。

大体、市役所の書類の管理というのがわからない。家族はみな別のつづりなので、彼だけが別の名前を持っているかのような変な登録になっている。絶対市役所のミスなんだから、どうにかならないのかと聞くと、これは出生時の届出の時点からのスペルミスだったとわかった。当時のギリシャは身分証明書が存在せず、口頭での届出を市役所の人が手書きで書き込んで、そこに生みの親がサインするだけだったという。だから、サインするときにチェックしていなかった、彼の亡父の責任だというのだ。なんというかやっぱりアバウトなお役所仕事。

変更はものすごく大変だった。まず、亡父が本当にその正しいつづりの名前だったかどうかを、出身地の市役所に問い合わせ、その出生証明書を取り寄せる、それを確認して、市役所が裁判所への変更申請の書類を出す。それを許可するかしないかは検事の判断。それはなんとか通って、まず市役所内の登記を変更し、それらの書類を持って、警察へ。

警察がちょうど新しい身分証明書を作り始めた二日目に当たっていた。運の良いことに、古い身分証明書は発行に3ヶ月もかかるのが普通だったのに、新しいものは、たったの2日!そのかわり、警察も慣れていないし、たくさん発行できないからということで、急に番号札が配られて、毎日人数制限があったので、翌日に出直しとなったけれど。

この新しい身分証明書は、やっとヨーロッパの一国という感じで、もちろん手書きではないし、ギリシャ語と英語の併記。そして、宗教の表示が無くなった。ギリシャはギリシャ正教徒がほとんどを占めているけれど、カトリックやイスラム教徒もいるので、差別がないようにという計らい。でも教会側は反対していて、この決定までもめていた経緯がある。日本人がちょっとびっくりするのが、ギリシャの身分証明書には指紋が入っていた。これも新しいものでは表示されなくなった。

ヨーロッパ共同体内は、この身分証明書を持っている人たちは、パスポートなしで通行できる。ちなみに、ギリシャの国籍を持っている人にしか身分証明書は出ないので、日本人の私は相変わらず、パスポートが必要だ。
そしていつも不思議に思うのが、なぜ日本には身分証明書がないのかということ。もし免許証も作らず、パスポートも作らなかったら、写真入りの証明書が存在しないことになるから、誰かに身分を利用される危険が高いということになる。海外では身分証明書を作り、それを所持して行動するというのが基本なので、いくら島国とはいえ、日本も身分証明書がないままでいいのかなあとよく考えてしまう。


 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:2 | top↑
パトラスのMade in Japan
2006-04-19 Wed 23:59
曇り時々雨がぱらつく
自分の服の買物に行ったら、やっぱりパスハ(復活祭)前のショッピングの人込みが平日なのにすごくて、服も大分少なくなってきていた。土曜日に買おうかなあと迷っていたものなんて、もうどれも残っていない。ある店ではレジで待つ時間が長すぎて、怒り始めるお客さんもいた。
パトラスは服も靴も雑貨もイタリアからの輸入品が多い。船でイタリアへ行って買い付けてくる人がたくさんいると聞いている。やっぱりイタリアのものは遠くからショーウィンドーを見ても目立っていい物が多くて、ひかれてしまう。今日は先日から狙っていたイタリア製のサンダルが、サイズも合うものがあって買えたので大満足。

うちのだんなさんのいとこの家が予定より半年以上遅れたけれど、やっと完成して引越しが始まった。今日はカーテンを取り付けにきていて、手伝いにだんなさんが行ってきた。窓が大きい作りにしていて、前も後ろも窓がたくさんあるのでとても明るいし、大きなベランダもあって、理想的な家に仕上がっていてうらやましい。結婚10年目で、家具や電化製品も全部新しいものに買い換えた。家中にヤマハの音響システムを入れて、上の階の全寝室と下の階のキッチン、居間などが全部共通で音楽も聴ける(パトラスでもちゃんと私が電子ピアノを購入した、ヤマハの音響製品を扱っている店がある。)大きなベランダにも外に二つステレオをつけてあって、パーティにも万全。エアコンはシャープ。家中に取り付けてある。

ところで別に彼らが特別なわけではなく、日本製品はギリシャでは大人気。小さいパトラスなのに、多数ある電化製品のチェーン店以外にもソニーの正式代理店が2店舗あるくらい。車、バイクに関しては、代理店がパトラスだけでも全メーカー揃っている。他日本製で有名なのは、テレビ、ステレオもあるけれど、特にエアコン。なぜか売られていないか、もしくは欧州向けで製造されていないのが、洗濯機。アイロンもマイナーなものしか見たことがない。 そして電話機。電話機はパナソニックなどがあるにはあるけれど、日本のものとは似ても似つかない古そうな型。冷蔵庫も唯一日立の冷蔵庫が売られているけれど、とても高い。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | パトラスに関する話 | コメント:2 | top↑
復活祭前の断食ファーストフード
2006-04-18 Tue 23:59
曇り
今週は復活祭前だというのに、天気が崩れ気味。予報でも土曜までは曇りか雨だということ。その代わり24度くらいあってとても暖かい。

義兄の子が熱を出してしまって、夜39度まで上がる。日本でおでこに貼る、ひんやりするシートのようなものを宣伝していたのを思い出して聞いたら、同じようなものがあるというので、薬局へ走る。ドイツ製の湿布のようなおでこに貼るシートだった。2歳以上なのでOK。やっぱり貼ったら気持ちよくなったようで、その後しばらく眠ってくれた。

昨日も一昨日も私はスパゲッティを野菜ときのこのソース、ペストというイタリアのソースで立て続けに食べたので、ちょっとスパゲッティに飽きてしまった所。断食中で食べられるもののバラエティがないから仕方がない。

今晩は、宅配のファーストフードを注文。今週は大半のギリシャ人が断食をしているので、全部断食用になっている、特別メニューのちらしが配られていた。内容は、
イカのフライ・ハンバーガー(イカのフライ、フライドポテト、タラモサラタ(=たらことパンでつくるペーストのようなもの)、トマト、レタス入り)。
ハンバーガー(チョイスした団子(=通常は肉団子をつくるところを、肉のかわりにズッキーニ、もしくはたらこ、もしくはじゃがいもを使って団子にして焼いてある)、あとは上と同じ)。私はこれをズッキーニ団子入りで注文。
サンドイッチ(野菜、きのこ、大インゲン豆などいろいろな中からはさみたいものを選べる)。
ピタ(上記の団子を選ぶか、なす、ズッキーニ、コロッケなどなどから選び、フライドポテト、たまねぎ、トマト、レタスと一緒にはさまっている)。
盛り合わせ:なす、ズッキーニをいためたもの、赤ピーマンの入ったちょっと酸っぱいサラダ、ドルマダキャなど。
以上のような豊富なメニューで、味も悪くなかった。ただし、本当の断食では今週はサラダ油、オリーブオイルもカットするので、お義母さんだけは食べなかったけれど。

