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2009-06-22 Mon 05:06
20日の夜、アテネ・オリンピック並みの厳しい警戒態勢で行われた、新アクロポリス博物館の開館式。世界中から招待された政治家などが式典に参加した。
その中で不思議だったのが、来ることになっていてドタキャンした、トルコのエルドガン首相。ただ出席すると言っていただけでなく、ギリシャのカラマンリス首相と会談する予定もあったのに、当日になって健康を理由に欠席を表明。代わりに大臣なども送ってこなくて、どうも政治的理由が裏にあるのではないか、という話。 そして、大英博物館所蔵のパルテノン神殿の大理石返還がさらに大きな話題となっている今、イギリスからは女王から大英博物館の館長にいたるまでいろいろ招待状を送ってあったそうなのだけれど、結局一人も出席しなかった。 この開館式の前に、民放MEGAチャンネルのドキュメンタリーで、大理石を持ち帰って大英博物館に売ったエルギン卿(第7代エルギン伯爵)の末裔である現エルギン伯爵にインタビューしていたのだけれど、まーったく返還なんて興味ないという態度・・・。邸宅の中には、まさにその大理石の複製がかざってあるだけでなく、本物の古い遺跡からの出土品などがいろいろあるそうで、それがとっても自慢そう。ちょっとあきれてしまった。 大英博物館側から、返還の要求に関しては、「ギリシャにパルテノン神殿の大理石(パルテノン・マーブル)を貸すことはできる。その代わり、ギリシャは大英博物館がパルテノン・マーブルの正式所有者であると認めること。」と言ってきているそう。ギリシャ側としては、絶対そんなことは認められないので、今の硬直状態は続いている。 エルギン卿がギリシャから大理石を持ち去ったことに関しても、違法であるという見方と、違法ではないという見方があって、誰が正しいかということは今になっては誰にも言えない。 当時政治的に不安定だったギリシャから、最終的にイギリスの博物館へうつされたことは、結果的には良かったかもしれないけれど、現在のギリシャ、しかも実際のパルテノン神殿のすぐそばで大理石を最善の保存状態で展示する博物館ができた以上、多数の国が返還に賛成している。イギリスには、今までにない大きなプレッシャーがかかっている。 |
2009-06-20 Sat 05:27
連日33℃~34℃が続く。今日は少し曇って湿度も上がる。
おとといは朝から風も吹かず、9時半に既に32℃近くあったけれど、昨日、今日と風はあっても熱風だからやっぱり暑い。お昼寝も、クーラーなしでは無理なほど。 今年は遅くまで暑くならなかったからか、今月に入ってやっと蚊が出るようになって、出かけるときは私はスプレー、子供には蚊よけのクリーム(薬ではなく、蚊の嫌がるシトラスの香りがするもの)をたっぷり塗っている。 蚊よけといえば、ずいぶん昔、日本で売られていた「超音波で蚊をよせつけない」とかいう品物があった。東急ハンズなんかでも売られていて、うちの母も使っていたけれど、後になって、実は全く効果がないということで市場から撤去された。 だからあれ以来、超音波の効果は信じていないけれど、うちの近くにある、ギリシャ大手の総合おもちゃ屋(生活雑貨もたくさん売られている)「JUMBO」に、中国製の蚊よけ超音波の器具が売られていて、親戚が買ったら、効果があったと言っていた。 まあ、うちの実家でも私たちみんな効果があると思い込んでいたから、信じてしまうものなのかもしれない。 小さい子供がいると、薬は使いたくないので、うちでは蚊よけはすっかりシトラスの香りのするキャンドルに頼っている。一度は上記の「JUMBO」で、シトラスの香りのする蚊取り線香も手に入れたことがあったけれど、替えが売られていなくて、それっきり。同じシトラスの香りのオイルを入れて、芯が少しずつ燃えると気化するタイプのものもある。 