ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary PAP TEST
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PAP TEST
2006-06-26 Mon 23:54
晴れ 
この数日で蝉が増えて一日中ジージーしているから、聞くだけでさらに暑い気分になってしまう。
ところでずっと書こうと思っていた、ギリシャ人の有名なお医者さん、ヨルギオス・パパニコラウーについて、少し。ちょうどある友人のおめでたが判明したばかり(本当におめでとう!!)で、妊娠したら必ず行われる検査というので思い出したため、この機会に。

日本ではPAPスメア、もしくはパパニコロー検査と呼ばれている、子宮頸がんのための検査があるけれども、この「パップ」、「パパニコロー」というのは、このお医者さんの名から来ている。この検査が始まって以来、世界中で子宮頸がんによる死亡率が75%も減ったという、とても大きな研究成果を残した人物。

研究のために人生をささげたと言っても過言ではない。研究の時間が減らないように、毎日の帰途に着く車の中でも運転はせず、車内でも研究を続け、また奥さんの同意を得て、一生子どもも作らないことを決めたという。1913年に奥さんと一緒にアメリカに渡り、最初は生活費のために、昼間は絨毯を売り、夜はブズーキャなどの夜の店で素人のバイオリン弾きをしていたこともあるそうだ。1年後にコーネル大学のニューヨーク病院で研究助手の仕事を得る。この大学で亡くなる6ヶ月前まで研究を続けることになる。
マイアミの癌研究センターに呼ばれて引っ越したために、初めてコーネル大学を去ることになり、結局その6ヵ月後の1962年2月19日にマイアミでその生涯を終えた。

彼の研究熱中ぶりはすごかったようで、ギリシャ人が1年の間で一番大きくお祝いする、復活祭の日でさえも休まなかったという。
1923年に初めて研究成果を発表したときは、同僚から信じてもらえず「ギリシャ神話だ。」などと中傷されたこともあるそうだ。ところが1939年に細胞学クリニックで、そして1943年にはハーバード大学、ボストン大学、ニューヨーク大学の医学部によっても公式に診断方法が認められ、このときから世界中の女性への検査として利用されるようになった。ノーベル医学賞にも2回推薦されたという。

このお医者さんの出身国であるギリシャでは、現在、子宮頸がんは10万人に9人の発生率で、その内3人は亡くなっているという。ところが、もしちゃんと初期のうちに診断できていれば、治癒率はなんと100%になるそうだ。ギリシャではパップ・テストが無料なんだそうだけれど、実際テストを受けているのは5人に1人くらいの割合しかいないという。
このパップ・テストを国のプログラムとして組んでいる国、例えばフィンランドなどでは、この検査のおかげで子宮頸がんでの死亡者はほとんどいなくなっているというから、本当に効果の高い検査なのだ。


★パパニコラウー博士の命日2月19日(2006年)の新聞「ヴィマ」のヴィマ・サイエンスを参考にしました。
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Hello!
Salahiさん、こんにちは!
日本では確かに産婦人科ってなかなか足を踏み入れないですよね。私はイタリアで普通はある程度の年齢になったら産婦人科に行ったりするものだというのを学んだんですが、イタリアはピルを飲む人も多いからよく行くのかもしれません。
ギリシャでは義兄の子の出産の時大学病院の産婦人科に行きましたが、日本と比べてどのくらい信頼できるのか、ちょっと不安があります。最初から検査も病院内ではできず、検査の為のセンターへ行かないといけないそうです。
アテネは私立病院が多くて出産は私立病院の人が多いですよね?
2006-06-29 Thu 03:52 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
これ、成人女性は毎年受けた方がいいんですよね。ギリシャでも、きちんと受けてる人は多くないとは言え、それでも日本人よりは多そうな気がします。日本だと、婦人科って行きにくいイメージがありませんか?
私が初めて検診を受けたのはギリシャに来てからですが、このお医者さんのことを聞いて、すごいな~と思いました。とても研究熱心な方だったんですね。
2006-06-28 Wed 03:38 | URL | salahi #-[ 内容変更]
Hello!
HIDOさん、こんにちは!
半年に一回検診にいかれているなんて、すごいです。それは見習わないといけませんね、私も。
ギリシャにはお世話になるお医者さん(国立・私立病院に関わらず)に、こそっと渡すお礼金のようなものがあって、婦人科の場合またお世話になる可能性もあるし、みんな心配でたっぷり渡すらしいです。だから儲かるというのはギリシャもあるだろうなあと思います。
ところで豆腐に納豆におからまであるなんて、うらやましすぎますー。アテネならあるかもしれませんが、パトラスはそこまで伝統日本食は手に入りません。醤油、だけでなく、寿司ブームのおかげで日本米(高くてばからしいので買えません・・・)おしゃもじ、のり、ウドン、ソバはなぜかスーパーに昨年から入荷したんですよ、それでも。納豆は食べられない私ですが、おからと豆腐いいですね~!!
2006-06-27 Tue 23:46 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
COMMENT,Thank you!
氷さん、こちらこそ初めまして!
そうですよね、その本人の管理というのが、一番大事なことですよね。病院嫌いで避けてしまう私も、反省しながら、記事を書いたんです。
またいつでも遊びにきてくださいねー。
2006-06-27 Tue 23:38 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
ギリシャの医療関係ってどういうものなのか、ちょっと
興味をもったことがありました。
トルコの医療は意外と進んでる分野も多いのですが
(ヨーロッパや中央アジアから来る患者も多いです)
国のシステムとして、国の運営する病院(SSKと言います)での
治療というのは安いだけに貧しい患者も多く、とてもじゃないけど
まっとうな治療は受けられません。
個人経営の病院というのが一番安心と言われておりますが、ほとんどが
雇われた医師を病院としてキープしており、医師の稼ぎというものは
非常に多いといわれております。特に、婦人科の医師ってのは
すごい収入があるようですが、個人差はあるでしょう。
私も婦人科検診に半年に一度は訪れておりますが(年齢も年齢
なんで:p)トルコでは乳癌が一度大きく取り沙汰されておりまして
食生活の見直しが呼びかけられています。
かく言う私も食生活はもっぱら日本食、として自炊の身です。
そちらギリシャは日本食に困ることないですか?
トルコはこれで結構野菜なんかも手に入りやすくなりましたよ、
豆腐や納豆、当然おからも売られています。
売ってるのはやはり日本人や中国人ですけどね。
2006-06-27 Tue 18:46 | URL | Hido #JalddpaA[ 内容変更]
Hello!
はじめまして!リンクから遊びに来ました。
スゴイ!女性としてはガンの発生率、死亡率は見逃して読むわけにはいきませんね。ほぼ100%ガンを防ぐ、もしくは治療できるなんて、やっぱスゴイΣ( ̄ロ ̄lll)
でも本人の管理も大事! 勉強になりましたー
2006-06-27 Tue 03:50 | URL | 氷 #lqXiCN7.[ 内容変更]
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