ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary 2006年05月
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ギリシャの大学卒業式
2006-05-31 Wed 06:26
晴れ
引越し先の電気スイッチやコンセント、停電の時につく非常用ライトや、その他いろいろを買いにいった。うちのだんなさんの叔父さんが電気工事屋さんなので、40パーセントも割引になって、ちょっと得した気分。

あさっては、その叔父さんの次女がTEI(テイーと呼ばれる)というギリシャの国立工科大学を卒業する、オルコモシアという式の日だ。以前友人のだんなさんの、AEI(アエイ、もしくはパネピスティーミオと呼ばれる)というギリシャ国立大学のオルコモシア(卒業式)があるというので、初めて見に行ったけれど、花束やケーキをもってお祝いにかけつける人々と卒業生で大にぎわいで、卒業証書が渡される舞台の見えるところへたどり着くのもやっとだった。

ギリシャでは卒業することを、誰々が「オルキーゼテ」(=公に誓いをたてる。宣誓する。)という表現をする。だから卒業式も「オルコモシア」(=宣誓式)と呼ばれている。

日本ではあまり盛り上がらない大学の卒業式に比べて、楽しそうなのがうらやましい。理系で人気のあるエンジニアなどは、卒業できない人もたくさんいるし、卒業が数年遅れることもざらだそうなので、卒業できることが余計おめでたいのもあるようだ。叔父さんの次女も、一つ残っていた最後のテストを半年遅れでパスしたそう。ある教授が一回のテストで2-3人しか合格させない、という厳しい先生なんだという。それに同級生はまだたくさんのテストがパスできないで、当分卒業できないらしいから、彼女は優秀らしい。

ギリシャは国立大学の数が少なくて、入るのも狭き門。自分の住む町の大学に行ける可能性は限られている。親に、遠方に仕送りできる経済力がないという理由で進学をあきらめる人も結構いる。また、ギリシャで入れなくて、入学自由のイタリアの大学に行くギリシャ人も多い。それでイタリアで卒業できるかはともかくとして、若い人ほど大学進学率が高い傾向にある。政府は私立大学を初めて認可する方向で政策を練っているけれど、ギリシャの学生たちは大反対している。日本やアメリカのように私立大学の存在が当たり前の国から見ると不思議な感じだ。

ギリシャには国営の通信大学もあって、本部がパトラス。大学院のコースもいくつかあるし、ちょっといいなあと思っていて、一度プログラムをもらいに行ったら、人数制限があって、秋に行われる抽選に通らないとだめだそうだ。人気もあるので、なかなか抽選に受かるのは難しいらしい。
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パトラスの海辺で・・・
2006-05-30 Tue 17:56
晴れ
今日は引越し先に取り付けるライト、ドアノブなどを見てまわった。やっぱりこれらもイタリアのものがギリシャには多い。よくインテリアの雑誌にも載っているおしゃれなイタリアのライトも、一応パトラスでも一通り揃っている。やっぱりすごく高いので買えるかどうかはともかくとして・・・。

今日はお店を見てまわるのに、歩き回って、さらに引越し先の掃除も初めてくたくた。ちょっとくつろぎに海辺へ出かけた。
夜にパトラスのヨットハーバーの右端にある、素朴なお店へ行った。ヨットハーバーの管理事務所が経営しているとか聞いている。ちょっと古い小屋みたいなのが建っているだけで、シンプルだけれど、ヨットや海を眺めて、ちょっとシーフードをつまんだりするのに、人気。昨日の日曜に通りかかったときはもう一杯の人だった。パトラス、ヨットハーバーにあるシーフードのお店。写真の奥の暗いところは海。

以前行ったときは、カラマラーキャ(いかのフライ)をウーゾを飲みながら食べた。今日は小エビのフライとコッツォムーレスという魚の小さいもののフライ、ホルタ(青菜をゆでたもの)、フェタとサラダなど。
暑かったので薄着で行ったら、海辺は風が吹いていて、涼しいのを通り越してちょっと寒いくらいだった。でも海の音を聞きながら食べるのは、やっぱり気持ちいい。 

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今日は「ダ・ヴィンチ・コード」で夜更かし・・・
2006-05-29 Mon 15:46
晴れ
しつこいくらい書いている、おまけの充実したギリシャの新聞・日曜版なのだけれど、今日は本が目当てで二つ新聞を買いに行くと、おまけが増えてごろっと厚みのある新聞をお持ち帰りできるよう、新しい包装に変わっていた。普段はペリプテロで袋をくれる所とくれない所があったりして、時々困ったものだったけれど、これで便利になった!

今日の欲しかったおまけは、毎日曜日付いている、海外文学シリーズ。カフカの「塔」という本で、読んだことがなかったので、楽しみ。さらに今日から先史時代から現代までのギリシャ史の厚みのある本のシリーズも今日始まって、一冊目「ギリシャ先史時代」がついて来た。
もうこんなに分厚い本が2冊もついているから、ずしーっと重い。このセットが3ユーロ。売り切れ寸前だった。全国紙「キリアカティキ」(エレフセロティピアの日曜版)、しっかりした透明ビニール袋で手をかけられる穴がついている。


もう一つは、「ヴィマ」という好きでよく買っている新聞。この新聞は、記事の文章がよい(正しいとも言える?)というので、現代ギリシャ語の勉強にもお薦めと当時習った先生からも聞いている。日本で言えば朝日新聞のようなものかもしれない。これにはウンベルト・エコーの「バラの名前」前編がついて来た。全国紙「ヴィマ」の日曜版
ショーン・コネリー主演で映画もあるから特に有名な作品。イタリア語の本を持っているので、このギリシャ語と読み比べるために買った。ウンベルト・エコーはギリシャでも人気でよく店頭に並んでいる。

先日イタリアのRAIUNOを見ていたら、イタリアでは「コリエレ・デラ・セーラ」(全国紙)だったと思うけれど、ロベルト・ベニーニの映画が毎日おまけで付いてくるという魅力的な宣伝をしていて、あぁ欲しい~と思ってしまった。パトラスでもイタリアの新聞は一日遅れで売られるけれど、もちろんおまけなしの新聞のみ。

今日はとうとう映画「コディカス・ダ・ヴィンチ」(ギリシャ語で「ダ・ヴィンチ・コード」のこと)を見に行った!いろいろな所へ寄って遅くなってしまい、結局夜中の12:20から3時までというその日最後の回。学生くらいの年齢層が多かった。映画のチケット感想は、本の方が断然、スリル満点でおもしろいというもの。やっぱり分厚い本なので、映画では詳細が全て省略され、いろいろと細かい変更もされている。省略されている部分は、どうなるんだろう?と本ではスリルが盛り上がる所ばかりなので、なんだかすべてあっさり解決していくように、映画では見えてしまう。映画としては悪くはないけれど、本を読んでいると物足りないというのが正直な所。
最後に秘密が暴かれるところでは、やっぱり若い人たちしかいなかった、レイト・ショーだけれど、苦笑が聞こえた。キリスト教徒にとっては、どうしても「何言ってるんだ。」、と思ってしまうシーンなのだと思う。それに本よりストレートにあっさり最後の展開になるので、あまり緊張感もないし・・・。

映画ならでは、という良い面は、ストーリーのポイントとなる各地を全て直接見れること。私もテンプル教会などは見たことがなかったし、行ったことがある場所でも、例えばニュートンのお墓がどんなだったかまでは覚えていなかったり、というのがあるから、映像で見れるというのは良かった。

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ライキ・アゴラ(朝市)で買物
2006-05-28 Sun 03:27
晴れ
うちの近くのライキは毎週、土曜日。活気はあるけど、小さいので、大きな市場に行きたいときは、木曜にある、歩いて20分くらいの所へ行く人もいる。そこはパトラスで1番か2番目に大きくて、テーブルクロスや、服など、いろんなものも種類が豊富に揃っている。

イタリアから来て最初の、ギリシャ風(?)朝市の印象は、とても素朴ということだった。イタリアは市場といっても、こぎれいで、もうちょっとお店っぽく見える。ギリシャのものは農家の方々が直接売ってるぞーというのを全面に感じる。いつも、子どもも手伝って家族で売りにきている農家の人もいる。朝市にて、果物から瓶詰めまでいろいろ売る農家の人

朝市の青菜だけ売る農家の人  朝市の八百屋さん


日本の魚市場のように威勢が良くて、いろんな掛け声が絶えず上がる。例えば、ギリシャの、日本のものより一回りも大きいキュウリを売りながら、「ヨーグルトの準備はいいかあー!」などと叫んでいるおじさんが今日いた。なぜキュウリでヨーグルトかというと、ツァジキ(※レシピは記事の最後)というギリシャ定番の食べ物の食材なのだ。
朝市の魚屋さん

石油の値上がりにつれて全てが値上がりしていた、市場の値段も少し落ち着いたようだった。例えば、先週1キロ70セントまでになっていたじゃがいもも、今日は50セント(ギリシャではこれが普通の値段です。)。
つかみ取り感覚!500グラム買った、さくらんぼ。今日はケラシア(チェリー)を売っている人が多くて、やっぱり惹かれてしまって、結局味見に少し買った。値段は1キロ3ユーロ。 フラウラ(苺)は1パック1ユーロで、4パック買った。これで食べ放題!最近の苺は甘くて、もう食べ始めたら止まらないのだ。朝市の苺

ペポーニ(メロン)はまだ早いので高め。1個が1ユーロ20セントと書いてあったけれど、うちのお義母さんはまけさせて、1個1ユーロ、それも2個買ったら、さらに1個おまけしてもらって満足そうだった!
朝市の花屋さんベランダ用の花も買いたかったけれど、引越しが済むまで我慢我慢・・・。




※ツァジキのレシピです。★★★★★
 材料 ☆濃い目のヨーグルト(ギリシャの一般的なヨーグルトは水気をきってあって、まったり濃い為。)を500g。
    ☆にんにく×4粒
    ☆きゅうり1本(ギリシャのは大きいので大きめのもので1本です。)
    ☆ワイン・ヴィネガーを1スプーン。
    ☆塩少々
 作り方 1.きゅうりを,
野菜・チーズ削り器の大き目の穴で削ります。塩を少々加えてから、出てくる水気をきる為にしばらく置きます。
     2.にんにくをすりつぶします。
     3.ボールにヨーグルト、用意したきゅうり、にんにく、ワイン・ヴィネガー、味見をしながら適量の塩も足します。
     4.3をよく混ぜたら、冷蔵庫へ1時間いれて冷やします。
     5.黒いオリーブなどを飾ってお皿に盛ります。

これは、ギリシャでいろいろな料理を並べる中で一品として出したり、ピタに、豚肉やチキン、新鮮なトマトのスライス、刻んだ生のたまねぎ、フライドポテトなどと合わせて、このツァジキを入れて食べるのが、典型的です。普通のものは、にんにくがきついので、苦手な方は、控えめに。なんというか、やみつきになる味で、おいしいですよ!

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そろそろギリシャも観光シーズン!
2006-05-27 Sat 06:01
晴れ
昨日曇って久々の雨を期待していたら、結局降らずじまい。パトラスではまた暑い一日となっている。冬から春にかけて聞こえる近所の川のせせらぎも今は静まり返って、つい先週まで騒いでいた蛙たち(ギリシャにいる蛙の種類はわかりませんが、日本のとは声も違うんです。)も、どこかへ行ってしまったらしい。
でもギリシャ北部では急な雨や、雹が降って、農産物には被害があったそうだ。暑さは少しましになって、この週末は通年くらいの気温(天気も良く)に戻るという。

イギリスのBBCが、今年のエーゲ海でのバカンスは危険だ、などと言ったそうで、その発言に対してギリシャでは批判的な報道をしている。先日のギリシャとトルコの戦闘機追突事故に関連して、エーゲ海でそういう事態が頻繁にあるならば、民間機も巻き込まれかねないというジャーナリストの意見からきたようだ。これから本格的に観光シーズンのギリシャの観光地にとっては、深刻な問題。

観光といえば、毎年、演劇、クラシックのコンサートなど様々な文化芸術イベントが行われるアテネフェスティバル(毎年5月から10月の間)によって、アテネのイローディオ(Herodes Atticus劇場)では昨年の10月だけで、チューインガムがトータルして27キロ!!も捨てられていたという驚きのニュース。他にもあらゆる種類のゴミで一杯だったという。さらに遺跡を利用することで、遺跡自体が実際に傷んでいるという問題(鉄くぎを打ってステージに必要な電気コードなどを止めたり・・・)もあるそうだ。というわけで、今年は8月の一ヶ月間、イローディオを完全に閉めて、修復をすることになったそうだ。

ギリシャは真夏を除く5月から秋にかけて、様々な古代劇場で頻繁に劇などが見る機会があって、とても嬉しい。でも観客には本当に気をつけてもらいたいと思う。
先日はオリンピアで、遺跡を利用するということで魅力的だったはずの、国際スポーツ競技大会が、申請を却下されたというニュースを見た。やっぱり利用し始めると、遺跡の傷みが進行するのを防げないから、危険すぎるという判断だった。残念だけれど、遺跡は世界に一つしかないのだから、諦めてもらうしかない。

最近はパトラスのヨットーハーバー、マリーナに停泊するヨットやクルーザー、ボートの数が増えてきて、夏らしくなってきた。私もビーチに行きたくて仕方がない。明日ペンキ塗り替えが終了するので、あと少しで引越しもできそうだし、それからゆっくり海に行く時間も出来るといいなぁ。


アテネフェスティバル情報★★★★★
アテネフェスティバルのサイト:リニューアル中ですが一時的な情報が見れます。
アテネフェスティバルのプログラム:一番詳しかったサイト(残念ながら、ギリシャ語です。)

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薬草としてのバジリコ(バジル)
2006-05-26 Fri 04:47
晴れ、夕方に曇り。もしかして久しぶりに雨が降るかも?
以前エスノスという全国紙に付録でついて来た冊子があって、ちょっと本棚で眠っていて忘れてしまっていた。ぱらぱらめくってみると、バジルについて、薬草としてどういう効能があるかというのも載っている。先日バジルについて記事を書いたばかりなので、興味もあって読んでみた。

まずはバジルにまつわる話がいくつかあって面白い。
一つはギリストが亡くなって復活したあとに、キリストの墓の周りで育ったのがバジルであるというもの。他の言い伝えでは、聖十字架伝説(※)で有名な、コンスタンティヌス1世の母、聖女ヘレナ(ギリシャ語でエレーニ)が、ゴルゴサの丘の、キリストが磔になった本物の十字架を発見した時に、同じ場所でバジルを見つけ、ギリシャへ持ち帰ったというもの。

またインドでは(他にも調べたところでは、バジルはインド原産という。)バジルは聖なる植物とされていた。さらに裁判でもバジルに誓いを立てていたという。
古代ローマ人たちは、バジルを子をもたらす植物としていて、若い未婚の女性でもバジルを育てているだけで、妊娠する可能性があると信じていたという!