うちの叔父さんは、銀紙の上に、ギリシャのコーヒーの粉を乗せて、端っこに火をつけて、少しずつ焼けて出るかすかな煙で蚊を追い払ったりしていて、他の健康的な方法もいくつかあるらしい。 夜はまあまあ涼しい、乾燥したギリシャの気候だから、日が暮れ始める夜9時くらいから、近所におしゃべりに出かけたり、庭やベランダで遅くまで過ごす人々が多い。テレビも夏はベランダに置いて、涼みながら見たりする。そういう場面で、シトラスのキャンドルは重宝。 もう学校もほとんど休みに入ったので、朝早起きする必要のない子供からお年寄りにいたるまで、みなが夜更かしするギリシャ。夜の22時くらいの公園は、親子連れで一杯ということは珍しくない。(その代わり、夏の昼間の公園は、まったく人気がない。) うちではなんとか「早め」の21時半には、子供をベッドに連れて行くけれど、今日はさすがの暑さに、1時間ほどごろごろ。寝返りをうちながら、延々となにやら歌ったり、一人でしゃべったりしていて、なかなか眠らなかった。 昼ねをたーっぷりして、夜遅く寝る習慣は、ギリシャの気候では仕方ないのかもしれない。 |
2009-06-16 Tue 00:20
実はずっと楽しみに待っているのが、アテネのパルテノン神殿の麓に建設された、新アクローポリ博物館(新アクロポリス博物館)のオープン!
といってもアテネに住んでいない私は、すぐにいけるわけではないのが、残念なのだけれど・・・。 本来は、パルテノン神殿の後ろにあった小さい博物館が、全く規模の異なる、新しいモダンな建物に移転をしたもの。もちろん、ロンドンの大英博物館にあるパルテノン神殿の大理石返還も視野に入れ、長年の計画で進められていた博物館がついに完成した。 ![]() その記念すべき開館の祝典は6月20日で、ギリシャ国内だけでなく、国外でもテレビで映されるそう。ギリシャでは20日の夜20時から、国営チャンネルでその模様が見られる。 この祝典前には、17日から関係者やマスコミ関係者にのみ公開され、一般には6月21日からの公開となる。 もしこの時期アテネにいる!という方がいたら、 6月21日・22日・23日のみ、人数制限つき入場となり、博物館の公式サイトで今日6月15日ギリシャ時間19時半から予約を受け付けている、ということ! 6月24日以降は、普通に一般に公開される予定になっているので、チケットは上記サイトだけでなく、博物館のチケット売り場でも購入できる。 ★新アクローポリ博物館:全敷地面積=21000平米。展示品=約4000点。博物館からパルテノン神殿が見上げられる、素晴らしい景色で、ガラスをふんだんに使った、ギリシャで初めての現代的考古学博物館です。 信じられないことに、2009年の末まで、チケットはたったの1ユーロだそうです! 開館時間:月曜を除く毎日朝8時~夜20時(最終入館受付は、19時半になります。) そのほかの休館日は、1月1日、1月6日、3月25日、イースター前の聖金曜日、イースター翌日の月曜日、5月1日、聖神降臨祭の翌月曜日、8月15日、10月28日、12月25日、12月26日です。 博物館の一般向け入り口: Dionysiou Areopagitou Street カフェ・レストラン:カフェは一階。レストランは3階にあり、レストランではパルテノン神殿を見ながらギリシャ料理をいただけるそうです。 |
2009-06-01 Mon 20:12
晴れ時々曇り 毎日海日和のギリシャ。
