ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary 現代ギリシャ 家事情
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | スポンサー広告 | top↑
現代ギリシャ 家事情
2006-05-23 Tue 03:15
晴れ
ギリシャというと、どうしても普通イメージしてしまうのは、古代遺跡の数々、次に白い壁、青い屋根などのエーゲ海に浮かぶ島の家々。
でも観光名所以外の普通の家は、とても現代的。イタリアのように古い家々は戦争などで大半が破壊されたり、保存する法律が甘かったり?したのだと思うけれど、本当に古い家はとても少ない。

まずはマンション(ポリカティキア)などの特徴。
景気が悪いと言われているギリシャなのに、マンションの建築はあちこちで進行中で、どんどん新しいマンションが建てられていく。建築途中のマンションの骨格は近所でもよく見かけるけれど、柱の中にがっしりとした鉄柱を使わないのが、地震の多いギリシャでは気になる。幾人かに聞いてみたけれど、ちゃんと耐震性があるという。建築途中のマンションの例。コンクリートの柱組みとその中に埋め込まれている鉄の棒が見える。
持ち家率がとても高いギリシャだからか、持ち家や土地を売って新しくマンションを買うとか、土地を業者に売る代わりに、建つマンションの何室かは自分の物にするとか、不動産の売買の話は。知り合いなどからもよく出てくる話題。

一時期すたれていたという暖炉も、最近人気だそうで新築は暖炉付きが多い。暖炉付きは借りる場合、家賃がちょっと高め。最近ギリシャで建てられるマンションはこんな感じ。煙突のある分だけ、暖炉があるということ。無地のベランダの日よけも典型的。
窓はアルミサッシで、ガラスは一重と、しっかりした2重が多い。網戸も新築はついている家が多い。こういった新しいギリシャの建物は、窓は日本と同じスライド式。古いマンションや家の場合はイタリアと同じ観音開きが普通。もちろん当時の建物はアルミではなく木枠、木の雨戸なので手入れも必要。アルミは傷まないので塗り替えもいらないし、掃除も楽というので、今は大抵の人がアルミを選ぶ。
ギリシャのマンションの魅力はベランダの広さ。夏暑いせいか、必ずといってよいほど、広いベランダがあって、夏はごはんもベランダで食べたり、夜も集まっておしゃべりしたりする。

先日ベランダの日よけを見に行って教えてもらったのだけれど、日よけもギリシャ独特の特徴があるという。イタリアでは、日よけといえば、表も裏も赤・緑・黄色などが白地と交互に縞々になっているものばかり。ギリシャの日よけはほとんどがイタリアからの輸入。でもギリシャの流行は縞々ではなく、外側は無地で、内側に花などの模様が入っているもの。そのため、イタリアのメーカーなどは揃って、ギリシャ専用デザインの生地を製造しているという。

日本のように車庫証明が存在しないギリシャでは、車は住居の前に路駐が多い。ただ法律が変わって、最近のマンションは、地階に駐車場をつくることが強制されるようになったので、その駐車場を買えた人はそこに駐車。一つの独立したガレージがパトラスでは大体140万円はする。また、マンションの地階の周囲のスペースも(本当は違法らしいけれど、)場所代みたいなものを払って、各自自分の駐車スペースとして確保している人も多いらしい。

一定の地域には、日本の公団を思い出させるような、古いエルガティキ・カティキアというものもある。これは国が年収の低い人への補助として、安い~無料同然の値段で買えるよう労働者のために建てた建物群。このエルガティキ・カティキアでも最近の新しいものは、今の普通のマンションと変わらなくて、ベランダも広くきれい。ただし、これを貸して家賃を稼いだりするのは禁止されているそうだ。

ギリシャの一軒家(モノカティキア)というものは町の中心に近づくほど、独立した一軒ではなく、隣同士が壁でくっついた2階から3階建ての建物。階ごとに玄関が別で、兄弟、親戚で住んでいたり、どこかの階は学生さんなどに貸したりしている、一軒家という名称ながら、小さいマンションと同じ感覚。

庭付き、またはプール付きなどの、本当の一軒家というのになると、パトラスでは、郊外でビーチも近い地域が邸宅の並ぶ住宅街になっている。庭が広いのが人気で、広大な敷地を芝生で埋めている素敵な家がたくさんある。こういう地域は夏だけ過ごすために別荘として持っている人も多い。一番人気はもちろん海岸に面する土地だけれど、限られている上に、この数年の土地価格の高騰で、さらに高くなってしまった。

逆に山を選択する人々もいる。高台から町と海を上から眺められて絶景という場所が、パトラスにもたくさんある。それも以前はただ同然だった土地が今ではずいぶん値上がりしているそうだ。それとちょっと怖いのは、ギリシャは夏に放火などの山火事がまだ多い。パトラスでも毎年何件かあるので、山に住んでいるとその火事に巻き込まれることがないとは言えない。