去年は私もこの一週間はノンオイルで過ごした。日本人にはそんなに難しくないけれど、オリーブオイルたっぷりの食事とお肉が基本のギリシャ人にとってはとても覚悟がいるのだ。その代わり、ちゃんと断食すると、復活祭の日から食べ放題食べるお肉や卵が普段の倍以上おいしく感じるのは確か。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:4 | top↑
ADSL
2006-04-17 Mon 23:59
曇り
引越ししたら念願のADSLを入れるつもりで、今日OTEと呼ばれているギリシャの半国営の電話会社に新しい電話番号の契約をしに行った。ADSLは初めての回線の設置など全て込みになっているパックが、今各会社から出ていて、この4月現在、一番遅いもので月に20ユーロ前後の料金になっているので、ギリシャでも大分安くなってきたと思う。

OTEは説明を聞くまでわからなかったのだけれど、ややこしいことに、OTEが出しているパックとOTENETという関連会社が出しているパックがあって、どちらもすごくOTEで宣伝しているくせに、OTEのパックを売らないと儲けにならないようで、やけにOTEのパックだけを薦めるのでうんざり。

回線配置の手続きはOTEのパックだけ、新しい番号手続きと同時に始めてくれるけれど、OTENETを含めて他の会社のものだと、新しい番号を設置してからしか手続き開始できない。
そしてネットでもパンフでも宣伝されている、コードレスのADSLモデムとWiFiスティックが無料というのも、実は裏があって、どこにも一言も書いてないのに、コードレスを使うとパックで決まっている毎月のADSLの料金が倍くらいになると言う。これではまるで詐欺じゃないと腹が立った。
そしてOTEのパックが一番毎月の料金が高い、となるとぜーったいOTEのパックは買わないぞーと決意してしまった。そういうわけで結局、新しい番号の契約しかできずに今日は終わってしまった。

一年ぶりくらいにだんなさんの友達がケルキラ島からパトラスに遊びに来ていたので、夜に出かけて、お店(クラブ)の閉まる3時半まで飲んだ(といっても私はアトピーのせいでアルコール抜き…)ので、朝帰り。二つ目のお店が、あまりの音楽のボリュームで、低音では私の肺や心臓まで振動しているんじゃないかというくらい!眠気が吹っ飛んでしまった。

彼が昨年購入したフォルクスワーゲン・ニュービートルのオープンカーに初めて乗った!なんといってもこのニュービートルはすごく欲しいなあと思っていた車。ハンドルからフロントガラスまでがすごく遠くて、運転は慣れるまで難しそうだったけれど、小さく見える車なのに、後ろの席も乗ってみるとスペースたっぷりで乗り心地もよい。パトラスのライトアップされた古い建物や教会がオープンカーから見ると、さらに雰囲気があるし、車の外観もやっぱりすごくかわいくて、あぁいいなあ~の一言。
やっぱりあたたかい時期が長くて、夏に雨が全然降らないギリシャには理想的だなあと思った。けれどうちのだんなさんは、馬力がやっぱりないなとか、自分の車と比較して後でケチもつけていた。パトラスあたりを走るだけなら馬力なんか必要ないんだけれど。 

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:6 | top↑
たまご
2006-04-16 Sun 23:59
晴れ
お義母さんが今日復活祭のお菓子クルーリを作った。いつもは手伝うのだけれど、昼間庭で太陽を少しあびたら頭痛が始まってしまってダウンしたので、だんなさんが手伝った。復活祭後の朝食は大抵これになる。あまり甘くなくて、ビスケットのような感覚でたくさん食べられる。復活祭に合わせて作るクルーリというビスケットでも卵がたっぷり入っているので、私はアトピー対策で今年は見送り。
卵は食べられないけれど、復活祭に向けて、毎年のように卵に模様や絵を描く予定なのでそれは楽しみにしている。

今TVのコマーシャルを見て思い出したのだけれど、トヨタの小型車でアイゴとよばれている車種がある。つづりがAYGOなので、ギリシャ語の「卵」という単語と同じ。読み方はギリシャ語ではアヴゴになるけれど、丸っこい小さい形で卵ともいえなくはないので、由来がギリシャ語なのかなぁと気になっている。
ただ日本車はヨーロッパ市場で車種の名前を変えて販売することがよくあるので、日本でも同じ名前で呼ばれているのかわからない。(※)日産のマーチもヨーロッパでは長年MICRA(ミクラ)という名で親しまれている。ミクラはきっとギリシャ語の「小さい」という単語、ミクロ(単数)・ミクラ(複数)から来ているに違いないと想像しているんだけれど?

追記 ※実はアイゴは欧州専用車だそうです。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:今日の日記 | コメント:2 | top↑
ショッピングへ出かけたら!
2006-04-15 Sat 23:59
晴れ
今日は朝から美容院に行って、その後ちょっとショッピング、と思ったら甘かった。

パトラスの中心部の今日の状態は、まるで急に日本の大阪か東京を思い出す人込み!カトリックよりずれて、あと一週間で復活祭のギリシャでは、復活祭に子どもや、洗礼した名づけ子、家族などにプレゼントを贈る習慣があるので、今が買物シーズン。しかも、今月半ば(つまり昨日まで)に、会社員や公務員は給料半月分(※一か月分と思い込んでいましたが、一か月分はクリスマスの時のドーロで、復活祭は半月分ということがわかったので訂正しました。)のドーロ(日本で言えばボーナスの感覚)をもらっている。
服や、靴を売る店はどこも一杯で、ZARAなんて、どの階も見てまわる隙間もないくらいの人で酸欠になりそうだった。レジも20人くらい並んでいて、買う気が失せかけたのを我慢して、なんとか子供服をGET。

のんびりした田舎町に慣れていた私には、都会の人込み状態がきつかった。疲れて果てていたので、コーヒーを飲まないと倒れそうと言って、用事が済んで合流しただんなさんとヨットハーバーにあるカフェに行った。その時点ですでに3時前だったので、いつも席が見つからない人気のカフェに座れた。天気がいいので、今日は出て行くクルーザーやボートが何隻もあって、うらやましい。まだボートも持っていないけれど、そのうちボートの免許を取りに行くつもり。もしかしたらそのうちボート買う機会があるかもしれないし・・・。うちのだんなさんによると、穏やかに見えるパトラスの海も、急に荒れたりするから難しいんだと言う。確かに、リオ(パトラスの郊外)はよく強風が吹く。リオに限らず、ギリシャは台風こそ来ないけれど、よく風が吹く国。天気予報でもよくどこが風速どれだけというのを予報している。前住んでいたリオの近くなんて、強風の日、夜中ずっと風がうなってよく眠れなかったりした。

ギリシャのゴミ回収者のストライキは今朝夜中の3時に終わったというのを、通りがかりに誰かが話していた。パトラスは悲惨なことに、歩道と車道の間にゴミの山ができていて、運悪く店の前がゴミ捨て場になっている地点では、車道からはショーウィンドーが全く見えないくらいの高い山になっている。ストライキが終わっても、全部回収するのにどれだけかかることやら。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:今日の出来事 | コメント:0 | top↑
パトラスの夕日
2006-04-14 Fri 23:59
曇りのち晴れ
昨夜雨がたっぷり降ったせいか、今日は太陽が出てからも冷んやりした風が肌寒かった。

夕方義兄がザキントス島から戻ってきて、地震が心配でこの数日よく眠れなかったと言う話をする。13日の夜に続けて2度揺れた後は、ホテル滞在客の半分がホテルから出て、広場に車を駐車して車で寝たんだとか。でも深刻というより、広場に集まった人たちは音楽をがんがんかけて、飲んだりしてパーティのように騒いだらしい・・・

