ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary レオナルド・ダ・ヴィンチ
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レオナルド・ダ・ヴィンチ
2006-04-05 Wed 22:27
晴れ
今月2日に終わってしまった、パトラスのレオナルド・ダ・ヴィンチ展。私は2月に行ってきたのだけれど、さすが、今年のヨーロッパ文化首都に決まったおかげで、大きな展覧会だった。なにしろ、普段のパトラスといえば、6月から7月にかけて催されるフェスティバル( 今年は文化首都イベントと合体しています。演劇も数多し。クラシック音楽も良いものが。http://www.patras2006.gr )以外何もイベントがない。考古学博物館も小さくて、大きな展覧会をする場所もなかったので今回は古い工場を改装して会場が作られた。

というわけで、現在うちの近くに建築中の巨大な博物館がある。これは、その今年のヨーロッパ文化首都というイベントのためにヨーロッパ共同体からお金が出て建てているのだけれど、これは、本当は最低でも4月に工事完了し、その数ヵ月後には現在の考古学博物館の美術品も設置されて開館予定だった。 ところがパトラスの新聞が辛口で非難していた内容によれば、工事は8月ごろまで終わらない。さすがギリシャである。展示品の引越し、設置で、開館は12月までずれこむとのこと!だから、ヨーロッパ文化首都が終わる頃に、やっと開館するのだ。しかも、おそらく開館すれば素晴らしいだろうと思わせる(というのもまだ外壁が終わっていないので、形しかわからない。) 現代建築で、とにかく大きい。私の不安は、はたして維持していけるのだろうかという一点。



ところで、ここの所ギリシャでもベストセラーのダン・ブラウン著「ダ・ヴィンチ・コード」のおかげでレオナルド・ブーム!私もギリシャ語でなんとか読破。絵画の解釈においては、いくつか同意できない部分があるけれど、とても面白いストーリー。ルーブル美術館も目に焼きつくくらい覚えているし、出てくる絵画はどれも新鮮に記憶しているので、まるで映画のように景色を想像できて楽しかった。そうでない方にも、もうすぐ映画が公開されるから、楽しめるはず。

今年1月初旬までは、イタリアのアンコーナでレオナルドの絵画の展覧会( 今日チェックしたところ、サイトはまだ消されていないので、今の所まだネット上で絵とイタリア語の解説が見れます。http://www.leonardoculturamarche.com )があり、どうしても行きたかった。そこでは、「岩窟のマドンナ」の(ルーブル美術館、ロンドンのナショナル・ギャラリーと並ぶ)3枚目(3枚のうち、順序として2作目なのか3作目なのかは不明)のバージョンが来ていた。それから、「マリア・マグダレーナ」。どちらもレオナルドが弟子と描いたということで、素晴らしいのに、どちらもスイスの個人所蔵品なので知られていない作品。見たことがない上に、次いつ見れるかわからないということだから、絶対行きたかった。それなのに新しい滞在許可証のできるのが1ヶ月も長引いて、ギリシャから出国できず断念。あれは本当に悔しかった。



パトラスでの展覧会は、画家としてのレオナルドではなく、科学者としてのレオナルドを見るもの。工学的な知識がないと、最初の半分は残念ながらあまりわからない。ラテン語もレオナルドは鏡文字で書いているから、単語を拾うのがやっと。あれは横に翻訳をつけて欲しかった。壁には手記から抜粋コピーした手記とそれに関する設計図などのデッサン。その近くにいくつかそれを実現した木製の模型がおいてあって興味深い。

印象的なのは、本物のレオナルドの手記! 何冊かガラスケースの中で展示されていたけれど、どれも手のひらの中で握り締められるくらい小さい。その中に、びっしりと小さい文字(全て鏡文字なので逆さまに)で書き込みがされ、設計から解剖にいたるまでデッサンが添えてある。今まで本の中で見たことのあるものが、こんなに小さいノートに書き込まれていたとは想像していなかった。絶えず身につけていつでも思いついたときに書き込んでいたに違いない。