最近ギリシャで話題になっているのが、以前にもちらっとお知らせしたことのある、「閉鎖された公共の場所での禁煙」ルールがなんと来月7月1日からスタートするという話。 キャンペーンなども組まれていて、最近はニュースやCMでも本当は結構なパーセンテージのギリシャ人がこの禁煙を待ち望んでいるという統計も発表されている。 知らない方のために一言説明しておくと、ギリシャ人は「ルールは破るためにある」と信じているといっても大げさではない性格の持ち主。そしてギリシャはヨーロッパでトップの喫煙国であり、タバコの生産も活発。恐ろしいことに13歳くらいから喫煙を始める子供も結構いるらしい。 だから、喫煙者のギリシャ人たちは、「ふふん、こんな決まりを作ったって、ヨーロッパ他国では通用してもギリシャでは守れるはずがないよ。」と思っている。 実は、タバコの煙の匂いが本当に耐えられない私にとって、、今までのギリシャ生活で一番最悪だったのが、どこへ出かけても煙からなかなか逃れられないことだった。 役所などの公共の場所の禁煙は、数年前に決まったのにも関わらず、イマイチ守られていなかった。普段乗る市内バスでも、たまに運転手がタバコを吸っていて、窓は開いていてもやっぱり時々煙が入ってくるから、あきれるし腹がたつ。 ところが、今回のはヨーロッパ共同体の他国で実施されているのと同じ、閉鎖された場所での喫煙が禁止されるというものだから、ギリシャ人が大好きなカフェ、それにナイトクラブやブズーキャでもタバコがすえなくなるという画期的な法律! カフェなどはたしか100平米以上の面積をもつお店ならば、ガラスなどで仕切った喫煙席を設けることも許可されているけれど、この新しいルールがスタートすると、基本的にタバコをすわない人が煙を吸わされなくてすむようになる、というわけだから、私にとっては天国のようなもの。 実施までちょうどあと一ヶ月。 罰金なども結構厳しく設定されているけれど、ギリシャは取り締まる方がいつまで根気よく取り締まっていくのか、というところにいつも問題があるから、最初だけ、ということにもなりかねない。 私としては、この禁煙法が永遠に続いてくれることを願うばかり・・・。 |
2009-05-24 Sun 00:07
毎日30度前後の日々。今年は春までずっと雨が多かったので川沿いも緑が多かったのだけれど、そろそろその草花も干からびてきた。先週から、夜になると蛙の声が聞こえる。
夏らしくなってきたと思えることの一つは、国産のメロンが市場に出てきたこと! 早速一つ目を食べたら、結構美味しかった。スイカはまだ輸入物しか売られていない。 そうそう、ギリシャではビワの実も数週間前に売られていて、今も近所のビワの木は実で一杯。少し買って、はちみつ漬けを作った。 ところで、最近話題になっているのが、ギリシャで生活する子供からお年寄りまで全ての人に関わる、AMKAについて。 AMKAとは、ギリシャ語で、Αριθμός Μητρώου Κοινωνικής Ασφάλισης、つまりアメリカでいうソーシャル・セキュリティ・ナンバーにあたるのかと思う。 本来、ギリシャの年金保険システムは、それは細かく職業別にわかれていて、そのシステムごとに医療サービスの内容も年金も異なるのだけれど、今年7月から、各自のもつ保険証以外に、このAMKAのカードが必要になるという。 年金の受け取りはもちろん、毎回医療サービスを受けるときに、このAMKAがないといけなくなるというわけ。 これがまた、ギリシャのグラフィオクラティア(役所関係の書類手続きがあまりにも複雑で面倒なこと)の一つだと思うのだけれど、例えば、私も、うちの息子も、うちの夫の保険に家族で加盟しているわけなので、その加盟した時点で一切の書類を届け出ているにも関わらず、このAMKAをもらうのに、また登録にいかなければならない。 そして、なぜか、自宅に直接AMKAのカードが送られてきている人もいるのに、大半はまだカードをもらっていない。 うちの夫や義兄夫婦はAMKA自体の番号はもう登録されていたけれど(これはネットで確認できる。)、私とうちの息子はもちろん、義兄夫婦の5歳半の子供もまだ登録されていないから、登録しに役所へ出かけないといけない。 そして、7月から必要になるというわりに、あまりにもまだ登録していない人が多いので、役所はごった返していると言う。 今月あたりは、ギリシャでは税務署への申告の時期にもあたっていて、これもギリシャは面倒なことに、給料以外に収入がない人、年金生活者、に至るまで、全員がとにかく申告しなければならないので、みなそちらの方に忙しかったのではないかと思う。 こんな時に、しかも暑くて街中に出かける気分にはならないのに、そんな新しい制度を導入しないでくれーという感じ。 とりあえず、来週にでもAMKAの登録はしようと思うけれど、カードはいつできることやら・・・。 |