そして薬草としての効能。
ハーブティーにして飲むと、腹痛を和らげる作用がある。また、めまいや、神経性の偏頭痛のときに、症状を抑えて体を元気づける効果と利尿作用がある。
すり潰したバジルを鼻につけると、風邪の症状をやわらげるという効果もある。
ワインと合わせて食べると、素晴らしい強壮作用、消化促進作用がある。(それでイタリア料理がさっぱりとして胃にも優しい感じがするのかと納得!)
また、母乳をあげるお母さんたちには、母乳を増やす効果もあるそうだ。

ハーブティーとして飲むためのレシピ:水1カップに、バジルの枝を二本、もしくは乾燥させたバジルをティースプーン一杯を入れ、10分間ほど弱火で沸かして出来上がり。

とても手に入りやすいハーブであるバジルで、これだけいろいろ効能があるというのなら、食べるだけでなく、次回の風邪や腹痛の時、さっそく試して見ようと思う。


☆記事内のバジルの言い伝えと効能は、4月20日付けのギリシャの全国紙「エスノス」の付録で、「ハーブの辞書」という冊子から引用しています。

※聖十字架伝説について分かりやすいサイトのリンクです。
1.フィレンツェ サンタ・クローチェ教会壁画修復プロジェクト:偶然見つけたサイトですが、壁画を見ながら伝説の解説が読めるのでお薦めです。実は私の壁画修復の先生の一人も載っています!
2.Wikipediaの「聖十字架」解説
他にも聖十字架伝説で有名な壁画で、以前私が住んでいた村の近く、イタリアのアレッツォ、サン・フランチェスコ教会に、ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品があります。ここを修復した修復家とともに足場の組まれた中を上って、間近でこの壁画を見る機会が当時ありましたが、近くでみると人物なども実物大です! 迫力があるだけでなく、リアルな人物描写がとても印象的でした。修復で蘇った、フレスコ画の美しく鮮やかな色合いによって、ピエロ・デッラ・フランチェスカの魅力をたっぷり味わうことができます。

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世界の空港ランキング!
2006-05-25 Thu 03:01
今日のパトラス最高気温:36℃ ペロポンネソス半島南部のカラマタ:38℃!!
SKYTRAXというイギリスの調査会社が、空港を実際に利用した旅行者のアンケートで出した、世界の空港ランキングというのがおもしろい。2005年集計の結果は;

1位は香港国際空港。評価されているのは、スペース、明るさ、風通しの良さ、清潔さ、効率の良さ、市内との接続交通機関など。残念ながら、私は昔の香港の空港にしか降り立ったことがないので、比較ができない。昔の空港は一度、天気が悪いときの着陸で怖い思いをした。当時の香港の空港は世界一着陸が難しいというので有名だった。強風の為、機体を揺らしながら降下。窓からは立ち並ぶ高層ビルの明かりがすごく近くに見えて、その中を無事降り立ったときには、乗客全員から自然に拍手が湧き出た。ちょっと映画「ダイハード」を思い出すような着陸だったので忘れられない。

2位はシンガポール・チャンギ空港。ここは利用したことがあるけれど、たしかに設備が豊富だった。いろいろなチャンネルごとに、座って見れるTVのブースのようなものもあったし、もちろんインターネットのスペースもあった。お店も多くて飽きなかったなあと言う覚えがある。

3位はソウル・インチョン空港。空港の評価は高いのに、残念なのは、市内と直結する交通手段の整備だと書いてある。私も聞いたことがあるのが、ものすごい車の渋滞を起こすので、短い日本からの旅行でもソウル市内と空港の往復で大きな時間のロスがあるという話。

4位はミュンヘンの空港。成田からは直行便もあるから、東京の人は利用している人が多いと思うけれど、私はまだ使っていないのでノーコメント。

そしてなんと関空が5位。それも清潔さや、空港職員の対応の良さでトップだという。これはちょっと嬉しいニュースだ。

6位は印象的なドバイ国際空港。なんだか金色が目立つ独特のアラビアンな雰囲気。お店はものすごく繁盛していて、買物する人で一杯。 夜中の発着が多く、夜中というのを忘れるほど、賑わっている。X線の荷物検査がものすごく厳しくて、靴も脱ぐよう指示されてしまったのを覚えている。靴底の中の釘などが反応してしまうのだ。そしてトイレがおもしろいことに、日本のTOTOだった!洗面の蛇口も手が近づくと反応する、自動のもので、日本語で書いてあるのをそのまま使っている。ただアラブの人用に、便器の隣にはトイペだけでなくシャワーがついていた。アラブの女性はそれを使うらしい。

なんとなく上位はアジア各国が多く占める結果になった。残念ながら、ヨーロッパの主要空港は上位には入っていない。最高位は、ミュンヘン、次いでアムステルダム・スキポール空港が8位。9位がコペンハーゲン。このコペンハーゲンに行った事がないので、とても気になっているのが、このコペンハーゲン空港の人気の理由に、空港がIKEAのショールームのような雰囲気だということ。ちょっと見てみたい。

上位に入らない主要空港の中で、私の一番苦手な空港と言えば、パリのシャルル・ド・ゴール。いつも死ぬほど歩かされて、しかもターミナル同士が遠すぎて、乗り換えに間に合うかはらはらする。そして大きな空港のくせに、時間が余ってもお店が少なくてつまらない。
ロンドン・ヒースローはハロッズが入ってたりして、お店の充実度は満足だけれど、他は特に印象にない。
フランクフルトは店もまあまああるし、わかりやすい空港だけれど、中での移動に手押しかごが見つからないと、長距離を延々とスーツケースを持って歩くことになる。さらに遅延便が出発直前にゲートチェンジしたりして、正反対まで歩かされたことも記憶に新しいので、やっぱりまだサービスが足りないかも。

気になる、アテネのエレフセロス・ヴェニゼロス空港の評価は、南ヨーロッパで1位!! ちなみに、この南ヨーロッパの2位はヴェネツィアのマルコ・ポーロ空港。
ギリシャではこのランキングが話題になっていないので、総合ランクはちょっとわからない。個人的な空港の感想としては、清潔だし、まだ新しいし、お店がすごく少ないこと、さらにストライキが多いことも除けば、悪くはないと思う。小さい考古学博物館のようなスペースも、空港建築でどういう遺跡が出てきたのか見れておもしろい。どうせ空港内のコーヒーも高いのだから、雰囲気のよいカフェなどがよければ、向かいの空港ホテル、ソフィテルに行ってしまってもいい。ちゃんと空港と同じような出発時刻、ゲート表のテレビも付いている。ちょっと優雅にお茶する時間がある人に、お薦め。
アテネの空港が新しくなってもったいなかったのは、以前のようにアクロポリスの上空を飛ばなくなってしまったこと。初めて飛行機でアテネへ来たときは、市内にあった昔のアテネの空港へ着陸。初めて見る上空からのパルテノン神殿に感動!
今でも、アテネからヨーロッパ方面に飛ぶとき、運がよければ見れるかもしれない。

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異常気象で5月に熱波!
2006-05-24 Wed 16:53
晴れ
今朝も早起きして、日が照り始める前に家の窓を開け放ったけれど、早朝なのに、昨日ほどひんやりした空気ではない。ということは、今日さらに暑くなるということ。

本当は春か初夏らしいはずの4月は、寒いくらいだなあと思っていたら、今度は5月に猛暑。もうすっかり気候が狂ってしまっている。
夏に弱い私は、もう既に夏バテ状態。今住んでいる所は、上がコンクリートの屋上で暑さがもろに伝わってくる。もう日中、人間の体温と同じくらい外気が上昇しているから、ぐったり。しかも食欲もないし・・・といってもこのおかげで簡単にダイエットできそうでそれだけは嬉しい。

さらに昨日は抱っこして欲しがる甥っ子をひざに乗せていたら、まだ幼児で体温が高いので、この暑さとの相乗効果で昨日はめまいに襲われた。引越し先の改装でばたばた外を行き来するのもあって、普段昼寝もしない私が、昨日はお昼過ぎに動けなくなって、1時間ほど軽く眠った。

職人さんの出入りがなければ、海で泳いで涼めるのだけれど。


というわけで、今日は苦しい話で申し訳ないですが、今年のギリシャ、本当に暑いんです!

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今日の大きなニュース
2006-05-23 Tue 23:59
猛暑。晴れでとにかく暑い。今日は35度まで上がった。

またギリシャとトルコの関係を揺るがしかねない事件が起こった。トルコの戦闘機3機(武装していた)が、飛行許可など取らずに、エーゲ海のカルパソス島近辺をクレタ島に向けて飛んでいて、その確認のためにギリシャの戦闘機が2機飛び立った。
トルコの戦闘機とギリシャの戦闘機が至近距離に接近していたとき、トルコの戦闘機の1機とギリシャの戦闘機の1機が接触。爆発を起こしてトルコの戦闘機のパイロットは脱出に成功したけれど、ギリシャ人のパイロットはギリシャ現在夜9時の時点でもまだ行方不明。

現在報道されている、もう1機のギリシャ人パイロットの報告によると、接触事故はトルコ人パイロットの操縦ミスによるものという。具体的な事故の詳細はこれから調査が進むまでわからない。

このトルコ人パイロットを救助するにあたって、最初ギリシャ海軍などの救助申し出があったのだけれど、トルコ側はこれを拒否。結局、パナマ船籍の商業船がこのパイロットを救助し、トルコ軍がヘリコプターでこのパイロットを受け取ったという。

今回の事件で不幸中の幸いは、すぐにトルコ政府とギリシャ政府がコンタクトを取って、国交関係を崩さないよう冷静に話し合っているということ。

今までもエーゲ海上をトルコ軍が領空侵犯する事件がよく起こっていたけれど、どうしてヨーロッパ共同体にも加盟しようとしているトルコが、ギリシャを常に脅すような行動を取るのか、よくわからない。そんなことをしなくても、アメリカ合衆国と仲の良いトルコはアメリカの最新兵器、戦闘機などを揃えていて、ギリシャを大きく上回る軍力を誇っているというのを、以前雑誌で読んだのだけれど。

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現代ギリシャ 家事情
2006-05-23 Tue 03:15
晴れ
ギリシャというと、どうしても普通イメージしてしまうのは、古代遺跡の数々、次に白い壁、青い屋根などのエーゲ海に浮かぶ島の家々。
でも観光名所以外の普通の家は、とても現代的。イタリアのように古い家々は戦争などで大半が破壊されたり、保存する法律が甘かったり?したのだと思うけれど、本当に古い家はとても少ない。

まずはマンション(ポリカティキア)などの特徴。
景気が悪いと言われているギリシャなのに、マンションの建築はあちこちで進行中で、どんどん新しいマンションが建てられていく。建築途中のマンションの骨格は近所でもよく見かけるけれど、柱の中にがっしりとした鉄柱を使わないのが、地震の多いギリシャでは気になる。幾人かに聞いてみたけれど、ちゃんと耐震性があるという。建築途中のマンションの例。コンクリートの柱組みとその中に埋め込まれている鉄の棒が見える。
持ち家率がとても高いギリシャだからか、持ち家や土地を売って新しくマンションを買うとか、土地を業者に売る代わりに、建つマンションの何室かは自分の物にするとか、不動産の売買の話は。知り合いなどからもよく出てくる話題。

一時期すたれていたという暖炉も、最近人気だそうで新築は暖炉付きが多い。暖炉付きは借りる場合、家賃がちょっと高め。最近ギリシャで建てられるマンションはこんな感じ。煙突のある分だけ、暖炉があるということ。無地のベランダの日よけも典型的。
窓はアルミサッシで、ガラスは一重と、しっかりした2重が多い。網戸も新築はついている家が多い。こういった新しいギリシャの建物は、窓は日本と同じスライド式。古いマンションや家の場合はイタリアと同じ観音開きが普通。もちろん当時の建物はアルミではなく木枠、木の雨戸なので手入れも必要。アルミは傷まないので塗り替えもいらないし、掃除も楽というので、今は大抵の人がアルミを選ぶ。
ギリシャのマンションの魅力はベランダの広さ。夏暑いせいか、必ずといってよいほど、広いベランダがあって、夏はごはんもベランダで食べたり、夜も集まっておしゃべりしたりする。

先日ベランダの日よけを見に行って教えてもらったのだけれど、日よけもギリシャ独特の特徴があるという。イタリアでは、日よけといえば、表も裏も赤・緑・黄色などが白地と交互に縞々になっているものばかり。ギリシャの日よけはほとんどがイタリアからの輸入。でもギリシャの流行は縞々ではなく、外側は無地で、内側に花などの模様が入っているもの。そのため、イタリアのメーカーなどは揃って、ギリシャ専用デザインの生地を製造しているという。

日本のように車庫証明が存在しないギリシャでは、車は住居の前に路駐が多い。ただ法律が変わって、最近のマンションは、地階に駐車場をつくることが強制されるようになったので、その駐車場を買えた人はそこに駐車。一つの独立したガレージがパトラスでは大体140万円はする。また、マンションの地階の周囲のスペースも(本当は違法らしいけれど、)場所代みたいなものを払って、各自自分の駐車スペースとして確保している人も多いらしい。

一定の地域には、日本の公団を思い出させるような、古いエルガティキ・カティキアというものもある。これは国が年収の低い人への補助として、安い~無料同然の値段で買えるよう労働者のために建てた建物群。このエルガティキ・カティキアでも最近の新しいものは、今の普通のマンションと変わらなくて、ベランダも広くきれい。ただし、これを貸して家賃を稼いだりするのは禁止されているそうだ。

ギリシャの一軒家(モノカティキア)というものは町の中心に近づくほど、独立した一軒ではなく、隣同士が壁でくっついた2階から3階建ての建物。階ごとに玄関が別で、兄弟、親戚で住んでいたり、どこかの階は学生さんなどに貸したりしている、一軒家という名称ながら、小さいマンションと同じ感覚。

庭付き、またはプール付きなどの、本当の一軒家というのになると、パトラスでは、郊外でビーチも近い地域が邸宅の並ぶ住宅街になっている。庭が広いのが人気で、広大な敷地を芝生で埋めている素敵な家がたくさんある。こういう地域は夏だけ過ごすために別荘として持っている人も多い。一番人気はもちろん海岸に面する土地だけれど、限られている上に、この数年の土地価格の高騰で、さらに高くなってしまった。

逆に山を選択する人々もいる。高台から町と海を上から眺められて絶景という場所が、パトラスにもたくさんある。それも以前はただ同然だった土地が今ではずいぶん値上がりしているそうだ。それとちょっと怖いのは、ギリシャは夏に放火などの山火事がまだ多い。パトラスでも毎年何件かあるので、山に住んでいるとその火事に巻き込まれることがないとは言えない。

パトラスに残る数少ない古い建物の中で、石作りの壁のものがあって、とても気に入っている。当時どこから石を取ってきていたのかわからないけれど、今では石が一番高い建材だそうだ。とくに素敵なのは、白っぽい石で、よくインテリア・デザインの雑誌に紹介されている邸宅が壁や外壁に使用している。

また30年前の建物でも今の建物でも変わらない定番のものといえば、やっぱりギリシャだなと思わせる大理石。階段、窓、玄関の下枠は必ずといってよいほど、大理石を使う。うちのお義母さんの台所も、古いものだけれどシンクと台が一体になった大理石。大理石については、イタリアでも、とても衛生的で、料理にも向いていると聞いたことがある。うちのお義母さんも大理石派で、ステンレスはいやなんだそうだ。ただギリシャでよく使うレモン汁は白い染みをつくってしまうので、注意が必要。