人間が飛べると思われていなかった時代に飛べるものを設計したり、戦争の為のより効率の良い(つまり残酷な…)武器を開発したり、レオナルドの研究に分野の壁はない。解剖は、有名な胎児のデッサンもあったけれど、さすがに妊婦さんの死体は得るチャンスがなくて動物で解剖したらしい。あぁ良かった・・・

水の動きに注目して、水流を何枚も何枚もデッサンしていたのも面白い。そういえばレオナルドの描く人物像は巻き毛が多いのだけれど、それも髪の毛の巻き毛の形に注目していたからで、凝った編み方をしてある巻き毛の女性の髪の毛を後ろからもデッサンしたものが有名。

最後に展示してあった大きな橋の模型は、実現することのなかったレオナルドの設計。トルコのスルタンに発注を受けて設計したら、こんな大きな橋がかけられるとは信じてもらえず、お金がかかるのに橋が落ちたら困るとなって、作ってもらえなかったとのこと。ところが、現代の建築工学の知識で検証すると、実現できる設計なんだそう。
1452年にフィレンツェ近くのヴィンチ村(ちゃんと今でもあります!)で生まれたレオナルドは1519年に67歳で亡くなった。没後約500年経った今でも、人々の興味をひいて止まない。


☆パトラスで行き損ねた方は、アテネにて5月8日まで、科学、技術だけでなく美術の分野も含んだレオナルドの展覧会があります。場所:Megaro Mousikis Athinon 開館時間10時~18時 チケットは6ユーロ(学生3ユーロ)です。オリジナルの手記やデッサンも展示されているということなので、ぜひ。


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☆コメントありがとうございます☆

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Hello!
イタリア語はギリシャ語を勉強するのにすごい助けになりました!文体が似てるんです。それに単語もイタリアからの外来語、イタリア語にギリシャからの外来語が多いので。

ただ、ギリシャ語は中性名詞もあり、動詞の活用も複雑。それから一つのものを意味する単語が複数ずつあるので、ものすごく暗記しないといけない量が多い気がします。あと、日本語のよい希日辞書がなく、英語、しかも私のしっている米英語ではないイギリス英語の辞書で勉強していたので、時間がかかりました。

イタリア語を覚えたときはもうちょっと若かったので、単語も覚えやすかったんですけれど、今は大変ですよー。
2006-04-06 Thu 23:58 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
ダン・ブラウン著「ダ・ヴィンチ・コード」は世界中で読まれているんですね。私も読みたいと思っていましたが、イタリア語で読むのは・・・。ギリシャ語で読まれたなんてすごいですね。
ギリシャ語というのは、難しそうですが、イタリア語と比べてどうなんでしょう??
2006-04-06 Thu 21:15 | URL | aki #Zro8.eHg[ 内容変更]
Hello!
いえいえ、私も最初買った頃は、暗号がギリシャ語でさらに暗号になってる感じ(笑)で最初の数ページでストップしたんですけど、そこから半年後に読んで見たら、いつの間にかギリシャ語が上達してたみたいで、なんとか読めたんですよ。
でもSalahiさんならお料理用語は完璧なのではないでしょうか?私はヴェファさんのお料理番組見たりしますけど、食材がわからないことが多々あります。あとお魚の名前がすごーく苦手!日本語でもあやしいから余計わからなくて・・・
2006-04-06 Thu 18:52 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
そう言えば、パトラスへ行った時にダ・ヴィンチ展の会場を見ました。夜に前を通っただけですが。
オリンピックの時も散々言われてたけど、一応は間に合いましたね。その博物館も同じ調子で早く完成するかも...?

それにしても、ギリシャ語で小説を読まれるとはすごいです!私は絵本でも苦労してます^^;
2006-04-06 Thu 02:46 | URL | salahi #-[ 内容変更]
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