ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary 「畏れ慄いて」というフランス映画
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | スポンサー広告 | top↑
「畏れ慄いて」というフランス映画
2006-04-30 Sun 23:59
曇りときどき雨
いつも行っている、レンタルビデオ屋さんの店員のお薦めコーナーに、日本に関するフランス映画があって、借りてみた。 Alain Sarde監督の「Stupeur et tremblements」(英語ではFear and Trembling)。見るまで知らなかったのだけれど、映画の題材となった本が、フランスの大人気作家、アメリー・ノートンのもので、実際に駐日ベルギー大使の娘さんで日本で育ったそう。本は日本語でも「畏れ慄いて」という題で訳本が出ているので、日本でも有名だったのかもしれない。実際日本企業での就職経験があるそうだし、ある程度実話のようで、だとしたらちょっと怖いなあという内容。でもユーモアもあって笑える。

主人公のアメリーは日本で生まれ5歳まで日本で過ごしたベルギー人の女の子。大学卒業後どうしても日本で就職したくて、純日本的な会社の代表のような東京の大きな商社で仕事を始める。アメリーは、すぐ上の上司の女性、どなる部長、さらにどなっていばりちらしている副社長にさんざん理不尽なことを命令されたり、いじめられる。そして彼女を評価してくれる、別な部署の社員や、めったに顔を見ることもないけれど、人間的にも素晴らしそうな社長がいて、「ここでは社長は神様のようだけれど、副社長は悪魔のようだ。」とぼやく。

嫉妬といじめから、直属の女性の上司に最後にはトイレ掃除担当にされ、7ヶ月も!トイレ、それも女性トイレだけでなく、男性トイレも担当してひたすら、掃除とトイペの取替えなどをさせられる。でも日本人的なところもある彼女は、一年の契約をしたから、それはまっとうしたいし、普通なら辞めているところだろうけど、上司のいじめるままに辞めるわけにはいかないと意地をはって契約が切れるまで仕事を続ける。

そしていじめられながらも、女性の上司に、「あなたの名前は雪(吹雪という名前から)、私の名前は雨(アメリーという名前から)。手のひらの上でとけたら、どちらも水だから、本来私達は分かり合えるはずよ。」というようなことを伝えて、何回も理解しあおうと努力するけれど、最後までうまくいかない。
会社を契約終了で辞め、ベルギーへ帰国してから書き始めた本が出版され、その後のある日例の上司、吹雪さんから「おめでとう」と書かれた手紙がくる、というところで映画のストーリーは終了。

先日、東京が舞台で、やっぱりある視点から日本文化を描写しているアメリカ映画「Lost in translation」も見て、あれも面白かった。けれども今回の映画の良いところは、主人公が全く日本を理解できない西洋人なのではなく、深いところで日本人を理解しているんだけれど、やはり日本的な会社の理不尽さにはついていけなくて、反抗してしまうという点。海外で生活したり留学したりした日本人にも、共感できそうな内容。
映画はとてもフランス映画らしく、ファンタジックな表現で心理を表したりしていて、重くなりすぎず見れる。ちょっとトイレ掃除が続くところは心が痛むけれど。

フランスほど日本文化について知られていない、ギリシャでは、この映画をどういう風に理解するのかというのもちょっと気になる。まあギリシャ人の店員さんのお薦めDVDだったってことは、ブラックユーモアとして面白く、もしくは「東洋の不思議」を感じる映画としているのかもしれない。
スポンサーサイト

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | 日本との文化比較 | コメント:4 | top↑
<<花一杯のプロトマイア(=現代ギリシャ語で、春を祝う5月1日) | ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary | パトラスのヨーロッパ文化首都イベント追加情報>>
☆コメントありがとうございます☆

コメントご記入後、すぐにはコメントが反映されません。荒らされないように、承認確認後の公開としています。書き込みいただいたことに気づきしだいすぐ、承認しますので、申し訳ありませんがご了承お願いいたします。