そしてギリシャで標準的な床の材質。 
普通の家でも教会などでも、30年くらい前のものは、色とりどりの石を埋め込んで磨いて作られている、独特の床が一般的。築30年くらいの建物でよく見る床。色はいろいろなバージョンがある。これは古くさいと思われていて、今では普通タイル張り、もしくはフローリングなどが当たり前になっている。さらに、ちょっとゴージャスな邸宅などでは大理石やグラニーティを使って模様をつけたものもある。最近の家に使われるタイルの床の一例

最後に、夏非常に暑くなるギリシャでは、屋根の選択も大切。パトラスでは、瓦屋根が一番人気がある。実際熱を通さなくて最上階でも暑くなりにくい。ただコストはかかるそうだし、屋上を利用したいというのもあって、コンクリートにタイルを貼った屋上付きマンション、家もたくさんある。遠景からのパトラス旧市街。古い地域なので古い家と新しい家が混ぜこぜ。赤茶の瓦屋根の家が多いのがわかる。
 

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パトラス ヨーロッパ文化首都イベント(6月-9月プログラム)
2006-05-22 Mon 23:59
晴れ
今までも何度か紹介している、このパトラスの今年のイベントだけれど、ちょっと忙しくしている間に、さらにすごいブログラムがいくつか追加されていた!
その特にお薦めをここで紹介。

まず、一つ目は6月6日に、なんとあのイタリアの俳優ロベルト・ベニーニがパトラスへやってくる!
ダンテの「神曲」の一部を、詩的なモノローグというトスカーナの伝統手法で表現するパフォーマンス。これはパトラスで一番雰囲気のある遺跡、パトラスの古代劇場で行われる。

また世界でも有名な日本のダンスグループLeni-Bassoとダンスの演出家、アキコ・キタムラさんが、ギリシャで初めての舞台を披露するそうだ。これは6月10日、11日の二日間。現代ダンスと新しいマルチメディア技術を使用した現代的なダンスということ。

それからずいぶん前に検討されていた、とてもユニークな企画が実現するらしい。
6月21日に行われるハーバー・シンフォニー!!
これは何かというと、パトラス港に停泊している船が揃って、船の汽笛を使って音楽を奏でるというもの。これはもちろんチケットなどいらないし、その時パトラス港かその近辺にいれば聴く事ができるので、もし運良くチャンスがあれば!(時間はまだ不明です。)

また7月15日には、驚くことにかの有名なテノール歌手、ホセ・カララスのコンサートもある!これも古代劇場で行われる。

などと、既に決まっていたプログラムがさらにグレードUPしていて楽しみが倍増だ。


EUROPEIAN CAPITAL OF CULTURE-PATRAS 2006
チケット予約はこのサイト、もしくはギリシャ国内では電話800-100-5000でもできます。

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ギリシャとイタリア バジリコの微妙な違い
2006-05-22 Mon 03:56
昨日行きつけのドイツ系スーパーLIDLで、欲しかった夏のバジリコ(英語:basil)を手に入れた。イタリア料理に使うバジリコここでなぜ「夏の」と言うかというと、実は、ギリシャでよく出回っているのは、冬も越せるバジリコで種類が違うのだ。よく似ているので、去年も一昨年も間違えてこの冬のバジリコをもらったり、買ったりしてしまった。乾燥したバジリコの瓶詰めをスーパーで買ってもやっぱりイタリアのものとは違う香り。

この冬も越せるバジリコは、茎が細いながら木の幹のようになる。問題は、味が違うということ。私の好きなイタリア料理には何回も使っているけれど、なんかきつい味になってしまう。イタリアで普通売られているものは、全て夏のバジリコで、日本ではスウィート・バジルと呼ばれるけれど、種類としてはbasil genoveseというものだと思われる。調べて見るとバジルは種類があまりにも豊富で、判別が難しい。

やっと見つけたこの夏のバジリコは、今回ヨーロッパ中にチェーンのあるLIDLで発見。こういうとき外資系の店は便利だ。どんな大きなスーパーでも他のギリシャのスーパーにはこのバジリコがなかった。

よくよく違いを今度は観察。葉っぱの幅の広さが特徴かもしれない。去年のギリシャ風バジリコは枯らしてしまったけれど、覚えているのは葉の色も形も似ていて、ちょっと葉の形が細めという微妙な違い。
イタリア風バジリコは種から育てるのも試したことがあるけれど、なぜかうまくいかなかった。そのせいでイタリアでは毎年一株もらったり、メルカートで買ったりしていた。
ハーブとして葉っぱが次々に育つには、花は一々摘み取らないと、花に栄養を取られてしまう。私は、葉っぱは大きくなったものから少しずつ摘んで、冷凍して保存する。これで冬にも新鮮なバジリコが使える。

手に入れにくかったイタリア定番のハーブには、サルヴィア(英語:sage、ギリシャ語:ファスコミロ)もある。やっぱりギリシャ料理によく使うものしかギリシャの市場では見つからない。去年は偶然お義母さんの知り合いが、畑で取れた大量のサルヴィアを要る?と聞いてくれたので、とっても嬉しかった。それもまとめて冷凍庫に保管してちょっとずつ使っていた。

イタリアのトスカーナでは定番の3大ハーブ、バジリコ、サルヴィア、ローズマリーノ(英語:rosemary、ギリシャ語:デンドロリーバノ)はどれもギリシャのパトラスあたりの普段の料理では使っていないハーブ。(バジリコ、ローズマリーはギリシャでも一般に使われるハーブなのですが・・・)
ちょっとイタリア料理をと思っても、うちのお義母さんときたら、「え?これを食べるの?」などといろいろ反応してしまう。バジリコ、ローズマリーノはともかく、サルヴィアなんて薬代わりのハーブティー用だとしか思っていない。

逆にイタリア(トスカーナ)で、もしディオズモス(英語でspearmint)やアニソス(英語でdill)、カネラ(=シナモン)を使ういつものギリシャ料理を作ったら、やっぱり「え?これを食べるの?」という反応が私のイタリア人の友人(特に年配者)からは返ってきそうだ。

こんなに近い隣の国で、こんなに食べているものが違うんだなあ、と思うとおもしろい。

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今日はコスタスのお祝いの日
2006-05-21 Sun 23:59
晴れ
今日はまたギリシャにとても多い、コスタスのネームデイ(ギリシャ語ではヨルティと呼ばれる聖コンスタンティーノスの祝日)だ。コスタスの本名はコンスタンティーノス(男性名)だけれど、通常はコスタス、コスタキスなどと省略形で呼ばれている。女の子の名前ではコンスタンティーナというのもある。だんなさんの叔父さん、親友の一人、名づけ子の兄弟と、数え上げるときりがないほど、コスタスがいる。
前もヨルゴスのネームデイのときに記事に書いたけれど、ギリシャでは、こういう日、電話会社、携帯電話会社、お花屋さん、ケーキ屋さんの稼ぎ時となる。

うちのだんなさんの亡くなったノノス(=ギリシャ語で名づけ親)もコンスタンティーノスさんだった。今日はその奥さんであるノナが実家に来ていて、義兄の家族もあわせて大人数で、お義母さんが作ったおいしいユヴェッツィを食べた。お義母さんの作ったユヴェッツィ昨夜は昨夜でユーロヴィジョンを見ながら、みんなで夜遅くに食事。豚や牛レバーとポテトのオーブン焼き、トルテリーニをチーズをかけてオーブンで料理したもの、サラダ、そしてケーキまでつまんでしまったので、ちょっと食べすぎの二日間。

毎日暑くて30度まで日中いったりするのに、ニュースによると、来週さらに暑くなるという。涼しすぎた春から急激に夏が来てしまったようだ。

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ユーロヴィジョン、結果速報
2006-05-21 Sun 08:13
なんと1位は、私にとっては意外なフィンランドの懐かしのヘビメタ。怪獣風マスクが受けたのだろうか?
曲は昔流行ったなあーと言うような15年位前の雰囲気の普通のヘビメタ。そしてなぜかギリシャも一番票が集まったのはフィンランド(自分の国以外に投票するシステム)で、私の周りのギリシャ人(あまり若くない世代)はみんな信じられないとわめいていた・・・。ヘビメタの流行を知らない若者に受けたのかもしれない。

2位は私のイチオシだったロシア!あー負けちゃってもったいない!何回も聞くほどさらに聞きたくなるような歌だったし、演出も気に入っていた。

3位は聴かせるバラード、期待どおりボスニア-ヘルツェゴヴィナ!2位と3位には大満足。

ギリシャはちょっと確認できなかったけれど、8位~10位あたりだった。やっぱりギリシャ風の歌を歌うべきだったのではないか、と私達は言い合った。実際票を集めたロシアもボスニアなど、現地の言語で歌った国は上位を占めていたし、せっかくギリシャまで各地からやってきているのに、当のギリシャがギリシャらしい歌を歌わないとは・・・というのもある。

ただやっぱりアンナ・ヴィッシーはベテランの貫禄があって、舞台での存在感はすごかった。歌の終わりには、うちの近所からも拍手が聞こえてきた。

そして実はユーロヴィジョンは、賭け事にもなっていて、正式に今日締め切りでトトカルチョのように予想を賭けられるようになっていた。ギリシャはその予想で1位候補だったというのが、とてもギリシャ人らしい。そこではスウェーデン、ロシア、ボスニアなどのほうが、フィンランドより上の予想だったのだが、やっぱり結果はわからないものだ。

また票が集まっていなかったけれど、私の気に入った歌は、ノルウェーの女性歌手とラトヴィアのアカペラ。今年のユーロヴィジョンは、本当に良いものと、面白さなどの受け狙い(フィンランドやリトアニア)へ票が分かれて、実力どおりの評価ではなかったように思う。

今日もいろいろと凝った演出が素晴らしかった。票のカウントの間にはギリシャの歌4000年の歴史という内容で、古代劇から近代までの歌と踊りを見せるような演出がされて、見ごたえがあった。またゲストにはナナ・ムスクリも登場した。

盛り上がっていたギリシャもユーロヴィジョンが終わってしまって、お祭り騒ぎも終わり。
でも次はドイツで開催のワールドカップがある!たとえギリシャが出場しなくても、サッカー大好きなギリシャ人のことだから結構盛り上がるに違いない。

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歴史に翻弄されたギリシャ人の末裔たち
2006-05-20 Sat 23:59
曇り
昨夜、私のお気に入りの番組、メガというチャンネルの「ファケリ」で複雑な問題を取り上げていた。黒海沿岸のポンドという地域に住んでいたギリシャ人の末裔の歴史だ。とても興味深かったので、内容を出来るだけ書き留めた。

現在はトルコ領である、黒海沿岸(右下あたりに位置する)の町、トラペズンタ(英名はTrebizond)は、古くからギリシャ人の町であったが、コンスタンティノープル陥落8年後の1461年、ここもオスマン帝国に占領された。この支配から逃れる為に、黒海沿岸の裕福な町、村から、大半のギリシャ人がポンドス(Pontus)地域(トラペズンタを含む黒海沿岸から山間部への一帯)の山中深くへ逃れ、そこで新しい町や村を築いた。(このときに中央ロシア方面へ逃れたギリシャ人たちもいて、今でも約500万人もの人口を誇っていて、ポンドスのギリシャ人文化を守って暮らしているそうだ。)

そこで自由に暮らしていたギリシャ人たちも、17世紀末になってイスラム教への改宗をせまられることになる。ギリシャ正教の教会は当時モスクへと建て替えられ、そのことは、現地のガイドブックなどには、今も全く触れられていない。
その後もまだギリシャ正教を守っている人々はいた。19世紀末の記録でもまだギリシャ正教徒のギリシャ人は697,000人もいたという。ところが1900年代初頭、トルコはこのギリシャ正教徒の男性を強制的に労働キャンプへ送りこむ。ここでは、ひどい環境での労働によりたくさんの人々が亡くなったという。さらに東方の奥地へ逃げた人々もいて、彼らの中からも、厳冬の逃亡生活によってたくさんの死者がでた。ギリシャ人だけでなくアルメニア人も住んでいたトラペズンタ近くの村々では、彼らの家も、教会も崩れかけて廃墟となっている。あるポンドス出身のギリシャ人組織サイト(在モントリオール:サイトのアドレスは記事の最後です。★)によると、この迫害によって亡くなったポンドス地域のギリシャ人の数は、17万人にも上る。
この地域への取材の最中、なぜか、絶えずトルコの諜報組織が取材陣を追跡している、ということもレポーターが口にしていた。緩和しそうで緩和しないギリシャ・トルコの緊張した関係を象徴しているようだ。

第一次世界大戦でのオスマン帝国敗北後には、まだ残っていたギリシャ人たちが、この黒海沿岸地域に「ポディアコ・クラトス」というポンドスのギリシャ人による、独立した民主主義国家を建国しようとする。これが失敗に終わり、当時分裂しかけていたオスマン帝国を守る為にアナトリアに派遣された、ケマル・アタトュルクがこのギリシャ人たち(大半は非武装の住民たち)を襲い、殺戮、追放を行う。ケマルがアンカラに迫ってきたギリシャ軍に勝利し、さらに地中海へ下ってイズミール(現スミルナ)まで手中にするのはこの直後1922年のことだ。

ポンドスでは、何千人とも推測されるギリシャ人の子供達が親をなくし、その大半がトルコ人に養子にされて、トルコ人として育てられることになる。同じく上記のカナダにある団体のサイトによると、この時期は12万人ほどのギリシャ人が亡くなったり殺されたりして、結果、第一次大戦前の迫害時代とこのケマル支配時代の1914年から1923年の間を合計して、ポンドスのギリシャ人697,000人の内41%以上もの人々が殺されたり亡くなったりした計算になるという。
この孤児になった子供達の話は、ヨルゴス・アンドレアーディスという作家の「タママ」という本が、トルコ人監督によって映画化もされているそうだ。少し番組内で映された内容では、大人になるまでイスラム教徒、トルコ人として育った女性が、一枚の写真をきっかけにテッサロニキに住む実の兄を探し当てて会いに行く。




1923年ケマル率いるアンカラ政府が連合国とローザンヌ条約を締結。正式にトルコが独立国家として認められ、ギリシャのイスラム教徒、トルコのギリシャ正教徒の住民交換が行われた。このときにギリシャ正教徒であるギリシャ人たちはこの地域を去り、イスラム教徒であったギリシャ人たちは残った。この、残ったイスラム教徒のギリシャ人たちが住み、今もポディアカと呼ばれるギリシャ語に近い言語を話す、山中の村オチェナ(トラペズンタから南西に下ったあたり)という所が取材された。

学校ではもちろんトルコ語しか使われないし、クラスでポディアカを話すことは禁止されている。実は、トルコ政府は、このポディアカと呼ばれる人々、その文化・言語の存在を公式に認めていない。そして、ポンドスの人々も問題を起こしたくない、クルド人のような目にあいたくない、などいろいろな感情があって、お年寄りも子供達に本当の歴史を教えていない。またこの地域ではトルコ政府によって、徹底的にイスラム教の宗教教育が行われたそうだ。