2009-05-15 Fri 22:11
海日和の暑さが続く毎日。
ギリシャでは毎年盛り上がるヨーロッパ各国対抗の歌のコンテスト、ユーロヴィジョンが、去年の優勝国ロシアを会場に行われている。ロシアといえば、去年、以前も出場した人気歌手DIMA BILANに、フィギュアスケートの超有名選手エフゲニー・プルシェンコが協力して印象的な舞台で優勝した。 今回のモスクワのユーロビジョンの会場は広々としていて、ステージも凝っていて、なかなかいい感じ。 昨夜の予選では、今年の優勝候補に上がっているノルウェー、アゼルバイジャンなどとともにギリシャも決勝へ進出が確定した。 例年は、ギリシャの出場歌手は、3人の中から投票で選ばれるのだけれど、今年は最初からサキス・ルヴァスと決まっていた。歌だけが、投票で選ばれて、今年の出場曲は「This is our night」。 2004年にもルヴァスは出場して、3位になったときもすごい盛り上がりだったのだけれど、今年も優勝狙いで頑張るギリシャ。 サキス・ルヴァスはケルキラ島(コルフ島)出身で、ギリシャでは子供から大人にまで人気。今回はちょっと凝った舞台装置を使ったオリジナルな振り付けに仕上がっている。 私としては、ヨーロッパ各国が参加するのなら、それぞれの国独特の音楽で勝負して欲しいのだけれど、ユーロヴィジョンで優勝するには、あまりエスニックでは難しいといわれていて、ギリシャも大抵、毎年ギリシャ色の薄いポップスが選曲されている。 決勝は5月16日土曜日のギリシャ時間夜10時スタート。 出場各国の解説、写真、歌のビデオクリップはhttp://www.eurovision.tv/page/homeユーロヴィジョン公式サイト(英語)で見ることができます。(ビデオクリップと本番は、振り付けも迫力も全然違うのですが、本番のビデオはユーロヴィジョンが終わってから後ほどYOUTUBEなどで出回るので、そのころに探してみてください。) |
2009-05-02 Sat 03:26
曇り時々晴れ。 風が強くて結構寒い。
今日、5月1日の祝日「プロトマイア」(去年のプロトマイアの過去記事も参考にしてみてください。)は、ギリシャではいわゆる「メーデー」というだけでなく、春の花で祝う祝日でもあって、私はこの習慣が結構気に入っている。前夜から今日にかけでは、家々の玄関やベランダに、花輪も飾られる。 うちの姪っ子も昨日幼稚園で作って、持って帰ってきた。針金や糸などに、「マイの花」とギリシャで呼ばれる黄色い花(写真も過去の記事に載せているので、こちらの記事へどうぞ。)をつないで作る。他にも色とりどりの花で飾った花輪はあちこちの家で飾られていた。 今日は子連れで街中へ出かけてみたけれど、毎年プロトマイアの時期ににぎわう広場は工事が結局終わらず、たくさんあるカフェもほとんどガラガラ。それでも昨夜はほんの少しだけ花や食べ物を売る屋台が出ていたそうだけれど・・・。 中心のヨルギウー広場には、何にもなかった場所に突然オリーブの木と芝生、花が出現していた。本来は緑が少ないという意味で不評な広場なのだけれど、今日のプロトマイアに合わせてこんな演出が。これはなかなかよかった。 ![]() お昼近くになると、メーデーの行進も楽隊の演奏とともに始まった。 ![]() ![]() うちは家族でカフェでお茶したけれど、息子は最近お絵かきにはまっていて、紙のペンがあれば結構長い間座っていてくれるので助かる。 とうとう5月に入ったのに、しっかりジャケットを着込んでいないと耐えられない寒さ、というのが今年のギリシャの春の状況。一体いつになったら初夏がくるんだろう? |