その義兄がご飯を食べていたレストランにだんなさんと合流した。そのお店はパトラスの魚市場に唯一ある有名な店で、新鮮な魚が食べられる。魚介類を食べに行くにはイチオシのとてもおいしいレストラン。壁にはギリシャの有名人が来た写真などが飾ってあって、小さくて古~い雰囲気を保っていた。それが今度初めてすぐ隣に3倍くらい大きい、おしゃれなお店を建てて、先日オープンしたばかり!シオスカラのレストラン、内装新しくなってからは今日始めていったのだけれど、中も広いし、雰囲気もいいし、外の席は全部海を見渡せて、夕日が最高にきれいだった。シオスカラのレストラン、外の席
パトラスのシンボルの灯台のすぐそばで、駐車場もたくさんあるし、子ども用の公園もある場所だから、これから夏にかけてものすごく混みそう。
シオスカラのレストランから夕日

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | パトラスに関する話 | コメント:2 | top↑
ホメオパシー
2006-04-13 Thu 23:59
つい最近立て続けに複数の友人からホメオパシーがいいよという話を聞いた。私は試したことがないのだけれど、なんか最近、身体の免疫力が弱まっている感じがしていて、97年から急に冬期だけ手に発生するようになった、アトピーの湿疹と、小さい頃からの、「汗も」がこの冬同時に始まって、なんかひどいことになった。
いつもはなんかいろいろ気をつけて治していたのだけれど、今回は私の体力では勝てない感覚があったので、普通の皮膚科に行って、塗り薬をもらって今数日目。お医者さんもこれは治るものじゃないけれど、とりあえず魚、卵、アルコールをやめて、といわれて、そういえば、今回ひどくなった時、2回ともお酒を少し飲んだなあと気づいた。

しかも今断食期間中なので、お肉を食べていないから、お魚ばっかり食べていた。というわけで、それからたんぱく質をチーズと牛乳からだけとることに。ファソリア(インゲン豆:イタリアではファジョリと呼ばれる)も日本で言えば大豆に近いのかなあという感じでたんぱく質が多そうだけれど、お腹が張るのが嫌でめったに食べない。

それで今気になっているのが、このホメオパシー。単語もギリシャ語から来ていて、現代ギリシャ語でオミオパシティキと呼ばれている。由来は現代医学の父と言われる古代ギリシャのヒポクラティスが書き残した療法。 それが忘れ去られ、18世紀になって、ドイツのHahnemanという医師が再び療法として使い出したのが現代のホメオパシーの始まり。
ただし、今のギリシャでは公けの治療法として認められていない。イギリスなんかでは、国立病院でも専門のお医者さんがいるらしいのに。

お義母さんの知り合いがアテネのホメオパシーのお医者さんに通ってたことがあったらしいけれど、保険が利かないしすごくお金がかかっていたと言う。
まず信頼できるお医者さんかどうかというのが、特にホメオパシーでは大事だと思うので、実際ギリシャで行ってみるべきか、まだ決断できないでいる。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:9 | top↑
ザキントス島の地震
2006-04-13 Thu 23:59
曇り時々晴れ、夜から雨
パトラスに近いザキントス島の地震は、今回住民の不安を誘っている。
このイオニア諸島は地震が元々多いので、余計心配が続いている。しかも今回の地震は、なんかはっきりと、これが地震でこれが余震というのが区別がつかない。

まず4月3日に4.8リヒター、4月5日に5.7リヒター、4月11日の夜中3時に5.7、そして20時半頃5.9、さらに昨日5.8と5.4の地震がたった4分の間隔でたて続けにあった。私は気づかなかったけれど、パトラスも揺れた。

地震学者によって意見が違って、もうこれ以上強いものはこないだろう、という人と昔ケファロニア島では7.2リヒターの地震もあったので、もう大丈夫とはいえないという人がいる。昨日の地震の後では家に亀裂が入ったり、壁の一部がはがれたり、家に住めなくなってしまった人も出た。港でも被害があったらしく、丁度また仕事でフェリーで向かってい義兄は、しばらく船が入港できなかったと電話で言っていた。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | パトラスに関する話 | コメント:0 | top↑
絨毯の習慣
2006-04-12 Wed 23:59
晴れ時々曇り
もうすぐ復活祭なので、その前に家の大掃除をしようということになった。家といっても実家のこと。お義母さんは手首の手術待ちで手の疲れる仕事をしてはいけないので、今日はまず窓から私が掃除を始めた。窓はともかく、木製の窓枠、雨戸がいつも時間がかかる。新しい家は今ギリシャではみなアルミなので掃除も楽なんだけれど。今休暇中のだんなさんは面倒なオーブンの掃除を担当してくれた。

もう寒い日というのも全くないし、お義母さんに、ついでに絨毯も全部外して家中拭き掃除しようというと、5月20日まで絨毯は外さないと頑固に言い張る。
ギリシャでは、絨毯を冬中敷きっぱなしにしてある。実は、私は絨毯と土足との組み合わせがとても苦手。これはいまだに日本人の感覚が抜けない部分。敷く理由は寒いからということ。いやいやフィレンツェの方がずっと寒いけれど、イタリア人は居間にインテリアで敷くぐらいで、冬だからって誰も敷かないよと言ってもわかってもらえない。冬は絨毯を敷くものだというのが固定観念になっている。

廊下には細長い絨毯、キッチン、居間、寝室とそれぞれ部屋のサイズで絨毯を注文して敷きつめている家が多い。絨毯を敷く期間の目安は、お義母さんによると、パトラスの守護聖人である聖アンドレアスの日(11月30日)から、5月の聖コンスタンティーノスの日(5月20日)までということ。そして絨毯を皆が外す時期には毎日のように絨毯クリーニング専門店のちらしが家々に届く。このクリーニング屋さん達は洗うだけでなく、夏の間預かってもくれる。それはお金がかかるのでという家では、家に何枚も巻いた絨毯を置いておくスペースを用意している。

夏の間のギリシャの家の床そうじは、イタリアと同じ。大抵の家はタイルなので、ほうきで掃くか、掃除機でほこりを取ってから、モップで洗剤入りの水拭き。だから土足で普段歩く家の中もとても清潔に保てる。
ところが、冬この絨毯が家中に敷き詰められると、掃除機はかけるけれど、なんか絨毯だから、完全にきれいになっていない気がしてしまう。絨毯の上を土足で歩くのも最初慣れるまでちょっとためらってしまったくらいなので、掃除を考えると私は必要最小限にしか絨毯を敷きたくない。
なんといっても絶対避けたいのが、キッチンの食卓の下の絨毯。特に毎日パンを食べるギリシャ人の食卓では毎食パンのかすも落ちるし・・・、というのを私は時々ぶちぶちとお義母さんに言ってみるのだけれど、「足元が寒いから必要なの。」という一言で片付けられてしまう。