Hello!
Xiromakiさん、わぁお知り合いなんですか。国内と海外をいくらでも旅行できてうらやましいなあといつも思っているんです。

タクシデヴォンタスのDVDは、PASSPORTという旅行雑誌に付録で付いているんですが、今回の日本のものがいつごろ付録になるのかも、ついでに聞いてみていただけるととても嬉しいんですけれど!最初の方が名古屋の万博で、後半が京都だったんです。だんなさんに見せたかったんですが留守で、私もばたばたしていて全部見れなかったんですよ。
2006-05-02 Tue 16:58 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
こんにちは!アメリー・ノートンの本、好きでこれも読みました。映画はまだ見ていないので、これから観てみたいと思います。「Lost in Translation」もそうだけど、外国ってどんな風に日本を見ているのか、どういったイメージを持っているかが分かって面白いですね。

話を割り込んでしまってすみません。

>映画なのでこのテレビ番組とは、人々のとらえ方が違うとは思いますが日本のことをやるときは、もっと正しく理解して放送なり映画なりを作ってもらえないかと思ってしまいます。

私もそう思うことがあります。でも、このワンシーン見ただけだったら日本人ってひどく不親切に感じるかもしれませんが、番組全体を通してどのようように紹介されていたかにもよると思います。
私がもし逆で日本の番組で司会者が「ギリシャ人って不親切」
ということを聞いても鵜呑みにはしないし…

>独特の発展をしている日本人は、とても複雑な性格をもっていると思います。

こちらも、そう思います。もちろん国民性ってありますが、どこにも親切な人も不親切な人もいるので、たくさんの人が目にするマスコミで、少しの人を見て「○○人は~だ」って表現するのはよくないですよね。

まとまっていないコメントですみません。
(harulaさんがコメントしている日本を紹介しているギリシャ人の女性って、知り合いなんです。彼女からこの番組のDVDを借りようと思います♪)
2006-05-02 Tue 11:20 | URL | Xiromaki #-[ 内容変更]
Hello!
harulaさん、こんにちは!あのERTでやっていうタクシデヴォンタスのドキュメンタリーですよね。私も全部見れなかったんですが一部見ました。やっぱり日本ではまだ英語がほとんど通じなくて困ってましたね。

自分で帰国しても、ヨーロッパから日本に帰ると最初ちょっと戸惑うくらい、日本とヨーロッパって別世界だなあといつも思います。だから外国人が日本を理解するには、まず日本語をよく知って、さらに外国人で固まらず、日本人の間にドップリつかって住んで見ないと無理だろうなあと思うんです。

それに島国であることから、他国の影響を受けにくく、独特の発展をしている日本人は、とても複雑な性格をもっていると思います。

アメリカ人が一般に単純でわかりやすいと思われるのは、やっぱり歴史が浅いからだと思うんですが、ヨーロッパ人が各国民ごとに複雑な性格を持っているように、日本も歴史があるので、一筋縄では理解できないだろうなあと・・・

少なくともイタリアでは歴史の授業で、ヨーロッパ史しか習っていないと聞いたことがあるので、義務教育で世界史を習う日本人より基本も足りないですけどね。
2006-05-02 Tue 06:53 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
こんにちは。映画とは、関係ないかもしれませんが数ヶ月前のテレビでギリシャの女の人が東京と京都を取材した番組をやっていました。番組の最後に一人で京都のあるお寺を探そうと道行く人にガイドブックをみながら”OO寺”と聞きます。道行く人は、そのOO寺を聞いたことがないらしくみんな知らないと言って去って行きます。でもそこは、日本人。困っている人がいたらなんとか助けようとみんな努力し彼女に近寄って聞くのですが彼女は、単に”OO寺”とガイドブックを指すだけ。英語をあまり話せない日本人は、その寺を知らないと言えなくってみんな去っていきます。彼女は、その事が理解できず”日本人は、だれも教えてくれない”と誤解をしました。でも実際は、彼女が”この寺に行きたいのだけれどどこでしょう?”と聞けば”その寺は、知らない”ぐらいは、答えてくれたはずなんです。
しかし番組は、:日本人は、だれも教えてくれない”と言う言葉を残し終わってしまいます。この番組を見たギリシャ人は、日本人は、なんて不親切だととらえたと思います。

映画なのでこのテレビ番組とは、人々のとらえ方が違うとは思いますが日本のことをやるときは、もっと正しく理解して放送なり映画なりを作ってもらえないかと思ってしまいます。
日本人で英語を話せる人が未だ少ないこととちょっとシャイでうまく話せないことを
*ちなみに私も仕事を始める前、トイレ掃除(義務で)していた経験者です。
2006-05-01 Mon 17:25 | URL | harula #rbF5.QZA[ 内容変更]
top↑
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

| ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。