現在ギリシャ在住のオチェナ村出身のある男性は、このポディアカの由来に興味を持って、子どもの頃学校の先生に聞いたとき、ギリシャとの関係については一言も教えてもらわなかったという。彼の人生が転換するきっかけは、アンタルヤで観光業に就いていたとき、あるギリシャからの観光客にポディアカを理解する人がいて、同じ言葉をきいて涙を流したことだった。これが、生まれて初めて、自分が本当は100%ギリシャ人であると知る初めての機会だったそうだ。
それを機にギリシャに来ることを決め、今はギリシャでポンドスの文化を収集してネットに載せている。今の子供達はだんだんポディアカを話さなくなっていっているので、こうやってポンドスの文化を保存したいと望んでいるそうだ。(彼のサイトを見ると単語が時々ギリシャ語と同じで共通点がわかりますが、文章は残念ながら意味がわかりません・・・。)言語だけでなく、音楽、踊り、楽器にも独特のものがある。(同じサイトで音楽も聴けます。)
ただ、これさえもトルコ政府は望んでいないようで、ハッカー集団を使ってこのサイトの妨害を何度も試みていると彼が言っていた。

でも取材で見た現地のポンドスの人々は、ギリシャもトルコも兄弟のようなものだと感じている。彼らは独特の文化を持っているけれど、住んでいるところがトルコであるかギリシャであるかは、気にしていない。単純に、ポンドスが彼らの故郷なのだ。

ただし番組では、トルコは何か(トルコの統一が脅かされるような出来事)を恐れている、ということを何度も言っていた。トルコ軍のインターネット・サイトには、疑わしいギリシャ人がいたら、通報すること、というので特別な電話番号まで載っている。
そしてこのポンドスの人々もトルコ政府と問題を起こしたくないと、口をそろえて言う。

オマール・アサン(※ハサンと書いていましたが間違いのようです。)という作家が書いた「ポンドスの文化」という本が出版され、このポディアカの由来などが紹介されたとき、イスラム教徒でトルコ在住のポンドスの人々には、信じない人、ギリシャ語の関連を全く知らない人、批判する人もいたそうだ。この作家は、2001年テレビに出演したあと、1年半もの間トルコ政府によって裁判にかけられ、その間本は回収され、読むのも禁じられたという。先述した「タママ」の作者も1998年にイスタンブールの空港で逮捕されギリシャに強制送還されたことがある。
ハサン氏はトルコのヨーロッパ共同体加入が近づくほど、言論の自由が保障されて、彼も安全であると言っていた。

番組で話していたあるパソック(ギリシャの2大政党の一つで中道左派です。)の政治家によると、今のトルコには、隠れたギリシャ正教徒(イスラム教化を強制された人々)、つまりイスラム教徒として暮らしているギリシャ人が200万人はいると推定しているそうだ。


efxinos pontos:カナダ、モントリオールにある、ポンドス出身ギリシャ人組織のウェブサイトです。ここではポンドスの歴史や文化について、英語とギリシャ語で読めます。

昨日5月19日は、ポンドスのギリシャ人虐殺、追悼の日だそうです。

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ギリシャのお節介なおばちゃん!
2006-05-19 Fri 23:59
晴れ。昼間暑くなるので、夜の涼しさが救い。
甥っ子とお義母さんと少しお散歩。歩くのも目的だけれど、ちょっと汗もかいて少しでも冬に太った分を減らしたい。去年は結婚式もあって痩せていたのが、冬で台無しになっている。しかも昨日ショックなことが。

昨日銀行に寄った後で、向かいから近づいてきた、ギリシャ人のまあまあお洒落だけどすごく太ったおばちゃんが、「ちょっと聞いてもいい?」と声をかけてきた。「どこ出身なの?中国?日本?」と聞くので、「日本です。」と返事すると、「ああ、日本なのね。でもそれにしてはちょっと太り気味よね?向こうの女の子たちってみんなすごく痩せてるのに。」なんて、自分のことは棚上げで失礼なことを言う!
「ええ、だってこちらに住んでいるから、食べて太っちゃうんですよね。」と言うと「ああ、なるほどねー。でもあなたはきれいよ。よい一日をね!」とちょっとフォローを入れつつ、言いたい事をいって去っていった。なんというお節介おばちゃん!イタリアにならいそうなタイプだけれど、ギリシャでは珍しいのでちょっとびっくり。

ギリシャでは、女の子達(大学生くらいまで)は細くてものすごくスタイルが良いけれど、年齢が上がるにしたがって太ってくるのが普通。うちの親戚でも30歳以上でも痩せているのは数人しかいない。一般に、胃潰瘍とか甲状腺異常(日本のように海草などを食べないので、ヨード不足でヨーロッパには多い病気)などの問題を抱えていなくて痩せていることはギリシャでは稀。
大体、料理に入れるオリーブオイルの量もお肉の量も半端じゃない。イタリアの何倍も多いように思われる。それとイタリアでは開いていないような深夜に食べられる店がたくさんあって、夜食天国。
というわけで、私も普段は痩せている方に数えられたりするので油断していた。ただ、まだ学生に見られることが多いので、若いわりに・・・と思われるのかも!?
うちのだんなさんもうるさいし、これからはビーチにも行きたい。今回のことはダイエットをしようという、いい刺激になったかな。


来週の月曜からペンキ屋さんも仕事を始めてくれることになった。この職人さんは義兄の家の塗り替えもしてくれて、その仕事ぶりが良かったので今回もお願いした。

日本では常識かもしれないけれど、ギリシャでは、職人さんたち(壁塗り職人、電気工事、水道工事、諸々を含めて)は作業で壁のかけらや粉だらけになるのもお構いなく、床のカバーもちゃんとしてくれない。柔らかいセメントやシリコンなどが床のタイルに落ちて、後で取り除くのが大変ということになるのである。

このペンキ屋さんは例外で、丁寧にすみずみまでカバーして、どこかにはみ出したりしない。(こんな当たり前のことが、当たり前ではないのがギリシャです。)それに助手をたくさん使って短い期間できちんと仕事を終わらせてくれる。ギリシャでは明日来ますと言っておいて、来ないということもざらにあるので、いつ終わるか予測がつかなかったりする。その意味でこの職人さんは貴重な存在。まあ結果は終わるまでわからないけれど。

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ユーロヴィジョン準決勝 速報
2006-05-19 Fri 07:16
ギリシャ時間の夜10時から始まったユーロヴィジョン準決勝。今日歌った国々からは、ロシア、ボスニア-ヘルツェゴヴィナ、アイルランド、ウクラニア、リトアニア、スウェーデン、マケドニア、トルコ、アルメニア、フィンランドが準決勝進出を決め、既に決勝進出を決めている強豪の国々と合わせて決勝で歌う順番も決定した。

今日歌った中で絶対通過しそうだったのは、ロシア、ボスニア、ウクライナ。すごく意外なのはリトアニア(「ユーロヴィジョンで俺たちは勝つぞー」と何回も繰り返すだけの歌!)の笑えるけど冗談で終わっちゃいそうな曲。アルメニアはユーロヴィジョン初出場で決勝進出!ウクライナは良かったけど、一昨年優勝した歌手ルスラーナに曲の雰囲気や歌い方が似すぎじゃないかな、と感じた。

決勝はあさって土曜日!気になる出場順序は;
1.スイス
2.モルドヴァ
3.イスラエル
4.ラトヴィア
5.ノルウェイ
6.スペイン
7.マルタ
8.ドイツ
9.デンマーク
10.ロシア
11.マケドニア
12.ルーマニア
13.ボスニア-ヘルツェゴヴィナ
14.リトアニア
15.イギリス
16.ギリシャ
17.フィンランド
18.ウクライナ
19.フランス
20.クロアチア
21.アイルランド
22.スウェーデン
23.トルコ
24.アルメニア

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5月のギリシャでお散歩
2006-05-18 Thu 23:59
晴れ
もうすっかり初夏のパトラスは、毎日晴れてちょっと暑い日々が続いている。雨がこれからの時期どんどん減って、夏は全く降らなくなるギリシャでは、花を見れるのは今のうち。今日は買物がてら、写真を撮る為ちょっと遠回り。

初夏の草花が見納めになる前に、皆さんも写真の中でギリシャを散歩してみてください。

ギリシャの草花1:Scarlet Pimpernel

ギリシャの草花2  ギリシャの草花6

ギリシャの草花3

ギリシャの草花4:カモミールですが、正式な学名は調べ中です。  ギリシャの草花11

ギリシャの草花5:この黄色い花は、5月1日付け日記に書いているマイアと呼ばれる花です。正式な学名は調べているところです。

ギリシャの草花8  ギリシャの草花10

;ギリシャの草花7:Malva sylvestris(これはイタリアのトスカーナでもよく見かけます。)

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ギリシャの2大エンターテイメント・ニュース
2006-05-17 Wed 23:59
晴れで暑い。予報では明日28度まで上がるという。

まずは、ギリシャでは明日公開の映画版「ダ・ヴィンチ・コード」について。
先日の日記(5月5日付け日記の「ギリシャ人と宗教」を参照してください。)にも書いたように、前宣伝もすごい。アテネ、テッサロニキ、パトラスなどに、日本にもあるような座席指定の映画館を持っているSTERCINEMAは、今日の時点で予約券44,244枚という記録的な数を販売済だという! TVでのコマーシャルは頻繁に流れているし、ギリシャの携帯電話会社コズモテは、i-modeでも映画の予約ができるのを宣伝している。今まで映画でここまで宣伝が多かったことって、あまり記憶にない。

ところが、ニュースでは一部の狂信的な(ファナティックという単語をギリシャのTVが使っています。)人々が聖職者の方々とともに、メガホンでこの映画を見ないよう叫んでいる風景が映されていた。
先日も別のニュースで、ある教会で、この映画がどういうものか説明し、いや、キリストは罪を犯したことがない、教会での教えが正しく、映画はとんでもない嘘を言っているというようなパンフレットを配っているのも見せていた。

またよくギリシャへバカンスにやってくるトム・ハンクスの奥さん、リタ・ウィルソンはギリシャ人ハーフで、子どもたちもギリシャ正教の洗礼を受けているそうだ。それで、アメリカのギリシャ正教団体からの抗議などは受けていないのかということを、ギリシャのジャーナリストが質問したところ、抗議などは受けていないし、この「ダ・ヴィンチ・コード」はあくまでもある説を小説にしたものである、と皆知っているのだから、説としてオープンに受け入れるべきだ、というような返事だったそうだ。

最終的にどのくらいの観客動員数で、どういう反応か、というのは明日以降のお楽しみ。


ギリシャのもう一つのニュースはなんといってもユーロヴィジョン!
イタリアは近年参加もしていなくて、興味を持っている人もいないし放送もされていない。
というわけで、ギリシャに来て初めて知ったこの催しだけれど、もうサッカー優勝と同じくらい盛り上がるのだ。2年前に大人気のサキス・ルヴァスが優勝を争って、結局負けてしまったときも、国民全員が旗を振って応援!というくらい盛り上がっていた。その歌「SHAKE IT!」は振り付けまで覚えて、だんなさんのいとこの子供達も踊っていたけれど、耳にたこが出来るほどいつもテレビとラジオで流れる状態。国旗が模様になったTシャツが飛ぶように売れて、子供達も大人も着て大流行した。(私も一着持ってます。)

昨年はギリシャの女性人気歌手エレナ・パパリズーがとうとう優勝。これは優勝するとその国が翌年の開催国になるので、またまたギリシャ中盛り上がった。でも昨年は、選ばれた歌も当日の演奏(本当はとても声もいいし、実力があるのに緊張しすぎで声が出ていなかったんです。)も、その前の年ほどよくなかったと思うので、ユーロヴィジョンを独占している国営放送ERTの戦略勝ちという風に私には見えた。パパリズーはスウェーデン育ちで、すでにヨーロッパでも有名だというので起用されたし、ユーロヴィジョン前の、各国への宣伝活動も綿密だったのだ。

まあそれは置いておいて、今年はアンナ・ヴィッシーという超人気歌手が歌う。さらにユーロヴィジョンの司会者は、先述の歌手サキス・ルヴァスとアメリカで有名な、マリア・メヌーノスというアメリカ育ちギリシャ人の女優さん。
ユーロヴィジョンが人気なのは、主に東欧の国が多く、元ソヴィエト連邦の国々がお互いに票を入れるという傾向があるけれど、この中から、世界で有名になった歌手も出ているヨーロッパの伝統行事。もったいないなあと思うのは、他の国の受けを狙って、本当の地元の国のポップスではなく、いかにもというような、アメリカのポップスっぽいものを歌う国が多いこと。それに、英語で歌わない歌手もいるけれど、その場合の翻訳がないので、歌詞の内容がわからなくて残念だったりする。

とにかく、これだけ盛り上がるギリシャで開催のユーロヴィジョン。今年はどんなものになるのか、楽しみだ。



☆ユーロヴィジョン関連のブログ記事リンク☆
★このユーロ・ヴィジョン開催で盛り上がるアテネの様子は、☆★アテネより愛をこめて ~素顔のギリシャ 宝物の日々~★☆で生々しく伝わってきます。
★歌手アンナ・ヴィッシーについては、ATLANTIDA-ギリシャ便り-にて詳しく載っているので、是非!
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電気工事が終了!
2006-05-16 Tue 23:59
晴れ
早速今日「タカタカ」(何それ?という方は、14日付けの「ギリシャ赤ちゃん用語と口語表現 第2弾」を参照してください。)をまた聞く機会がやってきた。だんなさんの叔父さんといとこが電気工事屋さんで、たった一日で、引越し先の家のコンセント増設、移動や、エアコン等のためのコード設置などを終わらせてくれたのだ。工事の後、4時頃お昼ご飯をみんなで食べながら、叔父さんが、「ほら、タカタカ終わっただろ?」と、にこにこ顔で話す。最低でも2日以上の仕事だと思っていたので、なんかあっという間に仕上がって嬉しい。

電気工事の仕事は、壁に穴をあける騒がしい作業はともかくとして、最後に、針に糸を通すように電気コードを通していくのがおもしろかった。初めて家の電気コードの配線などを見る機会で、結構じっくり見物。

後は、ペンキが塗り終わった後に、新しいスイッチとコンセントをはめたりすることになる。ヨーロッパのスイッチやコンセントをいろいろ見に行ったけれど、最近のものは、どの国のメーカーでもほとんど形は同じ、一辺が10センチ近くある、正方形で、色やちょっとデザインが違うだけ。日本の最近のものは知らないけれど、どうしてこんなにスイッチが大きいのかな?と思ってしまった。ちょっとかわいい、今年新作の電気のスイッチの広告。でも、まだパトラスには入荷していなくて残念。