絨毯がこう必需品であるという習慣はトルコから来たに違いないと思っているのだけれど、ギリシャで、こんなに定着してしまっているというのがおもしろい。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:4 | top↑
近頃のギリシャのニュースと言えば・・・
2006-04-11 Tue 23:59
曇り
この数日のギリシャでの3大ニュースと言えば、イタリアの選挙、フランスのCPE撤回決定、そしてギリシャのゴミ収集者のストライキ。これはもう一週間も続いている。うちの家の近くもゴミが山のように詰まれて、日のあたらない夜でも異臭がしている。寝室が裏の畑に面している幸運に感謝。今日のテッサロニキでは圧力を受けて収集を開始しようとしたトラックとストライキを続ける側で争ってけが人まで出た。

2月あたりから始まったと記憶しているギリシャのストライキは、どんどん違う分野の労働者に変わるものの、まだ続いている。ギリシャは日本のように会社ごとに組合があるのではなく、ギリシャ全土レベルで、同じ業種が組合を作っている。(日本だけが特殊でヨーロッパではこれが普通らしい。)給料などの設定も、業種ごとに決められている。日本で年2回もらうボーナスのようなものは普通、会社が出すものではなくて、クリスマスのドーロ(プレゼント)、復活祭のドーロ(プレゼント)という形で、職業の種類で分かれている保険年金機関からもらう。いろいろな意味で日本とはずいぶん感覚が違う。そして、どんな業種でもストライキを頻繁にする。業種ごとの待遇を決めているのは政府だから、ストライキの相手も会社ではない。 政府と交渉することになる。それには大通りを埋め尽くすほどの人数が集まって行進する。

イタリアの総選挙。結果があまりにも僅差で複雑な事態となっている。ベルルスコーニの大金をはたいた選挙活動が結局有効だったのか、それとも、中道左派の政治に戻ることに不安があるのか、本当のところどういう理由で結果がこうなったのか興味がある。ギリシャではこの一応の中道左派の勝利を受けて、前回やっぱり長年の支持にも関わらず中道右派のネア・デモクラティアに席を譲ることになったパソックが、イタリアの例を見習って彼らも中道左派の勝利を目指すというような演説を今日していた。経済成長が伸びないという問題を抱えているのは、イタリアもギリシャも共通している。ちょうどユーロに切り替わった時期を挟んで政権交代したのもあって、どの政党が実際この問題を解決できるのか、誰にも明確にわからない状態。

フランスで大きな学生の反対運動を呼び起こした若者雇用促進策「初期雇用契約」(CPE)撤回が発表された。この騒ぎが始まったころ、ギリシャでも同じような政策を取り上げるかもしれないというのを、誰か政治家が話していたこともあるので、学生はほっとしているに違いない。だからといって、高い失業率を下げる効果のある政策が見つかるわけでもないけれど。

ついでに今日の地震のニュース。先日義兄が仕事でザキントス島に行っていて、夜中の1時に実家へ電話してきた。パトラスでは何も感じなかったのだけれど、結局後でザキントスでは5,5リヒターの地震だったとわかった。義兄が泊まっていたホテルでは、滞在客、従業員ともに、一時ホテルから出て様子を見るくらい強い揺れだったというので心配して電話してきたのだった。今日はその余震がまたあって、少しいくつかの建物に被害があったらしい。このパトラスとその近辺の島はとにかく地震が多くて、私も何回も小さい地震を経験している。

怖いのは、その地震の情報がすぐに報道されないこと。震度3くらいで、夜中だったりすると、朝、地震学者が目を覚まして仕事を始めるまでニュースにならない。つい先日同じペロポンネソス半島の下のキシラ島で6リヒターくらいの大きな地震があったときは、さすがに比較的?早く各チャンネルがニュースにしたけれど、アテネまで揺れたにもかかわらず、CNNなどの方が情報が早かったくらい。そしてその後アテネとテッサロニキの地震学者同士意見が食い違っていて、何時間も正確な震度がわからなかった。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:今日の出来事 | コメント:2 | top↑
ギリシャ人の兵役
2006-04-10 Mon 23:59
晴れ
久しぶりにアンテナを直したので、イタリアのRAIUNOがきれいに見えるようになった。18時現在、RAIUNOでは選挙の開票状況の中継をしていて、そんなものに興味ないうちのだんなさんは、スースーと寝息をたててお昼寝中。

昨夜DVDを返しに行ったときに運良く一枚だけあった、新しいDVD「ルッファ・ケ・パララギ-シレーネス・スト・エゲオ-」を借りたので、食後に見た。ギリシャの昨年公開されたコメディで、古い同タイトルのギリシャ映画があって、それをベースに新しいバージョンになっている。若者向けで悪ふざけも多く、歌も人気が出て、映画館でもすごく混んでいた。なんといってもギリシャ人の男性はほぼ全員が経験していることだから、共感できるのだろうと思う。

トルコがはっきり見えるくらい近いコス島に兵役で行っている若い兵隊たちが主役。主人公の婚約者が夏休みを取って、コス島まで会いにやってきた当日、問題が起きて岩島のピタという、コス島でも特にトルコに近く、携帯もトルコの電話会社の電波しかなく、テレビもトルコのTV局しか入らない地域へ送られる羽目になる。そこで亡命希望のクルド人とパキスタン人を助けて連れてきた、トルコ船籍のクルーザーが、領域侵犯してギリシャ領域のこのピタへ接岸。 偶然撮影中だったモデルのトルコ人の女の子達まで乗っていて、全員一緒に、政治交渉が終わるまでこの兵隊のグループが預かることになって・・・という話。

話は単純でたわいないんだけれど、おもしろかったのは、だんなさんの解説がないとわからない用語があったりすること。例えば、兵隊に来たばかりの新人は、「プサラコ!」などと呼ばれる。ギリシャ語で魚を意味する単語。それから、ベッドメイクも軍隊式の独特の方法らしくて、ああやってベッドメイクしてたしてたと、だんなさんが懐かしそうに笑っていた。また印象的だったのは、普通に観光客がたくさんいるビーチを絶えず機関銃を下げた迷彩服の兵隊が一人見張りで歩いていること。これはおそらく、コス島がトルコにあまりにも近いから。それからギリシャにいながら、トルコの携帯会社になってしまうというのは、私もケルキラ島で経験がある。ケルキラ北部の山の途中で、急に「アルバニアへようこそ!」というアルバニアの携帯会社からのWelcomeメッセージが入った。まるで行ったことのないアルバニアへの観光客にされたような気分。ケルキラもアルバニアにとても近い。

電話交換係りがピザを注文するシーンがあって思い出したけれど、もちろん外からのデリバリーは禁止。キプロスに住んでいる友達のだんなさんが、以前面白おかしく、キプロスでの兵役時代の話をしてくれて、その彼も、あまりにも軍隊での食事がまずいので、デリバリーを頼んじゃったことがあるって大笑いしていた。
彼はある隊の責任者に任命されてたそうで、その時、キプロスのギリシャ領の第一線にある小さい基地にいた。緑以外何もない地帯で、特に木も多くない平地。向こうのトルコ領の基地がはっきり見える場所で、見えるだけじゃなく、声も聞こえるくらい近い。しばらくたつと、トルコ人にとっても同じ環境だから、責任者である彼の名前を覚えられて、ふざけてトルコ人が彼の名を叫んだりすることもあったらしい。
さらにすごいのが、トルコ人が夜のライトアップを怖がる?もしくは嫌がる?というのを覚えて、外に設置されている強いライトを夜、わざとトルコ軍の建物に当ててあおったら、機関銃で建物を射撃されたことがある、という話。それも笑い話として話してくれた。キプロスの状況は冗談ではすまないくらい、深刻なはずなんだけれど、それが当たり前になっているから冷静なのかもしれない。ちなみにキプロスは小さいので、どんな遠くに派遣されても簡単に家に帰れるキョリらしい。ギリシャでは遠方まで派遣されるし、移動も多い。うちのだんなさんの時代は携帯がなかったから、手紙で家族とやり取り。今はあまり手紙を書かない彼の手紙がたくさん残っている。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:3 | top↑
ギリシャで見た日本の映画
2006-04-09 Sun 23:59
晴れ
昨夜遅くにどうしても作りたくなって、苺ジャムとマーマレードを作った。ヨーグルトにかけたり、パンにフィラデルフィアのチーズとこのジャムをつけるのが好み。ニューヨークチーズケーキも作ってジャムと食べたいなあ、とかいろいろ考え中。手作りイチゴジャムとマーマレード