2009-05-01 Fri 00:48
久しぶりに晴れて、結構日差しが強い。
今夜は明日のプロトマイアのお祝い(ギリシャではメーデーの行進と同時に花で祝うプロトマイアの祝日となっています。)で、広場に屋台や花やが並び、楽隊やカラギョージスの影絵劇などいろいろな催しがあってにぎわう。 気になる豚インフルエンザの情報の続報。 今のところ、ヨーロッパでは、イギリスで8人、スペインで10人、ドイツで3人、オーストリアで1人、スイス一人、オランダ一人の感染が確認されている。 今までは、感染者はみなメキシコへ最近旅行した人々に限られていたのだけれど、今日のニュースでは初めてスペインで、メキシコに全く足を運んでいない人に感染が確認されたということ。 ワクチンは9月以降にならないとできないという話なので、今治療できる薬というのは、抗ウイルス薬のタミフルなどに限られている。でもタミフルは発症後48時間以内でないと効果がないという。 またメキシコでは死者は20代から40代の若者と言われていたけれど、アメリカで初めて出た死亡者は23ヶ月の小さい子供!うちの子供とほぼ同じ年齢なので、本当に怖い。 また妊婦さんも感染しないように注意しないと、アメリカでは1988年、32歳の健康な妊婦さんが豚インフルエンザに感染して肺炎で入院し、8日後に死亡したケースがあるという。過去のスペイン風邪やアジア風邪のパンデミックでも非常に高い率の妊婦さんたちが亡くなったという。 |
2009-04-28 Tue 04:28
曇りか雨の多いこの頃。4月にしては寒すぎるし雨も多すぎる今年の春。
この数日突然緊急事態になっている、豚インフルエンザ。 ギリシャでは、空港でメキシコからの乗客の検査などをしたりしているそうだけれど、今のところ感染の疑いのある旅行者はいないという。 心配なのは、パトラスも毎日のようにヨーロッパやアメリカの観光客が船でやってくるのに、まだ港で検査は始まったというニュースはない。 メキシコでたくさん死者が出たと発表されてから数日で、アメリカ、カナダに加え、スペインでも一人感染者が確認された。他にもヨーロッパの数カ国で検査中の旅行者などがいるというから、これからどうなるか不安な毎日。 ずっと鳥インフルエンザを心配していたのに、また新しい型のインフルエンザが出るなんて本当に油断がならない。 新しいこのインフルエンザに対応するウイルスができるまでには、早くて4ヶ月もかかるということをニュースで言っていたから、当分の間心配が続きそう。 とりあえずは、他に対策はないので、万一必要になったらすぐ予防できるように、いくつかマスクを買っておこうと思う。 |
2009-04-19 Sun 17:46
晴れ
この時期は、テレビも聖書の物語などの映画ばかりやっている。 復活祭とは、磔にされたキリストが復活したことを祝うもの。 ギリシャの復活祭は、ギリシャで一番大きなお祭りで、伝統的な祝い方は、こんな感じ。 ①聖木曜日が十字架に磔にされた日で、翌日の金曜日は、エピタフィオと呼ばれ、色とりどりの花で飾られた、亡くなったキリストの棺に見立てた神輿のようなものが、教会から出発し、近辺を行進する。この日も相当の人が教会へ行くので、教会の中には入れないで、外で立っている人がたくさんいる。 このエピタフィオの神輿(?)の下をくぐると、病気にならないとか、病気が治ると言われていて、子供も大人もくぐる。白い衣装を着た子供たちは花弁をたくさん入れたかごを手にしていて、ミサの終わりに司祭さんは聖水を、この子供たちは花弁を人々に振り掛ける。 ②キリストの復活は聖土曜日の夜中。 土曜日の夕方には、イスラエルのイエルサレムで灯される聖なる火が飛行機でアテネに空輸され、夜中の復活の瞬間に間に合うよう、ギリシャ全土へ運ばれていく。 