パトラスに残る数少ない古い建物の中で、石作りの壁のものがあって、とても気に入っている。当時どこから石を取ってきていたのかわからないけれど、今では石が一番高い建材だそうだ。とくに素敵なのは、白っぽい石で、よくインテリア・デザインの雑誌に紹介されている邸宅が壁や外壁に使用している。

また30年前の建物でも今の建物でも変わらない定番のものといえば、やっぱりギリシャだなと思わせる大理石。階段、窓、玄関の下枠は必ずといってよいほど、大理石を使う。うちのお義母さんの台所も、古いものだけれどシンクと台が一体になった大理石。大理石については、イタリアでも、とても衛生的で、料理にも向いていると聞いたことがある。うちのお義母さんも大理石派で、ステンレスはいやなんだそうだ。ただギリシャでよく使うレモン汁は白い染みをつくってしまうので、注意が必要。

そしてギリシャで標準的な床の材質。 
普通の家でも教会などでも、30年くらい前のものは、色とりどりの石を埋め込んで磨いて作られている、独特の床が一般的。築30年くらいの建物でよく見る床。色はいろいろなバージョンがある。これは古くさいと思われていて、今では普通タイル張り、もしくはフローリングなどが当たり前になっている。さらに、ちょっとゴージャスな邸宅などでは大理石やグラニーティを使って模様をつけたものもある。最近の家に使われるタイルの床の一例

最後に、夏非常に暑くなるギリシャでは、屋根の選択も大切。パトラスでは、瓦屋根が一番人気がある。実際熱を通さなくて最上階でも暑くなりにくい。ただコストはかかるそうだし、屋上を利用したいというのもあって、コンクリートにタイルを貼った屋上付きマンション、家もたくさんある。遠景からのパトラス旧市街。古い地域なので古い家と新しい家が混ぜこぜ。赤茶の瓦屋根の家が多いのがわかる。
 
スポンサーサイト

 ☆☆☆ このブログを気に入って下さったら応援(一票)をお願いします!☆☆

別窓 | ギリシャ:生活編 | コメント:10 | top↑
<<今日の大きなニュース | ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary | パトラス ヨーロッパ文化首都イベント(6月-9月プログラム)>>
☆コメントありがとうございます☆

コメントご記入後、すぐにはコメントが反映されません。荒らされないように、承認確認後の公開としています。書き込みいただいたことに気づきしだいすぐ、承認しますので、申し訳ありませんがご了承お願いいたします。

Hello!
turkuvazさん、こんにちは!
そういう居住区の建物が残っているなんて、雰囲気があっていいですね!観光名所みたいになっているんでしょうか。見てみたいです。
暴風雨がくるんですか!いろいろと気候がずいぶん違うんだなあという感じですね!
ロール式の鎧戸(私は雨戸と呼んでしまってるものですよね?)あります、ギリシャにも。でも人気は引き戸ですね。
2006-05-25 Thu 03:10 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
アンタルヤの旧市街はかつてギリシャ人居住区、ユダヤ人居住区、アルメニア人他の居住区という風に分かれていて、今ではそれぞれの居住区は判然としませんが、壁の分厚い石造りの建物を見ると、ああ、これはギリシャ人の家(または店舗)だなあ~ということが分かります。
現存し、入り口上部などに年号の刻まれている建物は、古くてせいぜい1800年代末~1900年代初期のものになりますが。
廃墟となって崩れている建物でも、中を覗くとフレスコ画が残っていたり、聖像が飾られてあったと思われるスタッコ装飾の施されたニッチなどがあったりします。