今日はビデオ屋さんで、だんなさんと日本映画のDVDを借りてきた。タイトルは「誰も知らない」。最初にこれは本当に東京で起こった出来事ですというテロップが入るんだけれど、こんなことが本当にあったなんて信じられないとショックを受けながら最後まで見た。最後の方では泣けてくる。まだ見ていない人には内容を言いたくないので、ここでは書かないけれど、すごい映画だった。うちのだんなさんも「信じられない・・・」とつぶやいていた。
 
このビデオ屋はチェーン店で大きいけれど、映画の数は限られている。でも今回よく全部をまわって見ると、東洋映画コーナーというのが設けられていた。中国の映画もたくさん。日本は黒澤明監督の映画シリーズとそのほか新しいものも少し。ギリシャは武道が結構人気あるので、カンフー映画も古いものから再放送がよくあってみんな見ている。「ヒーロー」などのような中国映画は普通に映画館で上映されるので、人気があるはず。日本映画の新しいものは、どちらかというと、時々ある映画フェスティバルなどのイベントでということが多い。そういえば昨年の復活祭の日は、ERT1という国営チャンネルで「千と千尋の神隠し」が放送された。海外、特にアメリカで賞をとったりすると、ギリシャにもちゃんと来るらしい。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:今日の日記 | コメント:2 | top↑
今年初の苺
2006-04-08 Sat 23:59
今日はうちの近くの市場の日。まだ少し早いと知っているけれど、どうしても食べたくて、苺をたくさん買ってしまった。ギリシャの苺

去年は、4月後半に車でケルキラ島に行った帰り道、苺畑が一杯ある地域を通りかかって直売していたおばさんから買ったのが、やっぱりおいしかった。
今日のは見た目は最高においしそうだけれど、少し洗って食べて見たら、残念ながら、あまり甘くない。まあでもこれでたっぷりおいしいジャムを作ろうっと。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:8 | top↑
ギリシャのテレビ、イタリアのテレビ その2
2006-04-08 Sat 19:34
曇り
ギリシャのテレビニュースは今のところ、お昼12時から国営のネット、1時からアンテナ、2時からメガ、3時からアルファというチャンネルがそれぞれ各1時間、夜は一斉に9時から一時間番組が組まれている。国営チャンネルはその合間にもしつこいくらいニュースが繰り返しある。他にもチャンネルがあるけれど、視聴率の高いものは上記のチャンネル。またローカルテレビもギリシャは多く、小さなパトラスだけでも4チャンネルもあって、それぞれローカルニュースがある。

この一時間という枠が組まれているのは、別に報道特集などが入ったりするわけではない。どのチャンネルも大抵今話題の内容について言い合いが始まるのだ。 敢えて「討論」ではなく「言い合い」という言葉を使うのは、本当に収集のつかない叫び合いになったりするから。
まず、ニュースキャスター、二人くらいのジャーナリスト、そしてその話題の問題に関係のある政治家などを中継でつなぎ、画面を4等分して4人を同時に映し出す。そして一応キャスターが状況を抑えようと努力するものの、政治家とジャーナリストの怒鳴りあいに発展したりする。同時に二人がしゃべろうとして何を言っているのか聞こえなくなることもしょっちゅう。見ていてとても疲れる。その「言い合い」が何時まで続くのか?そして今日のニュースの全ての内容という目安になるものを簡潔に最初に伝えてくれない。だからその言い合いに飽きてチャンネルを変えると、その後海外のニュースが入ったりするのを見損ねてしまったりする。

この画面4等分が唯一効果的だったのは、イラク戦争のとき。
私は偶然にもイラク戦争開始前日に日本から飛行機でギリシャへ飛んだ。エミレーツ航空は関空からドバイ経由。ドバイからはキプロスを経由してアテネへ飛ぶ。ドバイまでは全て正常なスケジュール。イラクのことは心配だったものの、ドバイからも定刻どおり出発。ところが、途中でコクピットから機長のアナウンスが入った。「ただ今米軍よりルートを変更するよう要請があったため、ご迷惑をおかけしますが、迂回するため到着時刻が遅れます」というような内容だったと記憶している。機内の皆がざわざわっとして、緊張感が高まる。私は隣に座っていたおじさんがドバイ在住のギリシャ人の体育の先生で、やっぱり戦争が始まるんでしょうかというような話をした。
確かに地図を見ると、ドバイからキプロスへの直線ルートはイラクの国境すれすれ。もしくはそういう状況でなければ、アラブ系の航空会社なので、上空を飛んでいたのかもしれない。飛行機はサウジアラビアの真ん中あたりを横断し、紅海の上空で直角に右折して紅海上を北上してキプロスへ向かったので、ものすごい回り道となった。初めてサウジアラビアや紅海を空から見たことだけは嬉しかった。

さて、ギリシャで今のだんなさんの実家へ着いて翌日に、本当に戦争が始まってしまった。テレビは全てのチャンネルがほとんど一日中イラク戦争について。それもそのお得意の4等分で、一つはニュースキャスター、一つはCNNの中継、一つは現地に派遣しているギリシャのレポーター、もう一つはアルジャジーラの中継。これは公平にイラクの状況を見るのに大変効果的だった。

ギリシャはアメリカのプレッシャーにも負けず、その後も唯一イラクに軍を送らなかった国。ヨーロッパの中でも、位置関係もあるだろうけれど、伝統的にアラブ諸国と対立せずうまくやっていっている。だからアルジャジーラの放送も禁じられていなかったし、日本では放映されなかったアメリカにとって都合の悪い映像は全て普通に放送されていた。これはその後日本に戻ってわかったのだけれど。

余談になるけれども、戦争反対というので一致していたギリシャはその後どのくらい続いたかはともかく、アメリカ製品のボイコットを個人的にしている人たちがたくさんいた。ギリシャ人の大好きなコカコーラを我慢したりして。