今日は余りにも疲れがひどいので、このまま倒れて眠ってしまいそう。
椅子がないので、立ったまま見物していたせいかもしれない・・・。

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ギリシャ語で愛情表現!
2006-05-15 Mon 23:59
晴れのち曇り
ギリシャ語は呼びかけの文句が豊富な言語。
赤ちゃんへ愛情を込めて呼びかける方法も、「アガーピ ムー」(=My love!)、男の子に使う「パサーカ ムー」(My+パサーカは、トルコの大将パシャが、ギリシャ語でパサスとなり、豊かな生活を送る人を指す意味にもなった。愛情表現で語尾変化してパサーカになっている。)、「レヴェンディ ムー」(My+レヴェンディの由来はイタリア語で東を意味する「levante」⇒東方の海賊などを主とする船乗りの集まりを意味する「leventi」⇒トルコ語の「levend」⇒現代ギリシャ語「leventis」。体格の良い男子、または勇気にあふれ、責任感があるなど、男子としてて良い所を全てもつ者を意味する。)や、女の子への呼びかけ、「コリツァキ ムー」(=My girl!)、「ココーナ ムー」(My+ココーナは由来はルーマニア語「cocoana」。本来は貴族の女性への呼びかけに使われていた古い言葉。今は女性への呼びかけに使われる。)など、私が聞いたことがあるだけでもたくさんある。。

さてそれでは、恋人にはどう呼びかけるのか?
もちろん上記の「アガーピ ムー!」は、有名なイタリア語の「アモーレ ミオ!」と同じで万能。イタリアで、私の友人が愛猫にもこう呼びかけているのが、うつってしまって、私もイタリアで飼っていた愛猫を甘い声音でアモーレ~と呼んでいたこともしばしば。うちのだんなさんが聞いていたら嫉妬していたかも。
それはともかく、ギリシャでは、イタリアほどアガーピ(love)を連発している人はいないので、私もたま~にしか言わない。

ギリシャで頻繁に使われるのは、「アゴーリ ムー!」(=My boy!)「コリツィ ムー!」(=My girl!)。ちょっと直訳ではわかりづらいけれど、ちょっと甘い雰囲気で呼びかける時に使う。それから、ギリシャ語では名前の語尾をちょっと変化させたり、名前に「ムー」(=My)をつけるだけでも親しみをこめたり、愛情を表現したりできる。

普段会話の中で、「恋人」のことをどういう単語で表現しているのかというと、普通は「コリツィ」(=girl)「アゴリ」(=boy)、つきあいが長ければ、結婚していなくても、「イネカ ムー」「アンドラス ムー」(☆この単語の説明はこの記事の最後で詳しく。)ということもある。また婚約式が普通は行われるギリシャでは、「アラヴォニャスティキア ムー」「アラヴォニャスティコス ムー」という舌をかみそうな単語、「婚約者」を、婚約済みのカップルに使う。

でも男性同士の会話などで軽く「あいつには彼女がいるんだ。」などというときは、「彼女」に「ゴメナ」という口語がよく使われる。

このゴメナという女性名詞は、「愛人」という意味にもなるし、一般に、色っぽい美人を指して使うこともあって意味が幅広いのだけれど、ゴメノスという男性名詞の場合は、不倫をしている女性の「愛人」という意味しかない。

この「ゴメナ」ってどういう由来があるのか、ずっと不思議だった。
その解答をギリシャ語の辞書で発見!
フランス語gommeuxはハンサムな若者などを指し、主に良い香りを漂わせる人を意味する⇒イタリア語の直訳gommeno⇒このギリシャ語の「ゴメナ」へ、という流れが説明されている。ただし、一部の説では、1935年にアルゼンチンから輸入されてきた、“ゴミナ”という名前のヘアスプレー(ラッカー)が当初、女優さんたち御用達になったことが由来といわれていると、愛用の辞書(ギリシャで有名なバビニョーティスの現代ギリシャ語辞書をいつも使っています。)に書かれてある。
このヘアスプレー説、とっても説得力があって、私はこちらを支持してしまう。

ギリシャ語のとても印象的な単語は、やっぱり妻、夫を意味する「イネカ ムー」「アンドラス ムー」だ。ギリシャ語には、他の言語にあるような、「妻」「夫」という単語が存在しない。イネカとはWoman、アンドラスはMan。それにMyの意味のムーがついて、妻はMy woman、夫はMy man,と表現するのだ。なんだか結婚という絆以上に強いつながりを感じさせる言葉である。

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ギリシャの赤ちゃん用語と口語表現 第2弾
2006-05-14 Sun 22:27
晴れ
先日の続きで、まだまだある口語表現の中から、おもしろい擬音語・擬態語をメインに書き出してみた。地球のどこにいても表現というのは似るものなのか、日本語と似ていたりするのが興味深い。

まずは、「タカタカ」「チャカチャカ」。(なんとなく雰囲気でわかるでしょうか?)
これは日本語でいうと、ちゃっちゃか仕事をこなす、というようなフレーズで使う、「あっという間に」「すばやく」のような意味。同じ意味でちょっと音のおもしろい、「チャック バム」という口語もあって、これはギリシャの某・無料インターネット接続の名称にも使われている。(すばやい接続、と言いたいらしい・・・。)

「シューッ!」というのもわかりやすい。シュと書いたけれど、実際聞くと口をすぼめて言う日本語の「シーっ!」とおんなじに聞こえる、静かに!というときの音。

電話やドアベルの音は「ドゥリン」、爆発音は「バム、ブム!」、ドアなどをノックする音は「タック タック」、何かがパキっと、もしくはポキっと折れる音は「クラック!」、タバコをスパスパ・・・という煙の表現は「パフ プフ」といった具合でどれも簡単に想像がつく。

ところで、比較的近くにいる人に呼びかけるために、注意を引くのに立てる音で、「プシップシッ」というのがあって、これはイタリア語でも「プスップスッ」とやるのでなじみやすかった。イタリア語では、授業中などでおしゃべりがひどくなって、静かに!と言いたい時に使うのも、この「プスッ」。
ギリシャ人は、野良猫によくえさをあげるのだけれど、その猫達を呼ぶ時、日本のように舌でならすのではなく、「プシプシプシ」とこれもプシの音を使う。

そのほか、思い出した口語表現では、ギリシャ語の「バーッ!」というのがある。これは日本語のいないいないばーっ!と似ていなくもないけれど、いろいろな意味があって、①驚きなどの意味合いで「おやまあ!」「あら!」(例:予期せぬ訪問者が来たときなど。)②否定の意味で「いやいやー」というような感じに使う。(例:この「バーッ」のあとに「それはないと思うよ」などの文章が続くとき。)③怒りや嫌気をこめた「うわぁ、」の意味。(例:「なんて悪いやつなんだ・・・」と続くフレーズで)④「ア、バーッ」といって皮肉などをこめた「やれやれ」、「おやまあ」の意味。(例:「なんて賢いのかしらね。」などと皮肉をこめて続けるとき)
この「バーッ」を初めて聞いて私が思い出したのは、イタリア語(トスカーナ)の「ボーッ?」。このボーッ?はあまり上品な表現ではないけれど、「全然わかんない」「さぁ?」「聞いたことないなあ」というようなニュアンスの返事で使われる。

そして私の好きなギリシャの口語では、「ポーポー」というのがある。これは感心したとき、驚いたとき、などに言う「おや、まあ!」といった雰囲気に、または全く逆に何か最悪のもの、汚いものなどを見て「うわぁー・・・。」という時の表現。なんだか発音がかわいくて親しみやすい言葉。

最後にまだある赤ちゃん用語。
オーブンやコンロのスイッチを触りたがる年頃の赤ちゃんに、絶えず教えなければならないのは、やけどしちゃうわよ!→「あっちっちするわよ!」というフレーズ。ギリシャの幼児には「カーニ ジーズィ!」と言う。このジーズィが火傷するほど熱いという意味。
この単語を聞くたびに、なんとなく日本語の「じりじりと太陽が焼けつく・・・」という表現の「じりじり」を思い出す。やっぱり擬態語はどこか似るのかも。
赤ちゃんには甘いもの(他に卵の意味もあります)のことを、「ココー」という。もうココーと聞いたら赤ちゃんは嬉しそうにやってくること間違いなし! さらにこの「ココー」にはちょっとここでは言いにくい他の意味もあるけれど、内緒!

お肉は「チチー」。この言葉の由来はもちろんイタリア語の「チッチャ」だ!と思ったら、辞書では古代ギリシャ語のティトシオン(胸)という単語が由来となっていて、イタリア語の「チッチャ」スラブ語の「ツィツァ」とも比較のこと、とある。古代ギリシャ語がラテン語などへ流れてまた逆輸入されたのかもしれない!?

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テレビっ子のギリシャ人たち
2006-05-13 Sat 23:59
晴れ
ギリシャでは、全国放送をしているテレビチャンネルが、国営で3チャンネル、民放で5チャンネルある。特徴は、なんと言っても民放のCMの多さ。もう多すぎて何を見ていたんだっけ?と忘れてしまうくらい続くことがある。人気番組であるほど、このCMによる中断が長い。国営テレビの受信料は電気代に含まれているので、強制的に皆払っている。ただし受信料を払っていても、少ないけれどCMは入る。このお金を払っているのにCMが入るのはイタリアも共通している。

ローカルチャンネルも盛んで、無数にチャンネルが存在するテレビ天国!そして、ギリシャ人は無類のテレビ好き。各部屋にテレビが一つ設置されているのは珍しくない。寝室にもテレビが必須で、ないと寝れないという人もたくさんいる。

それに夜更かし型のギリシャ人に合わせてあるので、おもしろい番組の時間帯が遅め。夜中の12時前に始まる、おもしろい番組がいくつもあって、私も夜更かしになってしまう。そしてどのチャンネルも24時間放送。CMばっかりというのもあるけれど、夜中も映画などどこかのチャンネルでやっている。日本のように、国歌が流れて終了したりしない。

ところが、日本人ならびっくりしてしまうことに、テレビの自由化はギリシャでは1989年の法律改正から、という浅い歴史。一番古いものでメガ、アンテナというチャンネルがその89年から放送を開始したのが最初の民営放送。

例えばうちのだんなさんに子どもの頃、テレビのどんな番組を見てたの?と聞くと、彼のお父さんはよく国会中継を見ていたという。延々と続く討論をゆっくり見物していたんだそう。第一、当時の国営チャンネルは、昼間でも、決まった時間帯のみの放送だったという。

私の小学校低学年の記憶は、学校のみんながテレビの音楽番組で流行った歌手などの話ばかりしていたなあというもの。うちはテレビをあまり子どもに見せない方針だったので、私だけ話題についていけなくてつまらなかった。そのくらい、日本人はテレビを普通に見て育っている。
アメリカのドラマや「セサミ・ストリート」のような番組を日本で見ていたよ、という話になって気づいたのが、ギリシャでは古いアメリカのドラマも、見る機会が少なかったはず、ということ。

実際、映画「ミッション・インポッシブル」を見ても、昔の古いけれど有名なTVシリーズは知らないと、私の知っているギリシャ人たちは言う。「セサミ・ストリート」もアメリカ英語の番組のせいか、知られていない。「奥様と魔女」を最近再放送をしていたけれど、有名なのかどうか?日本では知られているシリーズは、こちらでは映る機会が(チャンネルが少なくて?)なかったのかなあという感じ。

今のギリシャではアメリカの映画、人気ドラマ全てが入ってくる。そして海外の映画もドラマもほとんど全て字幕。これはギリシャ語の勉強にも役に立つし、俳優さんのオリジナルの声が聞けてとても嬉しい!
これはイタリアとは対照的。イタリアでは何でも吹き替えが当たり前で、映画館でさえ吹き替えが普通。イギリス英語を話すハリーポッターや、ぼそぼそしゃべるX-FILESのモルダーが、みんな愉快にイタリア語を話すものだから、雰囲気が変わってしまって違和感が抜けない。「メリーポピンズ」や「サウンド・オブ・ミュージック」の歌まで吹き替えで、本当のジュリー・アンドリュースの声さえイタリア人は聞いたことがない。

ところで、ギリシャには、今は無くなってしまったり、寂れて空き地同然になってしまった野外映画館がたくさんある。今大人のギリシャ人たちは、子どもの頃、主にこういう映画館でギリシャ映画を見て育っている。これらの昔なつかしいギリシャ映画は、今でも、もうしつこいって!というくらい、テレビで何回も再放送されている。大抵ほのぼのした明るいストーリーが多くて、古き良き時代のギリシャの雰囲気を味わえる。

心配なのは、あまりテレビを見すぎるのはよくないという感覚が欠けていること。子どももテレビを見すぎる傾向があるように見える。イタリアでは、ずっとテレビにはりついている主婦、お年寄りもたくさんいるけれど、見すぎるのはよくないという意識を持った人も多かったのに。
今のギリシャ人たちは、あまりテレビを見ないで育った世代だからこそ、テレビにはまってしまうのかもしれない。テレビを見すぎるとどうなるか、というのを気にするのは、次の世代になってから?

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ギリシャの赤ちゃん用語と口語表現
2006-05-12 Fri 23:59
快晴
甥っ子が1歳と3ヶ月になる。最近ずいぶん言葉が出てくるようになった。数ヶ月前に最初に言い始めたのは、「トゥト」と「キタ!」。
トゥトとはギリシャ語で「これ」という意味なので、興味のあるものを指差しては、トゥットートゥットー。また、キタ!というのは、「見て!」という意味。鏡や照明などを見てはキタッと叫んでいて、この言葉は赤ちゃんが言いやすいらしく、上の子も赤ちゃんのとき最初に覚えた言葉がこれ。

「はい」はギリシャ語で「ネー」、これはまだはっきり言ってくれない。どっちかというと日本語のうんに近いような、「ウッ」で、うなずいて意思表示してくれる。「いいえ」はギリシャ語で「オーヒ」、これは難しいので、今の所は「オー」とだけ言っているけれど、ギリシャでは独特の身振りがあって、顔をちょっと上に反らすのがNOの意味。これはしっかりマスターしている。
その割に、時々ややこしい言葉もしゃべる。テレビのCMで「アブラ・カタブラ・・・と」魔法をかける文句を聞いていたら、「アブラ」とはっきり発音したこともあってびっくり。

ギリシャ語で、「お仕置きをするわよ!」というフレーズは、「サ ファス クシロ!」(=直訳すると「木を食べさせるぞ→つまり木でなぐるぞ、という意味」から来ている)なのだけれど、幼児には、「サ セ カーノ ダダ!」と言う。ダダというのが、お仕置きの意味で、赤ちゃんもこれはすぐ覚える。それから「ナーッ!」という(日本語に訳しにくいけれど、大体の意味としては)「もう嫌!」というような表現がある。この「ナ」はギリシャ語では複数の意味があるので普段から頻繁に聞く。これも覚えやすいので、今は何かしたいことをさせてもらえないとか、不満があると、しきりに「ナッ」と言う。

ギリシャ語の赤ちゃん用語では、車のことを「トゥトゥー」(本当のギリシャ語は「アフトキニト」で難しい。)とか、お散歩は「アーパ」(普通のギリシャ語では「ヴォルタ」。)、おしっこは「ツィア」、便の方は「カカ」という。
ご飯を食べることを「マムマム」というのも、食欲旺盛な甥っ子が覚えた最初の言葉の一つで、お腹がすいていると、マムマーム!と叫ぶ。