ただし、ケルキラ島、ヒオス島などでは、土曜の午前中に復活を祝うお祭りを行う伝統があって、たくさんの観光客が集まる有名なイベント。 ケルキラ島では、中心の広場に面する家々が、ベランダに赤く塗った大きなテラコッタのつぼを用意していて、一斉に路上へ落とすのが面白い。毎年ギリシャ中から観光客が出かけていく、独特のお祭り。 ヒオス島のものは、さらに激しくて、2地区に分かれて、ロケット弾のような花火でお互いを攻撃する、というもの!!家々や教会は家の外壁にカバーしたりして補強しているのだけれど、危険な伝統で、毎年禁止するよう裁判所から命令が言ったりしている。といっても長い間の伝統で楽しみにしている人々があまりにも多く、今年も行われた。 これは夜行われるので、暗い夜空に飛び交うロケット花火が映えて、すごい景色。これも観光客に大人気のイベント。 こんな感じで、ギリシャ中で、復活祭は珍しいお祭りが見れるのが楽しみの一つ。 さて、肝心の土曜の夜については、続きへどうぞ。 |
2009-03-29 Sun 17:15
今日は曇り。明日月曜から、パトラス上空にはアフリカの砂とともに暑い空気がやってくるとか。気温が24℃ほどまで上がる予想。
昨日土曜日の夜8時半から1時間は、ギリシャでも地球のために1時間電気を消そうという「イ・オーラ・ティス・ギス(地球の時間)」が、公共の期間と一般市民によって行われた。 パルテノン神殿のライトアップやリオ・アッディリオの橋のライトアップなども1時間消され、一般家庭ではあくまでも自発的なものなので、電気をつけたままの人ももちろんいたけれど、意外にたくさんの人が参加していた。 パトラス中心のヨルギウー広場では周辺の店舗なども消灯し、広場内にはろうそくをかざした人々がピースマークをかたどる風景も。 まあ時々停電があるギリシャでは、ろうそくは常備しているし、ろうそくの光だけで過ごすのには慣れているのだけれど、こうやって地球のために、というのを思い起こすのはよい機会。 うちの息子はろうそくの火が気に入ってしまって、今朝も、ろうそくに火をつけてくれ、とせっつくので困ってしまった(笑)。 |
2009-03-12 Thu 23:21
天気が崩れたり、晴れ間が出たりの繰り返し。昨夜からまた気温が下がり気味。
ギリシャ文化省で契約で働く人々のストライキがあって、そのストライキの場所に選んだ場所が、なんとパルテノン神殿のあるアクローポリ。外国からはるばる見に来た観光客たちは、ストライキの人々が入り口をはばんでいて、パルテノン神殿を間近で見ることができない状況だった。 とりあえず今日からまた通常通り開いているということ。 ニュースでもジャーナリストたちが、ストライキをする場所として世界遺産であるパルテノン神殿を使うことを非難していたけれど、本当に、これが一生で最後の機会かもしれない旅行で来ていたかもしれない観光客には気の毒で仕方がない。 パルテノン神殿に関わる話がもう一つ。 今日ふと見ていた、あるTV番組で紹介されていた女性のこと。トルコのポンドス出身(ポンドスとは、ギリシャ人が古代から住んでいた地域で、大半の人々が1923年、強制的にギリシャ国内へ移住させられた。)のためギリシャ語も読み書きはおぼつかないという。それなのに、ギリシャ人女優で政治家でもあったメリーナ・メルクーリに影響を受け、単身で大英博物館に保存されているパルテノン神殿の大理石(The Elgin Marbles)を返還する運動を長年続けている。 毎日仕事が終わると、アクローポリにテーブルを広げ、アクローポリを訪れる世界中の人々に大理石返還を願う署名をお願いしているそうで、今まで、有名な政治家やオリンピック選手を含めて国籍も年齢も異なるたくさんの人々の署名が集まっている。 |
2009-03-05 Thu 22:08
先日から立て続けに、日本からのEMS(郵便局の国際エクスプレスメール)小包を受け取る機会があった。