ところで、イタリアのニュースはいたって普通。日本のように簡潔に今日の内容を最初に言ってくれて、順々に詳しいニュースが始まる。ただ、ベルルスコーニが政権を握ってから、すでに民放3社を所有していた彼が、国営放送まで手中にしたため、どれだけ報道が公平であるかは不明。国営のRAIUNOの有名女性キャスターが辞めさせられたりしたくらいだから。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャとイタリアの文化比較 | コメント:2 | top↑
ギリシャのテレビ、イタリアのテレビ その1
2006-04-07 Fri 23:59
晴れ
イタリアのカナレ・チンクエというチャンネルで昔からやっているストリッシャ・ディ・ノティッツィアという人気有名番組がある。
イタリアの総選挙前なので、今のギリシャではニュースで毎回ベルルスコーニとプローディを映し、どういう状況か報道している。それに頻繁に引用されて登場するのも、この番組。どういう番組かというと、コメディアンが二人ペアで司会し、政治家を皮肉ったり、え?っと驚くような事実を報道したり、ひんしゅくを買いまくるような強引なインタビューをせまったりする。共通しているのは、笑える内容ということ。

例えば、今日見せていたものでは、ベルルスコーニ(カヴァリエレ”騎士”という愛称で呼びつつ)が今日もまたお得意の共産党攻撃で「レーニン」と「スターリン」をどれだけ演説で繰り返し口にしていたか、とか、昨日はブローディ(プロフェッソ-レ”教授”という愛称で呼ぶ)がミラノのガレリアの中を報道関係者や他の政治家と颯爽と歩いていて、路頭のバイオリン弾き(だったと思う)のおじいさんが置いていた、小銭を集めたかごを、うっかり蹴飛ばしてしまう。 というような、本当にたいした内容ではないけれど、笑えるもの。とはいえカナレ・チンクエはベルルスコーニの私有するチャンネルなので、どのくらい正直にからかったりできるのか、選択が難しいのではないかと思う。

また、私がイタリアで見ていた頃にびっくりして今でも覚えているものなんて、すごい内容だった。イタリアのどの街だったか忘れてしまったけれど、普通の高等学校の建物に、毎日、日が暮れると誰かがやってきて、ライト入りの看板を取り付けにくる。そして夜だけ、ナイトクラブか何かに変身して使われている所を、隠しカメラで撮って紹介していた。

そして、この番組の人気は笑えるというだけではない。合間合間に司会者が座る机の上で二人の女の子の踊りが入る。昔から一人は金髪、一人は黒髪のダンサーと決まっていて、超人気番組なので有名になるチャンス!志望者が一杯いて、選ばれるのは至難の技。

イタリアでは国営放送、民放に関わらず、いろんな番組でダンサーの女の子たちが登場する。それも、日本では刺激が強すぎるというくらい、究極にカットされた衣装だったりする。それを、老若男女の差なく当たり前のように見ていて、あの子はきれいだね、あの子はスタイルがいいね、と淡々と批評する。そして長所をほめるだけではなく、ざっくりとあの子は醜いね!というのも言い切るのがイタリア人。ともかく、こういう番組をあまりにも見慣れているせいか、どんな過激な衣装でも、日本であれば、いやらしくなってしまうような番組では決してない。

ギリシャはそういう習慣は全くなく、ものすごく多い番組といえばギリシャ音楽が生で演奏され、歌手が歌う中、出演者みんなでわいわい話しをしたり、音楽に合わせて皆が踊ったりするもの。これはとってもギリシャ的な楽しみ方。やっぱり番組にはその国の文化が滲み出ている。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャとイタリアの文化比較 | コメント:4 | top↑
虫が怖い私の、ギリシャの春
2006-04-06 Thu 22:48
晴れ時々曇り
昨夜、今年初の蚊を発見して退治した。暖かいとはいえ、そこまで暑くないって!と思うのだけれど、裏に畑があるせいなのかもしれない。昼間はミツバチが2匹もキッチンに入ってきて、追い出したら、また入りたそうに、いつまでも窓の外を飛んでいた。そして夕方はアリを発見。ベランダからはいってきたらしい。列を作ってやってきたら大変。ギリシャは気候のせいでアリがやけに元気。要注意なのだ。

なんだか日本では虫から遠い生活をしていたから、昆虫達が活発なギリシャでは、あーわーと大騒ぎして虫を追い払う私。できることなら、春が来たんだなあと、ゆったりかわしたいけれどそれができない。

そういえば、ギリシャではテレビでよくコマーシャルをしているもので、しらみよけのシャンプーというのがある。最初は、しらみなんてまだいるの?とびっくりしたのだけれど、聞いていると夏のビーチで子どもがうつされたとか、学校で子どもがうつされたとか、よくある話だということ。見たこともない私にはふぅ~んというくらいなのだけれど、見ないですむようにしたいもの。

その話を妹としていたら、日本でも最近しらみが多くて子どもがうつされるっていうことを初めて聞いた。え?日本にもしらみってまだ存在したの?と言うと、今年は何かの気候の関係なのか、すごく多いから学校から注意されているらしい。私は日本では見たことも聞いたこともなかったので、過去の産物だと思い込んでいた。
それもこちらで聞いた説明では、不潔だからつくのではなく、よく髪を洗うきれいな頭で、小さい子どもであるほど寄ってくるらしい。それでは予防のしようがない。

最後に名前を出すのもいやなゴ・・・の話。イタリアのトスカーナでは見たこともなかったし、まず存在しないようだったので嬉しかった。でもギリシャはあったかいからやっぱりいる。日本よりずっと少ないのは乾燥してるおかげかもしれない。普通の家などにはさすがに全然いないけれど、夏の、お店も閉まった頃の夜のショッピング街で、道路際を歩いているのを2回も見てしまった。


 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:5 | top↑
レオナルド・ダ・ヴィンチ
2006-04-05 Wed 22:27
晴れ
今月2日に終わってしまった、パトラスのレオナルド・ダ・ヴィンチ展。私は2月に行ってきたのだけれど、さすが、今年のヨーロッパ文化首都に決まったおかげで、大きな展覧会だった。なにしろ、普段のパトラスといえば、6月から7月にかけて催されるフェスティバル( 今年は文化首都イベントと合体しています。演劇も数多し。クラシック音楽も良いものが。http://www.patras2006.gr )以外何もイベントがない。考古学博物館も小さくて、大きな展覧会をする場所もなかったので今回は古い工場を改装して会場が作られた。

というわけで、現在うちの近くに建築中の巨大な博物館がある。これは、その今年のヨーロッパ文化首都というイベントのためにヨーロッパ共同体からお金が出て建てているのだけれど、これは、本当は最低でも4月に工事完了し、その数ヵ月後には現在の考古学博物館の美術品も設置されて開館予定だった。 ところがパトラスの新聞が辛口で非難していた内容によれば、工事は8月ごろまで終わらない。さすがギリシャである。展示品の引越し、設置で、開館は12月までずれこむとのこと!だから、ヨーロッパ文化首都が終わる頃に、やっと開館するのだ。しかも、おそらく開館すれば素晴らしいだろうと思わせる(というのもまだ外壁が終わっていないので、形しかわからない。) 現代建築で、とにかく大きい。私の不安は、はたして維持していけるのだろうかという一点。



ところで、ここの所ギリシャでもベストセラーのダン・ブラウン著「ダ・ヴィンチ・コード」のおかげでレオナルド・ブーム!私もギリシャ語でなんとか読破。絵画の解釈においては、いくつか同意できない部分があるけれど、とても面白いストーリー。ルーブル美術館も目に焼きつくくらい覚えているし、出てくる絵画はどれも新鮮に記憶しているので、まるで映画のように景色を想像できて楽しかった。そうでない方にも、もうすぐ映画が公開されるから、楽しめるはず。