上の姪っ子の方は、今わんぱく盛りの2歳。早くから発音もくっきりとぺらぺらしゃべるようになったので、よく感心される。でも皆の頭痛の種は、いけない言葉も全部覚えてしまって、それをまたはっきりくっきり大声でしゃべるので、せっかくの女の子らしさが台無しになってしまうこと。腹を立てると、そういう単語を正しく(!?)使って、どなったりするのだ。それを怒ると逆効果で、もっと言ったりするので、しばらく皆放っておくことにした。でも全然直っていない。

ギリシャ語は他のヨーロッパ言語の例にもれず、日本語にはないような、いけない表現がたくさんある。日本語で「・・・」てどういうの?と、イタリアにいた頃もギリシャに来てからも聞かれるけれど、日本語ってそんなに上品な言語なのかな?と思うくらい、そこまで汚い言葉っておもいつかない。文化の違いというか、ヨーロッパ言語や英語に共通するようなフレーズは、日本では使わないということを説明することになる。

どんなにギリシャ語を普通に話すようになっても、こういういけない言葉と、宗教関係のフレーズは、私には、ギリシャ人のようには、まだ口にできない。
私がせいぜい口にできるギリシャ語の俗語は「マラカス」(他にちょっとすごい意味もあるけれど、すごく嫌な奴、すごいばか者、のような意味)、「マラキア」(同じ単語の名詞で、「ばからしいこと」の意味。関西弁で言えば「あっほらしいことばっかりやって・・・」などと言いたい時に気持ちを込めて使える(笑))くらい。これは先程述べた姪っ子もしっかり口にしている。
普通に女の子でも誰でも使う「ガモト!」(=くそ!のような意味あいで使うけれど、動詞は英語のFから始まる単語と同じなのでちょっと汚い。)もやっぱり姪っ子が口にする。彼女はさらに、ここでは述べられないくらいの単語まで口にするので、周りの大人が固まってしまうこともしょっちゅう・・・。

宗教用語では、驚いたときに口にする英語の「Oh my god!」と同じ意味の表現で、イタリア語の「ディオ ミオ!」やギリシャ語の「セー ムー!」くらいなら出てきても、同じように驚いたときに十字を切りながら口にする、ギリシャ語「クリストス ケ パナギア!」(キリストと聖母の意味。日本語で言えば、「神様、仏様!」という雰囲気)などはまだ口をついてこない。
ギリシャ正教系の国から来た人たちは、ギリシャ語を学ぶとすぐこういう表現も口にしている。彼らの言語にも同じ表現があるから、自然にでてくるんだなあと、彼らを見ていて気が付いた。

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明日、彗星が地球に大接近!!
2006-05-11 Thu 23:59
明日金曜日から3日間、彗星が地球に大接近するらしい!

この彗星の名前は、73P / Schwassmann-Wachmann3。これほど地球の近くを彗星が通るのは23年ぶりで、一応、地球にとって安全と言われる(地球と月の距離の25倍)キョリには離れているそうだ。
でも彗星は寿命が来ていて、核になる部分が既に分裂しているので、そのかけらや、たくさんの隕石の一部が地球に降ってくる可能性もあるという。
大都市の明かりから遠い地域でさえあれば、肉眼でも(かすかにだけれど)見えるくらいだし、シンプルな望遠鏡でも充分に観察できるという。この週末は夜空に注目!

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義務教育から脱落する子どもたち
2006-05-11 Thu 23:59
曇りのち晴れ
先日買った5月7日の「カシメリニ」に載っていたのだけれど、ギリシャでは、日本と同じ小・中学校の9年間の義務教育を、どれだけの子どもたちが終えられないか、という怖い記事があった。ここでその記事の筆者、国会の副議長を以前務めていた、マノリス・G・ドレタキス氏による分析内容をざっと紹介してみる。

調査は1997年度から2000年度までのもの。小学校で、1997年度は中退者が959人(全体の0.15%)が2000年には1436人(0.22%)に増えている。中学校は1997年度の中退者はたったの627人(0.16%)であるのに、毎年増加していて、2000年度には11,490人(3.19%)にもなっている。
そして、2001年3月18日付けの調査の結果では、20-24歳の人口の11.7%、25-29歳の13.2%、29-34歳の17%が、9年間教育は憲法で義務となっているにも関わらず、中学校を卒業していないという。つまり現在のギリシャの教育システムに問題があるはずだから、即急に対応すべきだという、ドレタキス氏の問題提起。

まだ子どものいない私は、学校の実態があまりよくつかめないのだけれど、ギリシャではまるで日本のように塾がたくさんあって、学校の授業の補習から各国語の言語にいたるまでたくさんの子どもが通っている。もちろん家庭教師を利用している人もたくさんいる。学校での授業が充分ではないので、塾に行かせなければ、大学までの進学は絶対無理と、みなが口をそろえて言う。実際、日本人の私からみると、年間の授業の時間などもとても少ないように思う。

イタリアでは、日本のように学校の授業が過密と言う感じではないにも関わらず、大学進学直前まで塾なんて誰も行っていないし、子供向けの塾自体、見たことがなかった。イタリアの大学に留学するギリシャ人はとても多い。ギリシャの大学卒業後、フィレンツェ大学の大学院課程へ行っている友人も、教授や授業の質がよいとイタリアの大学をとても気に入っている。
さらに、ギリシャの裕福層になると、子どもをアメリカやイギリスの私立学校へ送り込んでいることも多く、ギリシャのお金持ちの子息はアメリカやイギリスの有名大学・大学院卒業者が多い。

日本の場合は、何かのギリシャの雑誌に「ヒキコモリ」というタイトルで日本の「引きこもり」問題を紹介している記事があった。日本はせっかく義務教育の質が良い国なのに、プレッシャーが強すぎる社会で、逆にのんびりさに欠け過ぎるらしい。日本とギリシャでは両極端な理由で、学校に行けなくなってしまう子供達が出るということになる。

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意外に働き者のギリシャ人
2006-05-10 Wed 23:59
今日は一斉にいろいろな機関がストライキ。公共交通機関、役所、税務署、全銀行の職員、病院の職員などが24時間のストライキで、アテネではどうやって仕事に出かけるのかと考えてしまう。さらに全国の学校、大学は教師たちが今日から48時間のストライキ!

ところで、こんな風に学校が休みになってしまうと、働いている親の場合、急にどこかへ預けるところを探すことになって大変だろうなあと思ってしまった。

小学校はしかも、もうすぐ(6月半ばから8月終わりまで)長~い夏休みが始まる。うちの親戚の小学生たちの場合、両親ともアテネで共働き。一ヶ月の夏休みをもらえる8月まで、実家に預けっぱなしになってしまう。両方の実家へ半分ずつ預けたりして分配するとはいえ、その孫を連れて田舎へ帰って、少なくとも一ヶ月近くは孫と過ごすことになるので、おじいちゃん、おばあちゃんも大変。

ギリシャではイタリアと同じく、仕事をしている人の夏休みが1ヶ月というのは普通。まとめてもらわず、2週間ずつばらばらに、というケースもある。

でも日本のような振り替え休日というのがない。つまり、もし祝日が日曜日にあたっても、月曜は平日で、なんか損な感じ。日本は夏休みこそないけれど、祝日や休日が豊富だったなあということに気づかされるくらい、元々祝日、休日が少ない。実際ギリシャの年間の祝日、休日を数えてみると、年間11日しかない。
それに加えて、一日だけ、パトラスの場合は11月30日の聖アンドレアスの日が祝日。各市の守護聖人の祝日は、ローカルな祝日となる。
日曜と重なっても振り替え休日がないことから、数年前祝日のいくつかが偶然日曜と重なってしまった年などは、もう休みがないも同然だった。

そしてギリシャには、レストラン、ファストフードなど、365日営業、さらに夜更かしの多いギリシャ人たちに合わせて、ファストフードの場合24時間営業という店もたくさんある。
また意外なことに、ギリシャのお花屋さん、ケーキ屋さんは、やはり365日開いているのが普通。祝日などこそ儲かるというので、他の店が全部閉まっているときにもいつも開いている。営業時間も朝早くから、夜は12時すぎくらいまでだったりして、日本より長い!(これはお店によって夜11時前後に閉める所もある)

こういうお店を持っている人たちは、ギリシャでは普通の長い夏休みどころか、年を通してほとんど休暇を取っていない。なんとなく勤勉ではないイメージのある、ギリシャ人について、本当の所、そのイメージはその通り!!というタイプのギリシャ人もいるけれど、実際はすごく働き者というギリシャ人もとても多いのが現実。日曜も働いてしまう自営業の人々もいれば、サラリーマンは長時間働いて頑張っても残業代が出ないのは当たり前だし、給料が低いので仕事を掛け持ちして働きまくっている頑張り者のギリシャ人もいるし、という具合。

余談になるけれど、勤勉ではない人たちの多い(もちろん働き者もいますが)職場はなんといっても公務員の職場。ギリシャでは、公務員は首を切られないという安心感だけでなく、給料、手当て、年金まで、全てが一般企業の職場より恵まれているので、ギリシャ人にとっての夢の職場。公務員は家を買う為の銀行ローンも一般人より安く借りられるし、公務員専用の保育所まで用意されている。女性では、もちろん出産、育児休暇も長くもらえる、などギリシャの公務員待遇は至れり尽くせりなのだ。

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ギリシャの生活、基本中の基本!
2006-05-09 Tue 23:59
晴れ
引越しの準備を進めているので、今は見に来てもらって見積もりしてもらったりという段階。今日は水道工事屋さんに来ていただいた。
実はお風呂場の周囲全ての壁が、原因不明の湿気で傷んでいる。その修理も含めて、太陽一杯のギリシャではとてもメジャーな、太陽熱でお湯が出るシステムも入れる予定。ちなみにギリシャでは、まだ太陽発電のシステムは一般に利用されていないし、太陽発電が個人宅などでの電力供給システムとして存在するということ自体が知られていない。これはもったいないなあと思う。(唯一使われているのは、アテネの日本大使館だけなのではないでしょうか?)

ここではっと気がついたけれど、その前にギリシャを知らない方々にギリシャ生活基本中の基本を説明しなければならない。
実はギリシャでは天然ガスの利用というのはここ数年始まったばかり。アテネとテッサロニキでやっと普及しつつある程度。もちろん私の住むパトラスには当分やってこないので、ギリシャの一般家庭で使用されている、電力による湯沸かし器を使うことになる。

これは、日本人や他の西ヨーロッパ諸国に住み慣れた人にとって、最初に直面する「えーっ!?」である。何しろ、その湯沸かし器にお湯がたまらないと、お湯が出てこないのだから、ちょっとシャワー浴びようっと思っても、20分から30分待たないといけない。

それにこの湯沸かし器はとても電力消費が高いらしい。電気を節約しようと思うと、冷たい水で食器も洗う羽目になってしまう。オリーブオイルを使うお料理だらけのギリシャでは、これはちょっと難しい。そこでまた、今度は台所に設置してあるシンク用の湯沸かし器をスイッチ・オンして辛抱強く待つ。この待つストレス+電気代がもったいない~というジレンマに耐えなければならない。
私の場合、とてもこのジレンマに耐えながら、風呂桶にお湯をためて、つかろうという気にはなれないので、お風呂にゆっくりつかりたいという願望を抱き続けて2年半が経過中。

これをやっと解決してくれるのが、「イリアコ」とギリシャ語で呼ばれている、この太陽熱のシステム。マンション屋上の太陽熱パネルと、その向こうに見える、山頂の風力発電機(昨年、パトラスで10本ほど設置された。) 太陽熱パネル6月あたりから9月半ばまで、非常に雨のすくないギリシャではとても効率の良い節電方法なので、どんどん所有者が増えている。日本人のように毎日髪の毛も洗わないし、お風呂につかることも少ないギリシャでは、特に子どものいる人が、オムツの取替え時におしりを洗ってあげたりするのに便利に使っている。
私はといえば、もうすぐこの「イリアコ」が入るかと思うと、もう笑みがこぼれてしまうほど嬉しい!! これで少なくとも夏の間はお風呂を楽しめる。

雨の多い冬の間は、仕方なく湯沸かし器に戻るか、また、暖房のカロリーフェル(これは、各部屋に設置してあって、熱いお湯が管を通ることで部屋が暖まる)を利用してボイラーを設置する人もいる。普通の古い型の暖房(現代ギリシャ語でカロリーフェル)

この暖房はヨーロッパ共通してよく見られるものだけれど、ギリシャのものは残念ながら、これまた天然ガスがないため、湯沸しに石油を使用しなければならない。そのせいで、ギリシャの冬の生活費はばーんと跳ね上がる。特にこの近年の石油高騰は、ギリシャの生活をさらに厳しくしている。

昨年まで住んでいた新築のマンションの場合は、新しい電気の暖房が各部屋に設置されていた。カロリーフェルより小型で場所もとらない。新築マンションの部屋にあった、電気の暖房これは中の管に油が入っていて、その油が加熱するようになっているのだけれど、これも電力消費が結構かさむ。その代わり、マンションの共用費として払わないといけない、石油代でのトラブルがない。マンションの場合、石油はマンション全体の分としてまとめ買いしないといけないので、お金を払わない人がいたりすると他の住民が迷惑を被ることになるのだ。

地方都市(でもギリシャで3番目に大きい都市)パトラスでの天然ガスは、最初の計画ではこの数年以内の予定であったのに、結局政府がパトラス市を後回しにしてしまった。近年の石油高騰のせいで、まずギリシャ全土の公共の施設の天然ガス導入を進めるという計画が優先されてしまったせいもある。パトラスでは張り切って、天然ガスのための施設も建設しかけていたので、利用されないで傷む前に私営企業に投資してもらうという案も出ていた。
私としては何でもいいから、はーやく来い!と切に願っている。

ギリシャでの生活で直面する2番目の「えーっ!」は、トイレでトイレットペーパーを流してはいけない!ということ。
これについて、いろんなギリシャ人に尋ねてみているのだけれど、下水道の管が細いせい、水圧が弱いせいなどと、説は分かれる。何しろ、外国に行ったことのないギリシャ人にいたっては、外国ではトイペを流していい、ということを知らなかったりするから、余計びっくり。
このことを知らない外国人観光客(私もその一人だった・・・)は、注意書きの絵を見ても、外国のように「トイペ以外の物は・・・」と書いてあると思い込んで見逃してしまう。が、よくよく注意書きを見てみると、紙、つまりトイレットペーパーも絵の中に含まれている。これを守らないと簡単に詰まってしまう可能性がある。
そういうわけで、トイレには必ず大きめのゴミ箱がある。ここに捨てられたトイレットペーパーは、外へ普通ゴミとして出される。

こういう日常生活の基本というのは、慣れてしまうと顧みないので、久しぶりに初心に返って思い出してみた。
引っ越しにはまだまだ準備がたくさんあって、これからが大変だけれど、ちょっとでも快適な生活を目指して頑張ろうと思う。

☆5月10日に少し訂正を入れました。

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ギリシャで刑事が活躍するドラマがない理由!?
2006-05-08 Mon 23:59
晴れ
先月の4月2日の全国紙「エレフセロティピア」日曜版付属の「エプシロン」という雑誌に、ちょっとおもしろい各国の警察事情(残念ながらイタリア、日本は載っていなかった!)が書いてあるのを今日読んでいて、ギリシャのアスティノミア(=ギリシャの「警察」)についての感想を少し。

まずは私の知っているイタリアと比較。イタリアでは、警察が大きく分けて2種類ある。ポリツィア(=いわゆる普通の警察全般。)とカラビニエレ(=憲兵、特殊警察で、刑事事件などで普通の警察と仕事が重複する。)で、普段から取り締まりをしている現場を頻繁に見るし、日本のように派出所があるわけではないけれど、犯罪の多そうな場所で見張りをしている。さらに、日本のように警察物のテレビドラマがイタリアのTVでも多くて、危険だけれど、かっこいいイメージ(実態はともかく・・・)も与えている。

その代わり、犯罪の多いイタリアでは、泥棒くらいの犯罪ではあまり色めき立ってくれない。私がジプシーの子どもたち(未成年)に家に泥棒に入られて、警察に届けた時、まず盗られた物は見つからないでしょうということを淡々と言われた。それに別に指紋を取りにくるわけでもなかったし。ただ、いろいろな用事や書類手続きで出会ったことのある警察官はみな紳士的で親切な人が多かった。それに公務員のせいか、よっぽどの事件でもない限りのんびりした雰囲気がオフィスに漂っている。

ギリシャにおいては、イタリアよりずっと治安がいいとはいえ、警官を見かけること自体が少なすぎるように思える。しかもパトラス港に限って言えば、なんといっても国際港。イタリアでアンコーナ港などが警戒しているように、警察がうろうろしていてもおかしくないはず。ギリシャ人にそのことを尋ねると、私服警官がいると言われているらしい。私服だから見てもわからないという言い訳で、実は滅多にいないのではないかと密かに思っている。

パトラスで見かける警察官というのは、「トロヘア」と呼ばれる交通関係の警察官だけ。パトラスは渋滞が街の悩みの種なのに駐車場が少なく、2重駐車もざら。中心部に行くほど、それはさすがにすぐ取り締まられる可能性が高い。
それでも、アテネでは原則になっているシートベルト着用などは、まだ取り締まられないのがパトラスの良い所?