建材は、書かれてらっしゃるような表装材はほとんど同じですね。
テラッツォは最近は見ませんが。アンタルヤは暑い土地なので、スタンダードはタイル、もしくはタイル+フローリングの組み合わせです。商業建築では、大理石、トラバーチン、グラニットも頻繁に使われます。
ちょっと違うところは、アンタルヤは鎧戸の装着率が高いことでしょうか。窓枠と同じアルミ製の巻き上げ式です。布製の日よけが憧れなんですが、ここは冬、暴風雨で有名な土地なので、吹っ飛んでしまいます。色焼けも酷いですし。毎年付けたり外したりも大変ですしね。
2006-05-24 Wed 07:12 | URL | turkuvaz #-[ 内容変更]
Hello!
turkuvazさん、こんにちは!
アンタルヤにもギリシャ人の家があるんですか!
パトラスは石造りの建物が少ないので、そのうち通ることがあったら写真撮ります!
同じということは、トルコも建材など、同じものが主流なんですか?
2006-05-24 Wed 05:49 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
akiさん、こんにちは!
イタリアはチェントロ・イストリコと、郊外の新興住宅地の雰囲気が全然違いますよね!でも新しいマンションでも、結構トスカーナでは伝統的な雰囲気にインテリアもまとめる人が多くて、モダンな雰囲気の家ってあまりなかったです。あれはあれで、トスカーナの味があって大好きなんですけどね。
ギリシャは伝統的なものよりとてもモダンなもの(特にイタリアからの輸入の)が流行っている感じです。
不動産の価格は急上昇ですよ、ギリシャでも。私も(日本人なら誰でも)、もし10年前にギリシャに来てたら簡単に豪華なおうちが買えたのになあと思ってしまいます。10年前のギリシャの平均給与って今よりすごく低かったらしいし、もちろん不動産も安かったんだそうです。特に郊外へ行くほど、安かった土地が今はみんな郊外の一軒やを狙うのでもうだんだん手が届かなくなっていきます。
そうそう不動産の値上がりを抑えるための政策で今年から不動産の売買にも消費税がかかるとか、いろいろ変更があって、その逆効果で昨年末はラストスパート。さらに買ったり新築する人が増えてさらに値上がりしちゃったんですよ。
2006-05-24 Wed 05:23 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
シリウスさん、こんにちは!
わあいいですねー。土足禁止だと、ほぼ日本とかわらない居心地のよさですね。まあお客さんは仕方ないとしても。
それにピンクの大理石なんて素敵ですね。大理石ってちょっとデリケートな気がしていて、掃除なんかで傷んだりつやがなくなったりするかなあと思ってしまうんですが、維持面でも材質としてお薦めですか?
シリウスさんも寝室フローリングだったんですね。タイルは掃除が楽ですが、温かみがないので、私もやっぱり木や、イタリアのようなテラコッタが好きなんです。
でも今はタイル張りなので、そのうち床も張替えとなったらいろいろ試してみたいですね。
2006-05-24 Wed 05:14 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
Salahiさん、こんにちは!
子どもがいると怖いのわかります。運良く甥っ子は絨毯のあるうちにしっかり歩けるようになったので、まだ安心ですけど。時々ふらつくのでおーっと!と言う感じでサポートしてます。
フローリングいいですね。私も冷たいタイルよりフローリングにそのうちしたいなあと思ってます。
いい加減な職人さんは本当に多いですよね。しつこいくらい、チェックしないとミスされてやり直しになったり、うちのいとこも苦労してました。今日からペンキ塗り替え始まったんですけど、ちゃんとした仕事をする人としっているので、安心とはいえ、助手が3人もいて、何かしでかさないか、冷や冷やです。
2006-05-24 Wed 05:07 | URL | chottocafe #-[ 内容変更]
Hello!
イタリアも近頃あちこちで新しい家が建てられていますが、昔ながらの家と違って、アパートのような物が増えて、街の雰囲気も変わりつつあります。イタリアは家の値段が倍くらいになって、購入するのはなかなか厳しいのが現状ですが、ギリシャではどうなんでしょうか?
2006-05-24 Wed 00:08 | URL | aki #Zro8.eHg[ 内容変更]
Hello!
最後の数年間は新築のポリカティキアに住んでいましたが、その時から台所やサロンの床材として既に流行になっていたプラカーキア(タイル)は日本人にとって高級感が無いと感じる、病院やオフィスみたいで嫌だということでピンク色の大理石を注文して、寝室はフローリング、タイルはトイレ・シャワーとベランダのみでした。また、客が来る時以外は土足禁止で台所、サロン、廊下、トイレなどは上履き用サンダルで暮らして、フローリングの寝室はさらにそのサンダルも脱いで素足で過ごしていました。あと、車を所有していましたが、マンション付属の駐車場が購入できなかったものの盗難・破損が心配なので、近くの地下駐車場を借りていました。また、地下駐車場は管理人にキーを渡すと車輌を出してくれるバレー方式なので、出し入れが便利でした。
2006-05-23 Tue 23:14 | URL | シリウス #/Im/D6EM[ 内容変更]
Hello!
住宅事情もトルコとまったく同じようですね。^^
私個人的に、その「石造りの壁の家」が気にかかります。写真で一度ご紹介くださいませんか?アンタルヤに残るギリシャ人の家に似てるのかなあ・・?
2006-05-23 Tue 13:28 | URL | turkuvaz #-[ 内容変更]
Hello!
うちの床は寝室がフローリング、その他はグラナイトなんですが、子供が小さい頃はハラハラしっぱなしでした!硬い床は赤ちゃんには危ないですよね。実際、頭をゴチン!ってやったことも何度かあります。

義父母宅の下にあるアパートにいつか移る(?)ので内装工事中ですけど、こちらの人は仕事がいい加減なので困ります。暖炉の大理石の模様が合ってなかったり...。義母が工事の手配とか全部やってくれてるので有り難いですが、ギリシャで完璧な工事を求めてはいけませんね。
2006-05-23 Tue 06:32 | URL | salahi #-[ 内容変更]
top↑
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

| ギリシャ・イタリア生活日記 地中海とカフェ Diary |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。