よっぽどのものを送らない限り、税金は取られたことがなかったEMS. ところが今回は2回とも、中身に関係なく、なんだかの税金ということで6ユーロを徴収されたので、理由を聞いてみると・・・。 なんと、この2009年に入ってから、日本などからくるEMSには、内容物に関係なく毎回6ユーロを税関が徴収することになったと、配達のお兄さんが教えてくれた。 これはEMSでも封筒なら除外で、小包の場合だけ、だそうなのだけれど、既に日本で相当な料金を取られているのに、さらにこちらでそんなに取られるなんて腹が立つ。 何か安い方法はないものか・・・。 |
2009-02-26 Thu 07:12
3月1日NHK BS1の「地球アゴラ」という番組内で、パトラス・カーニバルの様子が生中継されます。
21時10分からの番組で、ちょうどパトラスのカーニバル最終日、一番大きなパレードが開始するギリシャ時間の14時過ぎに当たります。 私は撮影の準備とパレードの説明を担当しています。 実際の中継時間は短いものの、雰囲気は伝わるかと思うので、興味のある方は是非見てみてくださいね。 |
2009-02-22 Sun 07:23
すでに十分寒いのに、明日からますます寒くなるという予報。ギリシャ広範囲で雪も降るという。
パトラスの2009年カーニバルのサイトに、今年のパレード参加グループの衣装、写真一覧表が載っていた。(興味のある方は、こちらへ。) カーニバルのサイトは大半は英語なら読むことができるので、写真などで雰囲気を見たい方はこちらのサイトでどうぞ。 |
2009-02-06 Fri 07:35
相変わらず暖冬。この二日ほど、パトラスでは日中16度ほど。
コンピュータは完全に直っていないけれど、とりあえず、久しぶりの更新を。 昨年の9月に参加者を募集していた、BIG IN JAPAN という番組が2月1日よりスタートした。日本を舞台に、日本のゲーム番組に出場して、負けると帰国しないといけないというリアリティ番組。 私の日本語を教えていた生徒さんたちも応募したけれど、一時審査も通らなかったと言っていて、どうも日本を全然知らないギリシャ人に日本らしい食事や生活を見せてびっくりさせたいという意向があったように思う。 とりあえず、ギリシャで日本をこれだけ見せる番組はないので、日本を知ってもらうよい機会になりそう。 毎週日曜日、ALPHAチャンネルで、夜21;45より。 司会はアメリカ育ちのギリシャ人のカロミラ。彼女もギリシャのリアリティ番組FAME STORYで優勝して有名になった歌手。 そのうち番組がYOU TUBEに載るかも知れないけれど、とりあえず、番組の宣伝部分だけでも、興味があったらどうぞ。 |
2009-01-21 Wed 04:14
まだ新しいコンピュータを使って間もないのだけれど、よくフリーズするなあと思っていたら、とうとうストップエラーがまた出てしまった。前回もこれでコンピュータのハードがすっかり壊れてしまった上に、原因不明のエラーということだったから、今回もまたコンピュータなしの生活になりそう。
今もいつブラックアウトするかわからないので、なるべく早く修理に出さないといけない。 というわけで、いくつかメールをいただいているのですが、お返事はしばらくお待ちいただくことになりそうです。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。 |
2009-01-17 Sat 17:41
Info Center Patras のサイトに振り回されたのだけれど、新聞やTYによると、実際の2009年カーニバル開会式は今日17日、土曜日の夜9時にスタートするということ。
Info Centerは、誰かハッカーにでもいたずらされているようで、今日見たら、今度は開会式が10日と書いてあってあきれてしまった。 今夜は式を見に行く予定なので、報告はその後。 |