今年1月初旬までは、イタリアのアンコーナでレオナルドの絵画の展覧会( 今日チェックしたところ、サイトはまだ消されていないので、今の所まだネット上で絵とイタリア語の解説が見れます。http://www.leonardoculturamarche.com )があり、どうしても行きたかった。そこでは、「岩窟のマドンナ」の(ルーブル美術館、ロンドンのナショナル・ギャラリーと並ぶ)3枚目(3枚のうち、順序として2作目なのか3作目なのかは不明)のバージョンが来ていた。それから、「マリア・マグダレーナ」。どちらもレオナルドが弟子と描いたということで、素晴らしいのに、どちらもスイスの個人所蔵品なので知られていない作品。見たことがない上に、次いつ見れるかわからないということだから、絶対行きたかった。それなのに新しい滞在許可証のできるのが1ヶ月も長引いて、ギリシャから出国できず断念。あれは本当に悔しかった。



パトラスでの展覧会は、画家としてのレオナルドではなく、科学者としてのレオナルドを見るもの。工学的な知識がないと、最初の半分は残念ながらあまりわからない。ラテン語もレオナルドは鏡文字で書いているから、単語を拾うのがやっと。あれは横に翻訳をつけて欲しかった。壁には手記から抜粋コピーした手記とそれに関する設計図などのデッサン。その近くにいくつかそれを実現した木製の模型がおいてあって興味深い。

印象的なのは、本物のレオナルドの手記! 何冊かガラスケースの中で展示されていたけれど、どれも手のひらの中で握り締められるくらい小さい。その中に、びっしりと小さい文字(全て鏡文字なので逆さまに)で書き込みがされ、設計から解剖にいたるまでデッサンが添えてある。今まで本の中で見たことのあるものが、こんなに小さいノートに書き込まれていたとは想像していなかった。絶えず身につけていつでも思いついたときに書き込んでいたに違いない。

人間が飛べると思われていなかった時代に飛べるものを設計したり、戦争の為のより効率の良い(つまり残酷な…)武器を開発したり、レオナルドの研究に分野の壁はない。解剖は、有名な胎児のデッサンもあったけれど、さすがに妊婦さんの死体は得るチャンスがなくて動物で解剖したらしい。あぁ良かった・・・

水の動きに注目して、水流を何枚も何枚もデッサンしていたのも面白い。そういえばレオナルドの描く人物像は巻き毛が多いのだけれど、それも髪の毛の巻き毛の形に注目していたからで、凝った編み方をしてある巻き毛の女性の髪の毛を後ろからもデッサンしたものが有名。

最後に展示してあった大きな橋の模型は、実現することのなかったレオナルドの設計。トルコのスルタンに発注を受けて設計したら、こんな大きな橋がかけられるとは信じてもらえず、お金がかかるのに橋が落ちたら困るとなって、作ってもらえなかったとのこと。ところが、現代の建築工学の知識で検証すると、実現できる設計なんだそう。
1452年にフィレンツェ近くのヴィンチ村(ちゃんと今でもあります!)で生まれたレオナルドは1519年に67歳で亡くなった。没後約500年経った今でも、人々の興味をひいて止まない。


☆パトラスで行き損ねた方は、アテネにて5月8日まで、科学、技術だけでなく美術の分野も含んだレオナルドの展覧会があります。場所:Megaro Mousikis Athinon 開館時間10時~18時 チケットは6ユーロ(学生3ユーロ)です。オリジナルの手記やデッサンも展示されているということなので、ぜひ。


 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | パトラスに関する話 | コメント:4 | top↑
1927年のフランスの雑誌
2006-04-04 Tue 20:19
晴れのち曇り
うちのだんなさんの伯父さんが、突然ある古い雑誌を持ってきてくれた。雑誌L'ILLUSTRATION 1927年5月発行 表紙娘さんの名付け親が、大量の本(英語のものから他国語、もちろんギリシャ語も)を残していて、それを置いている田舎の家を復活祭の準備で掃除にいったそう。イギリスに留学していた方だったということで、外国語の本をたくさん読んでいたとのこと。
あまりにも多いとかで、本棚に入らないものを捨てる!!なんていうので、びっくりして全部車で引き取りに行くから捨てないでと言っておいた。捨てるなんて、あーもったいない!海外クラシック文学から英語の辞典やら、とにかくいろいろあるし、楽しみ。

ところで、その中から今日持ってきてくれたのは、フランスの雑誌で、1927年発行のL’ILLUSTRATION。約80年も経っていると思うと感動!
表紙を開くと、中にヨーロッパ各国や、南アフリカ、アメリカ、カナダなど、遠方でも当時から定期購読ができたらしく、その期間ごとの値段も載っている。もちろん絵画も色々載っているので、じっくり読みたいし、また広告が、味があっておしゃれ。

なかでも当時売られていたものとしておもしろい広告を、私のつたないフランス語力で解説すると;
コダックが、ボタン一つで簡単にあなたの映画が撮れますというような宣伝をしている、小さい映写機。雑誌L'ILLUSTRATION内のコダックの広告
それから、なんか鉄で厳しい雰囲気の、肺炎の患者さん向けの呼吸器。雑誌L'ILLUSTRATION内のSCHRADER製肺炎用呼吸器の広告

DUCOという会社(広告ではヨーロッパ中に店舗があるので、今もある有名なメーカーかもしれない?)が、日本の漆技術がどれだけすぐれているか説明して、その技術を応用した(家具などの為の)ペンキを宣伝しているもの。雑誌L'ILLUSTRATION内のDUCOの広告

そして当時の下着!!!シンプルでゆったりしたライン。雑誌L'ILLUSTRATION内、VALISEREというお店の下着の広告

イタリアのヴェネツィアのホテルが、宣伝するイタリアのビーチでのバカンス。水着が時代を感じさせる。雑誌L'ILLUSTRATION内、ヴェネツィアのリドへのバカンスを宣伝する、リドのホテル広告

最後に、当時の流行の髪形もわかる広告。花の成分から作られたワックスのようなもので、香水のようにつけられるという、おしゃれな香りのセット。これ、今もあったら試したいなぁ。(昨日、写真拡大ができないトラブルがあったので、普通サイズに訂正しました。)雑誌L'ILLUSTRATION内、MOLINARD JEUNEの香りの広告




 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | イタリア | コメント:4 | top↑
ギリシャ人=イタリア人の法則 その2
2006-04-03 Mon 19:14
曇り
昨日ギリシャ人とイタリア人がこんなに違うという話を書いたので、今日はこんなに似てる!という話も。

まず日本人は、口にしたことには責任を持ちなさい!ということを、誰でも少なくとも頭の隅っこに感じている。この責任感は、ギリシャ人にもイタリア人にもない。しゃべったことは空気に溶けて消えてしまう。
例えば、来週の土曜に、何々の映画に行こうよと約束したとする。日本であれば、アジェンダにメモでもして、他の人との約束とダブルブッキングしないようにするところ。来週どころか、一ヶ月先の約束でも日本人とならできる。こちらではしかしながら、全く約束になっていない。極端に言うと、その土曜の朝、映画にいきたい気分だったら行こうよという意味なのである。