イタリアに留学しているパトラス出身の友人は、昨年夏にパトラスで自動車学校に通っていて、運転席に乗り込んですぐにシートベルトを締めたら、教官に驚かれたと笑っていた。
私もある日、家の近くの細い路地から主要道路に出ようとしたら、左手で停まった車が「トロヘア」のパトカー!「しまった。シートベルト忘れてた!」と焦っていたら、にっこりして行きなさいというジェスチャー。道を譲ってくれただけだった、ということがあった。

また、パトラスでは、不法出航をねらっているクルド人、アフガニスタンあたりからのアジア系の顔の人たちが港付近をうろうろしている。
とはいえあまり取り締まらないのは、ちょっとご都合主義もあって、不法滞在者や亡命者にギリシャに残ってもらうよりは、イタリア、ドイツなど他のヨーロッパに行きたいなら、行ってもらった方がありがたいという本音があると、ギリシャ人たち複数から聞いたことがある。
ところが、先日、そういう人たちの一人を、警察が(珍しく!?)捕まえたそうなのだけれど、その時は暴力まで加えたというので、病院に運ばれるほどの事態になり、警官が訴えられた。

こういう警察による暴力というのは、ギリシャでは時々聞かれる。それについての、まさに今回の雑誌の特集記事では、もらっている給料、どのくらい実力行使(暴力も含めて)を働くか、問題点、警官の装備が書かれていたので引用すると;

ギリシャでは、「各種手当てなどを除く年収が、初任給の14,000ユーロから、長官の地位で38,000ユーロまでの間で変動する」。実力行使に関しては、皮肉っぽく、「絶えず。好みの標的:労働者、学生、年金生活者、移民。」と書かれてある。問題点もすごくて、「警察官が腐敗や、人身売買・麻薬取引への関わりで訴えられたことが、たくさんある。」ということ。装備については、「豊富!デモ隊に対する催涙ガス、窒息性ガスの使い過ぎでトップを行く。」と書いてある。(注:カッコ内は記事の引用を素直に翻訳。私が誇張したりしていません!)実際、ストライキが多いギリシャでは、激しくデモ隊と機動隊が争うところをテレビでもよく映している。
ともかく、この記事を見る限り、道理で警察に対して一般人の信頼感が薄いはずだと納得してしまった。

載せられていた、たくさんの国の中で、全く実力行使がないのは、さすが平和の国!カナダの警察だけだった。あの、見るたびに写真を撮りたくなってしまうような、赤い制服で馬に乗っている警官たち。カナダに行ったことのある人には印象深いはず。平和すぎるのか、問題点がおもしろい。「余り身体を動かさないことから、肥満、呼吸器官の病気」とあって笑ってしまった。

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続 新聞の日曜版
2006-05-07 Sun 23:18
晴れ
今日の、パトラスで一番大きいローカル新聞「ペロポニソス」によると、以前「地中海とカフェ物語」ホームページで紹介した、世界最大のギロ(ホームページ内のギリシャ・イタリア面白写真ニュースで写真を載せています。)が無事ギネスブックに載ったそうで、パトラスがギネスブックに載ったぞ!という記事になっていた。
もう一つのパトラスの大きなニュースは、遅れつつもあと数ヶ月で完成予定の新しい考古学博物館について。敷地はなんと8000㎡!
記事によると、外壁は全て大理石になるらしい。今日は中の様子が写真で公開されていて、それを見る限りとても素敵な建物で、完成が楽しみだ。

今週の日曜日は新聞のおまけ( これに関しては、3月18日の日記「おまけに釣られて」、3月19日の「新聞の日曜版」も参照してみてください。)が充実していて、どれを買わないでおくか、というのに迷うくらいだった。何しろ、おまけがついて安いとはいえ、一つの新聞とおまけのセットは3ユーロだから約420円する。悩んだ末見送ったのは、「キリアカティキ」という新聞で、海外クラシック文学の小説一冊と地図(今回はペロポンネソス半島)が付いていたもの。

買ったのは、木曜からペリプテロ(=ギリシャのキオスク)で予約しておいた、「セマ」という新聞( これは、昨年有名なジャーナリスト数人が始めて話題になった新しい全国紙。購読率も高いけれど、なんだか庶民的な男性誌っぽいのが残念で普段は買っていない新聞です。)で、大のお気に入りのギリシャ映画「ポリティキ・クジーナ」(=邦題「タッチ・オブ・スパイス」)のDVDと、それに合わせてイスタンブールの料理(※ギリシャではこれがポリティキ・クジーナ、つまりポリ風の料理と呼ばれている。”イスタンブール”の地名は現代ギリシャ語では”コンスタンティヌーポリ”で、簡単に”ポリ”と呼ぶことが多い。)のレシピも付いてきた!新聞「セマ」とそのおまけの雑誌、DVDというので、ペリプテロで予約しておいて正解で、これは私が行った朝10時には、もう予約分以外売り切れていた。

この映画は、政治問題にからんで、トルコから追放されることになるギリシャ人たちの話を、それ以前の時代のイスタンブールから描写している。音楽もとてもいいし、映像がノスタルジックで美しい。故郷のイスタンブールから追放されてギリシャへ移住してきたギリシャ人たちの話は今でもよく出てくるし、その出身の人々は、ギリシャに来てからもこのポリティキ・クジーナを作っているので、料理番組や、ドラマでもよく見かける。ものすごく興味があるけれど、食べる機会には残念ながら恵まれていない。
料理や現代ギリシャ人の歴史に興味がある方には、特にお薦めの映画。
ところが、映画のストーリーで、主人公がトルコの女性に恋をしたことの何かがいけないと判断されたらしく、トルコはこの映画のトルコでの公開を禁止してしまったというのを以前新聞で読んだ。追放前はギリシャ人とトルコ人が仲良く生活していたことが描写されていて、逆にトルコとギリシャの友好関係を助けるかとも思ったのだけれど。

もう一つはよく買っている「カシメリニ」という新聞で、今日はイギリスBBC製作のドキュメンタリー「レオナルド・ダ・ヴィンチ」のDVDが付いてきた。これは続いて来週「ミケランジェロ」のDVDもおまけになる。新聞「カシメリニ」日曜版とそれについてくるおまけの雑誌、DVD

しかもこの「カシメリニ」は昨日から、ミラノのRCS Libri S.p.A出版の美術書(偉大な画家のシリーズ。もちろんギリシャ語に翻訳されている。)を土曜版に追加5ユーロ90セントで付けるというサービスも始まっている。昨日はしかも初回特典で追加料金なしの、2ユーロ50セントだけで「ミケランジェロ」の一冊が付いてきたのだから、もちろん購入。新聞「カシメリニ」の土曜版とそれについてきたDVD,美術書など

こうやって、なんだかんだと、二日間の新聞代が合計8ユーロ50セント(日本円で1,200円くらい)になってしまった。でも、ギリシャでは本がとても高くて、日本のように気軽に買えないので、本だけでもそれ以上の価値がある。DVDももちろん、レンタルの値段が2ユーロから3ユーロだから、新聞代もそのほか雑誌なんかも含まれていることを考えるとレンタルするより安いおまけ。

そうやって、いいものがあるたびに、複数の新聞を買ってしまうと、お得なおまけを得られて嬉しい半面、新聞会社の戦略に踊らされているような気もする。ちょっと複雑な気分・・・。 

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一瞬のうちにアテネが戦場に!
2006-05-06 Sat 23:59
晴れ
今日はアテネがすごい状況になっている。昼間にもニュース速報が何回か入って、テレビで状況が放送された。

第4回ヨーロッパ社会フォーラムという催しで、ヨーロッパ中から人々がアテネに集合。テーマは、戦争反対、人種差別反対ということで、今回イラン情勢に向けての戦争行為反対を中心とする平和への希望、労働者の権利なども含む社会の平等性などを訴えた。

ところがデモ行進と別に、一部の覆面集団が火炎瓶や投石で、アメリカ大使館、ヒルトンホテル、シティバンク、マクドナルドを中心に襲い、警察の車両を焼いたりした上に、シンダグマ広場から続くアテネのファッションストリート、エルムー通りの店では、どこの国籍のブランドかに関係なく、ことごとくガラスを割ったりする破壊行為に及んだ。8千人も警察官が集まって警戒していたというのだけれど・・・?

今日は土曜だし、普段ならショッピングやお茶しに出かけたりするアテネ人、観光客でにぎわっていたはずのアテネ中心部が、一般市民立ち入り禁止にされた為、がらーんとして、機動隊とその若者達だけの戦争のようになっていた。幸い日本人の観光客はゴールデンウィークも終わりなので、あまりアテネにはいなかったと思うのだけれど。

この数年ヨーロッパでは、国際会議などの集まりがある度にこういう事態になるのだけれど、本当に反対運動の声を広げたいグループではなく、破壊を楽しむだけの若者たちが起こしている。サッカーの試合でも同じで、暴力的な事件が後をたたない。はた迷惑で困ってしまう!!

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ギリシャ人と宗教
2006-05-05 Fri 23:59
晴れで強風
☆今日の日記はテーマが大きすぎて、ちょっとのつもりが長編になってしまいました!なので、じっくり読める方に・・・
ギリシャ北方のカヴァラ、ドラマ、クサンシ地域で、政党パソックからイスラム教徒の女性弁護士が、複数の県を統括する知事に立候補しているということが今日の大きなニュースになった。
そして昨日テッサロニキを訪問していた、トルコのエルドアン首相が、ギリシャのカラマンリス首相に、トルコではギリシャ正教の教会の活動を認めたのだから、アテネにある歴史的なジャミ(イスラム教モスク)2箇所の活動を認めて欲しいということを伝えた、ということも今日のニュース。
ちょうどイスラム教にからむことが重なって話題になっているので、今日はギリシャ人と宗教についてちょっと。

ヨーロッパ共同体からも政教分離するように求められているギリシャでは、ギリシャ正教の扱いをどうするべきか、というので意見が分かれている。

例えば日本の文部省にあたる教育を統括する省は、ギリシャでは教育・宗教省という。学校ではギリシャ正教の授業が義務であるだけではなく、高校までの学校教育期間、全てこの省に認められた教科書しか使えない。つまり教会が認めないもの、「ダーウィンの進化論」のようなものは教えられないので、古代の歴史では、ホモ・サピエンス前の「旧人」、「猿人」などという単語の代わりに、「人間(!?)は木の上などで生活をしていました・・・」というような理不尽な文章になっているという。
これは以前、新聞の記事で同じギリシャ人が批判していたので知った。教育の自由(?)、つまり教会の管轄外の自由が認められているのは、大学教育だけということなので、大学に行かないたくさんの人たちは、ちょっと偏った教育を受けていることになる。

国の行事には必ず聖職者が参加している。国会の就任行事も聖職者と共に行われる。など、ギリシャという国はギリシャ正教なしには考えられない。それに教会は実際に力も持っている。ギリシャの国の資産より教会の資産の方が大きいなどという噂も聞いたことがある。

現代的な考え方を持っている政治家はたくさんいて、もちろんその政治家たち全員がギリシャ正教徒であるけれども政教分離を当然とする派と、保守的にギリシャはギリシャ正教あってこその国、ギリシャのアイデンティティーはギリシャ正教である、とする派に分かれている。この問題はとても複雑。政教分離に反対するのは、ただ保守的に頭が固いのではなく、トルコの支配があまりにも長かった歴史が背景にある。トルコの圧政時代にギリシャ人がギリシャ人であることと、ギリシャ語を失わずにこれたのは、唯一この宗教のおかげであるからだ。


それでも、ギリシャにはクサンシ、アレクサンドルーポリなど、トルコに近い地域で、イスラム教徒がたくさん住んでいる。今回イスラム教との女性弁護士が立候補しているのはこの地域の一部にあたる。
彼らは普段家族でトルコ語を話し、トルコのテレビを受信している。身分証明書はギリシャ国民としているけれど、ギリシャ人は彼らのことをトルコ人と呼んでいる。この地域のことは、昨年二つもテレビドラマが放送されていて、大分知ることができた。

この地域では、ギリシャ語を話すギリシャ人たち、このトルコ語を話す人たち、と別れて固まって住んでいる。家庭では女の子だと教育が重要だと思われていなくて、学校になかなか通わせてもらえないというようなシーンもあった。一つのドラマではアテネ出身の大学生がこの地域の学校の先生をしている男性と恋に落ち、彼は自分の出身を隠して、名前も変えギリシャ人と偽る。それがある日ばれて、彼女には大学の友達も近づかなくなるし、彼女の親も許さなくてという悲劇のストーリー。

もう一つは、撮影中にトラブルが。トルコでは聖なるイスラム教の行事の日に、偶然ジャミ(イスラム教のモスク)のそばで雨のなか撮影をしていたら、その女優さんの服が薄すぎたとかで、しかもジャミのそばに近づきすぎたので、イスラム教を侮辱していると解釈した若者達が撮影クルーを襲って、車もめちゃめちゃにされ、俳優さん達も命からがら逃げたという事件があった。

そうやって、宗教での対立が生なましい部分をみることがあるとはいえ、音楽の分野では有名な歌手が行き来するなど交流があるし、今年のリアリティ番組フェイム・ストーリーではトルコ人の男女も初めて参加している。昨年始まったトルコのTVドラマも大人気。そのドラマのおかげで、宗教以外の面では、顔も習慣も似たところがたくさんあるというのを、一般のギリシャ人も認識してきていると思う。

