ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary マケドニアは誰のもの?
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マケドニアは誰のもの?
2008-03-31 Mon 23:55
晴れ

ギリシャでは「スコーピア」と呼ばれている国。それは日本や大半の国では通称「マケドニア」と呼んでいる国のこと。本来はその首都の名前だけれど、ギリシャでは国名としている。
この国名を巡っては、「スコーピア」とギリシャは長いこと決着がつかずにいる。

日本人である私や、外国人には、なぜ名称がそこまで大切なのか、あまりピンとこなかったりするけれど、これは国境問題の一つ。


マケドニア王国といえば、かの有名なアレクサンドロス大王の出身地で、ギリシャ人の誇り。その歴史上の名称、マケドニアはギリシャのものであって、そのあとに侵入してきたスラブ人が、地理的な理由だけから国名とするのはおかしいと考える。

このマケドニア地方は、オスマン朝の長期支配中もギリシャ人とスラブ人が住む地域となっていたのが、バルカン戦争で初めて国境が定められ、マケドニア地方はギリシャ、セルビア、ブルガリアへ分割する。

このセルビア領マケドニアが、ユーゴスラビアから独立を達成して建国されたのが、今の「スコーピア」(通称「マケドニア共和国」)で、ギリシャ領のマケドニアは、ギリシャ第2の都市テッサロニキを中心とする地域。

ギリシャでは、もう何代の首相にも渡って、何度かの交渉を繰り返していて、毎回新しい国名のアイデアを提案している。それに、「スコーピア」はいつも反対し、頑固に名前を変更したがらない。

けれど、ブッシュ大統領は「スコーピア」に協力的で、ギリシャがイラク派遣を拒否した当時、ギリシャへの見せしめのように「マケドニア共和国」を国名として国家承認しただけでなく、今はNATOへ加盟させようとして、ギリシャにプレッシャーをかけている。NATOへの加盟を承認するにあたって、ギリシャには拒否権があり、一国でも反対すれば「マケドニア」はNATOへ参加できない。
そして、ギリシャはこの件では、全く引く気はない。

そして「スコーピア」人は、ギリシャ人によって、強制的に住む土地から追い払われたという、うらみを持っているようで、最近現地で大ヒットした現地有名監督の映画というのが、ある家族が今のギリシャ北部の村から追われたというストーリーがテーマになっていたという。
さらに今日のニュースでは、現地の有名な風刺画家によって、ギリシャのカラマンリス首相がナチの服装をした絵が描かれた!ことも呆れた様子のジャーナリストに伝えられた。もうすっかり話がずれてしまっている。

ともかくも、そのようにギリシャ人に対して悪感情を抱いている隣国に、NATOの加盟を認めるなんてありえないというのが、ギリシャの主張の一つ。それは納得がいく。

第一、「マケドニア」という国名を変えないという感情の裏側には、いつかギリシャのマケドニア地方も取り返してやろうという気持ちがどこかにあってもおかしくない、というのがあって、特にギリシャ北方の地域ではこの問題にぴりぴりしている。


4月2日からルーマニアでNATO首脳会議が始まるため、その前に「マケドニア」の名称についての議論の決着をつけようと、国連特使や、アメリカも仲介に入っているけれど、どうもこのままいくと、決着のつきようがなさそう。どうなることやら・・・。

ギリシャはトルコ、アルバニア、マケドニアと、国境問題にからんで、問題を抱えている。
日本だって、北方領土など小さな島を巡っては国境問題があるけれど、それでも本土が島(=地続きの国境がない)というのは、他の国よりずっと恵まれた環境なんだなあと実感してしまう。



☆☆☆余談☆☆☆
イタリアにいた頃から、なんとなく気になっていることが一つ。イタリアで定番のデザート、「マチェドニア」(マケドニアのイタリア語の発音)という、ベリー類やメロン、スイカなどなんでも新鮮なフルーツをいろいろ混ぜたデザート。どういう由来で、「マチェドニア」と呼ばれることに?どなたか知っていたら、是非教えてくださいね!
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Hello!
国境問題って、本当に難しいですよね。
何とか、穏やかに解決されるといいのですが...。

マチェドニアは、いろんな人種が入り交じってるマケドニアのように、いろんな果物が混ざっているから...という説を聞いたことがありますが、どうなんでしょうね?
2008-04-01 Tue 18:19 | URL | salahi #-[ 内容変更]
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