それでも、結構まじめなイタリア人の友達は、やっぱり口約束を簡単にして忘れてしまうから、時々ダブルブッキングになってしまって、どうしよう?と、ちょっと困ったりしていたこともあるけれど、キャンセルされて怒る人もいないから、まず大丈夫。

これに私も最初は何回もだまされた。そのうち慣れてきて約束の仕方を身につけた。まず、どこどこに行こうよは、日本だったらしつこいって思われるくらい、繰り返さないといけない。もし来週の土曜にいきたいのであれば、二日にいっぺんくらいちらっと言って思い出させる。そして、前日の夜にも明日行こうよと確認する。ここで確信的な返事があれば、まず大丈夫!そして行かないとなっても怒ってはいけない。約束ではないのだから。

そしてさらにこちらでの生活が長いと、だんだん半地中海人になってくる。そうなると、とっても便利なことに、みんながするドタキャンが良心の呵責なくできるようになる。今では「来週どこどこに行く?」と聞かれたら、「あーいいね!行こうよ!」と即答。だって、来週のその時行きたいかどうか、その日がくるまでわかるはずないんだから・・・


 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャとイタリアの文化比較 | コメント:5 | top↑
ギリシャ人=イタリア人の法則
2006-04-02 Sun 19:28
快晴
あったかくなってきたせいで、のどが渇く。今までの冬の季節は飲むべきと知っていても、あまりお水を飲みたくない。日本のようにお茶なら飲む気がするんだけれど、と思ってときどき親に送ってもらったお茶を入れてみたりする程度。

ギリシャではよくガラスのボトルを売っていて、一家庭に3本くらいを、そのまま水道水を入れて冷蔵庫で冷やす。これが食卓のお冷や。私は室温で飲みたいから、蛇口の水をそのまま入れて飲んだりする。でも薬の味がはっきりして、すごくのどが渇いているときじゃないときついので、私は夏にはミネラルウォーターを買っている。

イタリアではミネラルウォーターを買うのが当たり前。スーパーでのお買物では必ずかごのなかに6本の大きなボトルセットを入れる。食卓ではミネラルウォーターの普通の水か、炭酸入りのボトルが必ず置かれる。
それを思い出していて、やっぱりイタリア人は味に繊細だなあと思う。
水だけではない。コーヒーも冷めるまで置いておいたりしない。一番おいしい、熱いうちに飲み干す。まずいお店では絶対食べない。ファーストフードも流行しない。
また、服を買うとなれば、生地のよいものを選ぶ。買ったら大事に着て、また翌年はその流行にあわせて縫い直してもらったりもして、捨てたりしない。

ギリシャ人は全部正反対。
私の出した勝手な結論:イタリア人=実質重視 ギリシャ人=雰囲気重視 という国民性。

でもギリシャ人は、イタリア人が自分達と似ていると思っていて、よく言われるフレーズが、
「イディア・ファッチャ、イディア・ラッツァ」同じ顔、同じ種族という意味。まあ全然似ていないわけじゃないんだけど・・・


 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャとイタリアの文化比較 | コメント:2 | top↑
ギフティとツィガーニ:ギリシャのジプシー
2006-04-01 Sat 23:59
快晴
ギリシャでは一人でカフェに行けないっていう話を、今日友達のブログに書いていて、よく考えてみた。日本のように本を読んだり、勉強したりできないという意味なんだけれど、まず、一人でいるとナンパされる可能性大。モロッコ人が海賊版CDを売りに来る。これは毎回。そして外の席に座っていると、ジプシーの子供達がティッシューを売りやってくる。そういえば、夏の夜、タベルナでの屋外の席での夕食では、子どもや大人が楽器を鳴らして、やってくる。あれはまだ風情があっていいんだけれど。

子どもが来たとき断るのが私はとても苦手。子供にお金をあげると背後にいる誰か大人が手をひいていて、さらに子供を使うようになるので、何も子どもにあげないようにしましょうというようなコマーシャルを昨年テレビで見たこともある。どうするべきなのか?ギリシャ人はその時の気分しだい。あげるときもあれば、だめだめっと追い払うこともある。

ギリシャ人は生まれたときから、ジプシーがいることが当たり前で育っているけれど、日本人には理解が難しい、この存在の仕方。ギリシャではジプシーは皆ギリシャ人としての身分証明書を持っている。そしてギフティ(複数形、男性単数ではギフトス)と呼ばれる場合と、ツィガーニ(複数形、男性単数ではツィガーノス)と呼ばれる場合がある。

共通語で使われていたりもするけれど、話に聞くと、ツィガーニはきれい好きで、大抵、ちゃんと学校にも通い、お金儲けも上手で大きな邸宅を建てるお金持ちもたくさんいるとか。それに、歌が上手なので有名で、有名な歌手も何人かいる。

一般にギフティというのは、ギリシャ人が、服装がひどいことを意味する形容詞にも使うくらい、うす汚れたイメージ。子どもを学校に行かせないし、もらったお金や、鉄くずを集めて稼いだりしている。

家をもてないジプシーたちが住む場所は市ごとに決められている。パトラスでも一箇所、定められた土地があって、そこに小屋のようなものを建ててまとまって住んでいる。彼らはギリシャ語もしゃべるけれど、普段は彼らの言語で話しているらしい。結婚の習慣も違って子どものような未成年で結婚したりする。女の子は絶対にズボンをはかない。ミニスカートもはかない。揃ってロングのカラフルなスカートか布をまいたようなものを着ていて、そういう独自の習慣をずっと守っている。

でも投票をする権利もギリシャ国民なので当然ある。男性は徴兵にもいく。国民の権利が保障されていて、どうして子どもを学校に送って、生活の向上を夢見ないのか不思議。昨日パトラスのローカルテレビニュースで、そのジプシーの一人が、銀行ローンを組めないから家を購入できないと文句を言っていた。でもそれは一定収入か担保がないと無理に決まっている。

そして、ギリシャではたくさんジプシーの子供達が働いている。ティッシューなどを売り歩いている。ジプシーの女の人は生まれた赤ちゃんを抱いて(利用して)、道路に座ってお金をもらおうとする。ジプシーだけでなく、ギリシャ人でも、子供に対して、子供の権利があるというような、先進国の考え方がまだ完全に行き渡っていない。みな貧しければ中学生からでも働くから、夜間学校がたくさんある。テレビでは、夜12時からオープンするブズーキャで歌っていた歌手(男性)が、離婚していて子どもを預けられないからといって、夜中子どもと一緒にステージに出ているなんて話をしていたこともある。

うちに台所のシンクのつまりを直しにきた水道工事のおじさんは、子供(小学校高学年くらいに見えた)をただ連れてきただけでなく、工具はもたせるわ、仕事は手伝わせるわで、私はびっくりして、腹がたったんだけれど、ギリシャ人は、家業を継ぐために子供も仕事を覚えて偉いという考え方。ただ覚えるならともかく、工具なんかの荷物もちにも使うなんて!という私の怒りがわかってもらえなかった。

でもその時、笑ってしまうけれど、なぜかドラえもんのジャイアンが家の商売の八百屋を手伝っていたのが頭に浮かんで、日本でも昔は当たり前だったのかもしれないなあと思い直した。


 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | 現代ギリシャの習慣 | コメント:0 | top↑
| ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。