身分証明書の宗教表示がなくなったのも、多分ヨーロッパ共同体の圧力があったからだと思うけれど、その第一歩から始まって、少しずつでも自由化が進んでいっているように見える。

ギリシャとトルコの間の感情というのは、過去の歴史によるものだから、日本と韓国の関係に似ているのかもしれない。
ヨーロッパ諸国の中では、ギリシャはアラブ諸国とも仲良くやっている唯一の国なので、宗教による壁がそれほど大きいとは思えないし、なんといっても民主主義の発祥地なのだから、時間はかかっても、過去を乗り越えて宗教の自由を認めるようになっていってもらいたいと思う。


☆追記☆
昨夜、テッサロニキの主教(聖職者の位で、テッサロニキの教会全体の長)が、映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見ないようにと、テレビで忠告していた。もうずいぶん前から本はギリシャでもベストセラーで、今ごろ映画だけ見ないようにと言っても・・・という感じなのだけれど。

今週この「ダ・ヴィンチ・コード」や、最近ナショナル:ジオグラフィックから発表になったばかりの、"解読された古代文書ではユダが裏切り者ではないことが書かれている"という話の二つに絡んで、MEGAという民放チャンネルで面白いドキュメンタリーもあった。

その中では、バチカンもギリシャ正教も見ないようにと禁止していた、ギリシャ人作家カザンザキス原作、マーティン・スコッツェージ監督の「最後の誘惑(☆原題は「キリストの最後の誘惑」)」(1988)という映画が公開されたとき、ギリシャでどんなことになったかの映像もあった。そこでは十字架を掲げた人々が映画館の外へデモでおしかけてすごい騒ぎになっていた。
今回はさすがにそれはなさそうで安心。テレビでも、ものすごく宣伝されていて、みんな(若い人々は)見るのを楽しみにしている。

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ベッドメイクとアイロンにまつわる話
2006-05-04 Thu 23:26
晴れ
とうとう今年も来た!絨毯のクリーニングのちらし第一号が今日門にはさまっていた。。毎年この時期にたくさん来る、絨毯等専門クリーニングの会社のちらし(ギリシャでの絨毯にまつわる話をまだ読んでいなかった方は、4月12日付け「絨毯の習慣」を参照してください。)これが来るということは、そろそろ絨毯を外す時期にさしかかってきたということ。とは言うものの、今年は例年の5月より寒い。今日も折角晴れて、日に当たれば暑いけれど、家の中は初春というくらい涼しい。

天気がいいので、私もフリースの毛布や布団カバー、冬用のベッドカバーを洗濯。日当たりがいいのでもう乾いた頃。夏用のベッドカバーに取り替えて、部屋全体が明るい感じになった。

ベッドと言えば、ギリシャに来て気づいた面白い習慣がある。まずギリシャでは、夏はシーツ一枚だけ!で寝る。(個人的にはタオルケットが夏は好きだけれど、ヨーロッパにはタオルケットが存在しないので、そのうち買ってきたいなあと思っている。)本当に暑いギリシャなのでシーツ以外要らないのはわかるけれど、私は体にかかる重みが少しないと、よく寝れない。その為、羽布団の軽いものを使っている。お義母さんには夏に羽根布団!!といって仰天されるけれど、良い羽根布団は夏でも冬でも心地よく眠らせてくれる。

家では普段、夏のベッドメイクに、シーツの上にカバーをする。でも泊まったことのある観光地のレンタルルーム(個人で自分の家の部屋を貸したり、貸す為に部屋をたくさん作ってあるホテル代わりの宿泊地、ギリシャの島には一杯ある。)では、カバーもなく、シーツがたたんで置いてあるだけでちょっと寂しい感じ。

そして、冬は、なぜか毛布が兼ベッドカバーにされている。専用のベッドカバーをしている人がいないわけではないけれど、ギリシャに来てから初めて、この毛布でカバーというのを頻繁に見かけるので、ギリシャの習慣なんだと思っている。ベッドカバーは、イタリアではそれ専用の物を使ってカバーするのが当たり前だったので、ちょっと不思議。
そういえば、ギリシャ船籍のフェリーのキャビンで、毛布がカバーを兼用しているのもその習慣のせいなのかな?

そして日本人から見ると、イタリアでもギリシャでも、アイロンかけは文化というくらい、徹底している。イタリアではよくおばあちゃんの世代の黒い鉄のアイロン(形は今のアイロンと同じだけれどサイズが小さ目)が今はインテリアとして家に飾ってある。炭を入れて使っていた電化の前の時代の物。下着、タオルまでぴしっとアイロンをかけるのはもちろん、ダブルベッドのシーツを絶えず洗濯することを考えても、主婦のアイロンにかける時間は大きい。

スチームの圧力がどんどんパワフルになっていて、シンプルなものより、大きな台つきのすごそうなアイロンが人気。日本では業務用しかなさそうな、プレッサーもシーツなどがあっという間にアイロンかけできるという宣伝をよくしていて、実際買う人も多い。(もしも読んでいない方は、3月23日付けの「シーツのアイロンがけ」も参照してみてください!)

日本ではアイロンがほとんど要らない、形状記憶する生地のワイシャツがあるよ、と義兄のお嫁さんに言ったら、いくらするの?と目を輝かせて聞いてきた。

日本では炭火アイロンは明治時代終わりごろにイギリスから伝わったらしい。また平安時代から使われていたものとしては、おそらく中国が起源の火のしという片手鍋のような道具があったという。これもやはり炭を入れて使う、しわのばしの為の道具。どちらも昭和30年代の終わりまでは普通に使われていたという。

アイロン台も日本サイズは小さい。敷布団にダブルペッドサイズがないからかもしれないけれど、ヨーロッパのものは置くところに困るくらい大きい。それでも主婦がアイロンがけに何時間も費やすことを考えると、効率のよい大きなものが必要というのは当然といえば当然。
ごはんは一日一食しか作らなくて、楽チンなギリシャの家事の中で、アイロンは重労働(特に夏は!)なのである。

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たばこがやめられないギリシャ人
2006-05-03 Wed 23:59
晴れのち曇り
引越し先の家が空いたので、エアコン設置の準備で穴を開ける位置などの印をつけてもらった。ダイキンの代理店屋さんで、私が空気清浄にこだわっている理由がたばこの煙というと、25年間吸っていたタバコをやめたいきさつを話してくれた。

なんと15歳から吸っていたという。これは日本だと不良という感じかもしれないけれど、ギリシャでは当たり前。全然学校でも先生がチェックしてないのか、子ども?というような子達がたばこを吸っていたりする。タバコだけでもよくないのに、ハシシやもっときつい麻薬も学校で売り買いされると聞く。それに、この辺はイタリアとギリシャは本当に共通していて、若い女の子の喫煙者もとっても多くて、吸ってない子を探す方が難しいくらい。

そして若い子たちが、取り締まられているはずのハシシを吸うこともよくある。私はタバコを吸わないのでよくわからないけれど、独特の香りがするからすぐわかるという。イタリアでも誰かのパーティーなどで大人数集まると、どこかでハシシを吸い始める子が必ずいて、それを分け合って一緒に吸う子や、嫌がる子など反応はいろいろ。

しかもイタリアでは若い子のたばこをやめさせようと、税金を上げたりしているので、1箱がとても高い。現在の値段は調べていないけれど、リラの頃で、7000リラ以上していた覚えがあるので、400円近かったと思う。ギリシャでは国産たばこもたくさん銘柄があり、主要産業の一つ。税金を高くしすぎるわけにはいかないせいか、国産は安い。GRという銘柄が1ユーロ90セント。輸入銘柄はマルボロで2ユーロ70セントとか。なんにしろ日本より高めだけれど、若い子達もせっせと買い続ける。

例の黒枠でおどろおどろしい、脅し文句「煙草は人を殺します」などと箱の半分のスペースを使って書いてあるものも、何の効果もない。ギリシャ、イタリアで売られているたばこ。ギリシャはこの紙巻たばこを吸う人が多い。イタリアではおしゃれに、その文句の部分を隠すケースのようなものが売られていて、いつもタバコをすばすば吸っていた友達のお母さんが、嬉しそうに見せてくれたことがある。ギリシャではそんなものもないけれど、別に誰も気にしていない。
他にも、健康にどんな悪影響があるか説明したもの、子どものそばで吸わないように、などいろいろバージョンがあるけれど、見慣れてしまって読みはしない。さらに英語、イタリアでは「煙草は人を殺します」と言い切っている文句が、ギリシャ語では「煙草は人を殺すことができます」と、表現まで柔らかい。
イタリアのタバコ。大文字で「タバコは人を殺す」と書いてある。 ギリシャのタバコ。イタリアのものに比べると、「タバコは人を殺し得る。」と少し柔らかい表現!



そしてなぜかイタリアでもギリシャでもタバコをやめたという話を聞いたことがあるのは全部男の人!女の人の方がタバコをやめずに続けているケースが多い。

さて、今日彼が話してくれたタバコをどうやめたかというのは、やっぱりやめるのは意志の力だけだなというのをさらに再認識させてくれる。

今11ヶ月のお子さんがいて、その赤ちゃんがまだ数ヶ月に満たないころ、アトピー性の皮膚炎になった。たばこが原因と確定しているわけではもちろんないけれど、やめた方がいいなあと思っていたタバコをやめるきっかけとなったという。アテネにタバコをやめるためのセンターがあって、(パトラスにも支部があるらしい)そこへ通うことに決め、予約まで入れた。その予約の日の前日に、センターなんかに行かなくても自分でやめられるんじゃないかと思い直し、結局センターには行かず、やめると決めて今6ヶ月、一本も吸っていないという。

そして一旦やめた人がたまにちょっとでも吸うと、普段吸っている人以上に、身体への悪影響が大きいということも教えてくれた。禁煙しよう、もしくはした人、要注意!!!

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ギリシャのおまじない
2006-05-02 Tue 21:27
快晴ではないけれど、ひさしぶりの晴れ!
ギリシャでは「カコ・マティ(=邪悪の目)」というものが、まだ普通に信じられている。イタリアでは「マロッキオ(マル・オッキオと書く。ギリシャ語の単語と同じ意味)」と呼ばれているのだけれど、イタリア(トスカーナ地方)ではもうおばあさん以上の世代くらいまでで、今はほとんど昔の迷信という解釈になってしまっている。

ギリシャでお土産によく売られている、目の模様のキーホルダーみたいなものは、このカコ・マティにやられないためのお守りと聞いているけれど、特に携帯している人というのは、見たことがないので、お土産の単なるアクセサリーになってしまったのかもしれない。その代わり教会でもらえるお守り「フィラクトー」と呼ばれるものがあるそうだ。このカコ・マティは民間伝承のようなものだけれど、教会でも認められている。

クセマティアーゾというのは、ギリシャ語で「カコ・マティを追い払う」という意味の動詞。これを実行できるのは、ちゃんと、復活祭前の聖木曜日か聖金曜日に教わった人のみで、本当は、男性は女性に、女性が男性に、やり方を伝授しなければならないと聞いたけれど、うちのお義母さんやいとこは女性から習ったそうで、日にちも正確に聖木曜日などではなかったらしい。

複数の方法があるらしいけれど、うちの実家や親戚がやっている方法は、イタリアのトスカーナの村で説明したら、ほとんど同じだったと思うと言われた方法。
水を入れたグラスにおまじないをしながらスプーンでオリーブ油をたらす。オリーブ油が水面でぱっと散ってほとんど見えなくなるほど、そのカコ・マティを追い払ってもらいたがっていた人はとてもマティアズメノス(カコ・マティにやられている人)ということ。
もし水面にはっきりオリーブ油が丸く浮き上がったら、やられていないということになる。
カコ・マティは追い払いをする人が受けとめるので、カコ・マティにやられているかどうかは、追い払いのおまじないをしているときにあくびなどが出るのでもわかるという。

お義母さんが知っている他の方法は、食事用の布ナプキンに塩を包んで結び目を作るというもの。でもそれ以上詳しくは知らないという。
もう一つ義兄のお義母さんがやっている方法は、鍵などの鉄の物を使って、カコ・マティにやられている人の頭の後ろで十字を切っておまじないをする。
それから、おまじないの文句はそれぞれ言い伝えで伝わって行っているので、する人によって、文句が異なるという。

このカコ・マティはどうやって悪影響を与えるかというと、日常的によくある例が、赤ちゃんなどに、「まあ、なんてかわいいのかしら!」などと言ってしまう場合。誰でもがカコ・マティを与えるわけじゃないらしいけれど、ほめすぎると「ばちがあたる」というような、その「ほめすぎ」や「嫉妬」がよくないらしい。カコ・マティを持っている人の目から、褒めた赤ちゃん、もしくは誰か褒めた相手の人の目を通じて、何か悪いものがつく、という風に思われている。私の解釈では、日本でいえば、「例えばくしが折れると縁起が悪い、何か悪いことが起こる」というような感覚。褒め言葉が目を通じて、何か悪い方向へその人を持って行ってしまうというような意味。

だからほめるときも、ちょっとほめてからよく、「ナ ミン セ マティアーソ.(=カコ・マティがつかないようにしなきゃ。というような意味)」と言ってそれ以上褒め言葉を続けないで、フトゥッフトゥッフトゥッっとつばを吐く。といっても、今のギリシャでは本当につばを飛ばす人はいなくて、フトゥッと口で音を表現しているのが普通。(昔は本当につばを吐いていたのかどうか気になる所・・・)このつばを吐くという行為が、悪いものを追い払うおまじないになっている。 

私にお義母さんが、赤ちゃんをほめちゃったりしたときに、「フティスト!(=フトゥッとつばを吐いて!)」と言ったりすることがあるけれど、私はまだこの「フトゥッ」ができない。やっぱりギリシャ以外の国ではつばを吐くっていうのは、全く逆の軽蔑の行為だから、慣れるのはむずかしい。
映画「ビッグ ファット グリーク ウェディング」でもちょっと誇張して笑いのシーンになっていたのが、この「フトゥッ」。映画では本当につばを吐いている感じで、何が起こっているのかわからない、新郎とその家族が仰天していた。

いつカコ・マティが自分についていると判断するかというと、大人では、頭がなんか重くなる、頭痛、なんとなく体調が悪くなる、あくびが止まらないなどの兆候。外出中でも、このカコ・マティを追い払える家族の誰かに電話して、追い払いのおまじないをしてもらうようお願いする。赤ちゃんの場合、やけにぐずったりする時。

赤ちゃんには、カコ・マティを寄せ付けないおまじないで、にんにくを使うものがあるとお義母さんから聞いた。今はやる人がほとんどいないらしいけれど、お義母さんのお母さんの世代までがやっていた方法。にんにくの一粒を布で巻いて、安全ピンなどで赤ちゃんのおしりの辺りに留める。にんにくが赤ちゃんの目からパワーを発揮して、誰が目からカコ・マティを送ってきても、影響を受けないんだとか。にんにくで追い払うというので、なんかドラキュラを思い出してしまった!

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